【SSWコラム】souが事業として目指すこと
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「なぜsouは、女性の創業や起業を支援するのか?」
今回はその背景にある“社会の今”についてお話ししたいと思います。
⚫︎長野県に見るジェンダー格差の現実
長野県は、2025年に発表された都道府県別のジェンダーギャップ指数で全国20位。
一見そこまで悪くない順位にも見えますが、実は「経済」の分野だけを見ると37位と大きく順位を下げています。特に「男女賃金格差」「管理職の女性割合」「社長の男女比」などで、全国ワーストに近い水準にあるのが現実です。

共同通信:都道府県別ジェンダーギャップ指数2025 https://digital.kyodonews.jp/gender2025/data/20?year=2025
信濃毎日新聞でも、2025年元日から「ともにあたらしく〜ジェンダー地方から〜」という連載が始まりました。ここではデータと当事者の声の両面から、地方における性差の実態が丁寧に描かれています。
ある調査によれば、「性別が理由で長野県を出たいと思ったことがある」と答えた人は、女性が圧倒的に多く、家庭内の役割分担においても「理想」と「現実」が大きく乖離している様子が浮かび上がっています。


信濃毎日新聞(2025年1月1日)https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2024123100283
⚫︎「起業」を選びにくい空気
加えて、長野県の若者の意識にも気になる傾向があります。
日本財団の「18歳意識調査」によると、長野県の18歳は「自分の力で社会を変えられる」と思っている人の割合が全国でも低く、「自分には人に誇れる個性がある」と答えた割合は最下位でした。
こうした若者の意識は、私たち大人の社会がつくってきた空気の中で育まれてきたものかもしれません。
世界に目を向けてみると、起業活動は社会課題の解決や自己実現の手段としてますます注目を集めています。しかし、日本はその波にうまく乗れていない国の一つです。失敗を許さない風土や、ロールモデルの不足、起業を選択肢に入れづらい教育や文化。
その中でも長野県は、さらに起業への心理的・社会的ハードルが高い地域であることが、様々な調査から見えてきます。
⚫︎souが大切にしていること
こうした背景の中で、souが目指しているのは、単なる「起業支援」ではありません。
「自分には、人に誇れる何かがある」
「自分の力で、社会は変えられる」
「人の力を借りながら、自分の力を発揮していい」
そんなふうに思える人を一人でも増やしていくこと。それこそが、souの原点であり、これからも変わらない私たちの目指す未来です。
⚫︎2025年度の3つの取り組み
2025年度、souでは以下の3つの柱で活動を展開します:
sou-ME事業(全6回)
「好き」や「大切にしたいこと」を形にして、事業化を考えるプログラム
sou-Nagano事業(全6回)
自分だけでなく「地域の幸せ」も事業にしていく、共創型の起業支援
sou-Mentors事業(毎月随時)
気軽に相談できる個別メンタリング。2023年度から継続実施中
いずれのプログラムも参加無料。個別相談も回数に制限はありません。
自分の可能性を信じたいとき、ちょっと誰かに話を聞いてほしいとき。
ぜひ、souを頼ってみてください。
詳細リンク
長野県版ドローンサービス活用促進プラットフォーム「NAGANO DRONE PLATFORM」
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▪概要
ドローンサービス提供者の概要やサービス内容の紹介、広域での検索、自動見積、利用者とのマッチングの機能を提供しています。また、全国各地域のドローン関連情報を掲載しています。詳細については、「ドローンプラットフォーム・クロス」をご覧ください。
・ドローンサービス提供者の皆様へ
本プラットフォームへの掲載を希望される方を随時募集中です!「新規事業者登録」からお手続をお願いします。
・ドローンサービス利用者の皆様へ
本プラットフォームは無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください!
・詳細リンク
▪参考
DX推進課では、官民で連携する「信州次世代空モビリティ活用推進協議会」を運営し、長野県内でのドローンや空飛ぶクルマ等の「次世代空モビリティ」の活用を推進しております。
協議会の詳細は、「長野県DX webサイト-信州空の移動革命」をご覧ください。
信州アクセラレーションプログラムの支援対象企業を募集します!
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長野県は、AIやIoT等の新技術による変革や人口減少による急激な社会変化の中、次世代産業の創出を担う企業や持続的な成長と地域課題の解決を目指す企業に対し、集中的伴走支援を行うアクセラレーションプログラムを提供します。
短期間で大きな成長を望む起業家の皆様、是非ともご応募ください!!
■募集者数:6社


■支援内容
支援対象企業に対し、充実した支援プログラムを提供します。
●メンタリング期間(8月下旬~11月)
本プログラムの運営受託者による面談・研修のほか、外部メンターを活用したメンタリングの実施 ※月2~3回程度
●成果報告会(12月中旬)
成果報告会でのプレゼンテーション及びマッチング機会の提供
●フォローアップ期間(1月~2月)
起業に関するセミナー等(信州スタートアップステーション開催)への参加のほか、資金調達・県内企業との協業に係る検討・視察等の実施
■申込締切:7月25日(金)
応募資格:次の要件を満たしていること
・創業後概ね5年以内(第二創業・既存企業の新規事業等含む)
・独自性・新規性・競争優位性があるビジネスモデル・商品・技術を有している
・長野県のリソース(本社・拠点設置、人材雇用、県内企業との協業、地域資源等)を活用する
WE-Nagano Global Conference 2025
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2024年に引き続き2回目となる「WE-Nagano Global Conference 2025」の参加者(来場者)を受付けています。
今回は、わたしたちがどのように『良い暮らし』を地域でつくっていくことができるのか、国内外からお呼びするスピーカーや参加者の皆さまと共に、グローバルな視点も含めて、長野県から創造する『良い暮らし』『良い地域』について考えます。
添付チラシより詳細をご確認の上、チラシ内のQRコードまたは以下のリンクよりお申込みいただけます(7月13日(日)まで)。
たくさんのお申込み、お待ちしております。
<お申込み> https://forms.office.com/r/fXQhnn1i4x
※お申込みがなくともご来場いただけますが、定員を満たしている場合、お申込みがある方を優先させていただきます。
Startup Weekend松本2nd
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米国発・世界中に広がる「Startup Weekend」は、週末を使ってアイデアをカタチにする体験型イベントです。
単なるイベントにとどまらず、起業家とそれを応援するコミュニティを街に創っていきます。
やってみたかったこと、ふと思いついたアイデアを、仲間と一緒にカタチにしませんか?
最初の一歩を、ここで。
詳細リンク
4days創業セミナー@SSS長野(現地開催)のお知らせ
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「信州スタートアップステーション(SSS)」主催で、ビジネスのアイデア出しから事業計画の作成までみっちりサポートする全4回の創業セミナーを開催します!
これから創業したいと考えている方はもちろん、創業したもののビジネスモデルの構築に悩んでいる方など、ビジネスモデルをブラッシュアップしたい方を広く募集いたします。
また、今回は全て現地開催となりますので、起業家同士の交流をしたい方もふるってご参加ください。
添付チラシより詳細をご確認の上、チラシ内のQRコードまたは以下のリンクよりご応募いただけます。たくさんのご応募、お待ちしております。
<お申込み> https://forms.office.com/e/gimueW2MWk
山ノ内町空き家等再生事業補助金
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町内にて空き家等を活用し店舗等を営もうとする個人又は法人を対象とした補助金です。空き家等の改修に対する補助と賃借料に対する補助の2種類があります。 ①改修費補助:対象経費の4/10で最大150万円(休眠スペースは90万円) ②家賃補助:対象経費の2/3で最大60万円(2年目以降は補助率、限度額が変わります)
詳細リンク
SOU-Online 2025年度のご紹介
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3年目となるSOUは、内容をアップデートしてみなさまにお届けいたします。
SOU事業の詳細および、メンターのご紹介をオンラインで行います。
ぜひお気軽にご参加ください!
【開催概要】
日時:5月28日(水)12時〜13時
場所:オンライン
費用:無料
お申込みはこちら
「SSSコーディネーター大集合~R7年度のSSSプログラムのご紹介~」
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R7年度の信州スタートアップステーション(SSS)がスタートしました。今年度で6年目を迎えるSSSでは、コーディネーターの陣容も充実し、多くの起業家支援プログラムを展開する予定です。今年度の盛りだくさんなプログラムとともに、個性豊かなコーディネーターを見て、あなたにとってベストな伴走者を見つけてみてください。
<日時>2025年5月15(木)12:00-13:00
<会場>オンライン(ウェビナー)
<対象者>県内の起業家、起業家予備軍、支援機関等
<内容>SSSの長野・松本に常駐するコーディネーターのご紹介、R7年度SSSのプログラムのご紹介、その他、起業時に活用できる県の補助金のご紹介や、SSSを利用するスペシャルゲスト(起業家)によるSSSを使い倒す方法についてパネルディスカッション形式でお話しさせて頂きます
<登壇者>
(SSS)佐藤崇道、森山祐樹、中川理紗子、田中亮介、久保信也
<タイムスケジュール>
12:00-12:20 SSSコーディネーターの紹介
12:20-12:30 SSSプログラムの紹介
12:30-12:50 SSS活用方法について(パネルディスカッション)
12:50-13:00 Q&A
<申込み> https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_O2PWE4HcSUqv-CDfG-yxeA
令和7年度ソーシャル・ビジネス創業支援金(長野県地域課題解決型創業支援事業)
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地域の課題をビジネスの手法で解決するソーシャル・イノベーションにより創業等を行う方を支援することを目的とした事業です。県内の地域課題に対する社会的事業の創業者等に対し、創業等に必要な経費を補助します。
ご興味のある方は当機構ホームページをご覧ください。
コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業補助金公募のお知らせ
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「信州ITバレー構想(令和元年9月策定)」の具現化に向けて、県内IT中小企業が取り組む産学官連携コンソーシアムを活用した共創により、革新的なITシステム開発に要する経費に対して補助金を交付します。つきましては、補助事業者を広く募集いたしますので是非ご応募ください。
【SSWコラム】自分のビジネスにキャッチコピーを
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昨年の春から、私は大学のキャリアセンターで週に1回、キャリアアドバイザーをしています。そこでは、「やりたい仕事が見つからない」「就活の進め方がわからない」といった進路相談から、模擬面接やエントリーシートの書き方まで、さまざまな相談に対応しています。
面接は、自分自身のプレゼンテーションの場です。自身の強みや経験を簡潔にアピールし、それを志望理由へとつなげることが求められます。その際に必要なのは、一貫性です。借り物の言葉ではなく、自分の内面から出てくる言葉で語ることで、表現が洗練されていなくても、想いは相手に伝わります。
そんな中、ある県内企業のエントリーシートの設問に感銘を受けました。それは、
「あなたのキャッチフレーズをご記入ください。(20文字以内)」
というもの。
一般的なエントリーシートには「自己PR」という項目がありますが、多くの学生(さらには社会人も含め)にとって、自分の強みを言語化するのは難しい作業で、結果として「主体性」「協調性」「計画性」などのビッグワードが並びがちです。これでは「自己PR」といいながら逆に「自分らしさ」が伝わりにくくなってしまいます。
一方、「キャッチフレーズ」ならば、「他と違う自分の個性」を表現しようとする意識が働きます。
良いキャッチフレーズとは?
キャッチフレーズやコピーにはさまざまな定義がありますが、よく挙げられるポイントは以下の通りです。
簡潔であること
言葉とイメージに一貫性があること
感情に訴求すること
意外性があること
(ちなみに、私の本業は広告代理店の企画職です。一応…)
売りたいもの、知ってもらいたいもの(就活の場合は自分自身ですね)には、キャッチフレーズをつくる。これは当たり前のようでいて、実は強力な武器になります。
【ビジネスにおけるキャッチコピーの重要性】
自分で事業を立ち上げる場合、サービスや商品をターゲットとなる多くの人々に知ってもらうためには「伝える」工夫が必要です。チラシを作ったり、SNSを活用したりといった手法(HOW)に意識が向きがちですが、最も大切なのは、そのサービスや商品の強みや個性、想い(WHY)を簡潔に言葉で表現することです。
事業がスタートする前も、始まった後も、「私のサービス・商品はこういうものです」と何百回、何千回と語る機会があります。その言葉が洗練されていればいるほど、相手に伝わりやすくなります。
プロのコピーライターに依頼するのも一つの方法ですが、商品の生みの親である自分自身が考え抜き、言葉を磨いていく過程には多くの気付きがあります。そのプロセスの中で、メンターに相談しながら壁打ちするのもおすすめです。自分では気づかなかった魅力や特徴が見つかるかもしれません。
ぜひ、みなさんも 自分自身のキャッチコピー、そしてビジネスのキャッチコピーを考えてみてください!