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2024.7.16

関東経済産業局「知財を企業の強みに!「稼ぐ力」向上プロジェクト」の公募について

2024.7.16
アクセラレーションプログラムを探している

【事業内容】
本事業は、中小企業・中堅企業・スタートアップの競争力の源泉となる「知的財産」をより効果
的・効率的に経営に活用することを推進する取組です
中小企業・中堅企業・スタートアップの「強み」を知財として認識し高め、経営を成功に導く「知
財戦略」を推進するための支援を行います

【支援対象】
関東経済産業局管内(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
・新潟県・山梨県・長野県・静岡県)に本社のあるスタートアップ企業、自社の強み(技術・ノウハウなどを含む広義の知的財産)を経営に活かすことに対して、意欲や熱意、課題認識等を有する中小企業、中堅企業、スタートアップ
・支援期間中に、5~7回程度の支援(5名程度の専門家等)を受け入れることができ
る企業
・ 機密情報などを除く取組の概要や成果について、事例集への作成協力及び事例集
の公表を了承できる企業
・ 成果報告会について、事務局から依頼のあった場合に参加・発表等を行うことに了
承できる企業

【支援内容の概要】
・知財経営を社内に定着させることによって経営上の成果創出に向けた活動を実施
していくためのアドバイスを実施いたします。
・具体的には、今後のビジョン等をお伺いしたうえで経営課題の整理を行い、知的財
産の観点から解決策の検討に向けたディスカッション等を実施する予定です。また
、最後に今後のアクションに向けた方針の整理も実施予定です。
・支援はあくまでも助言・アドバイスの範囲に限られるものであり、特許等の出願に関
する書類作成や先行調査等を請け負って実施すること、契約書の作成、交渉等の
場への同席、紛争解決に関する代理行為等を実施することはできませんので、予
めご留意ください。

【応募期間】
2024年6月24日(月)~2024年7月22日(月)まで
【応募方法】
以下記載のアドレスに、書類を添付しメールにてご提出をお願いいたします。
E-mail: kanto-chizai_2024@tohmatsu.co.jp
※メールの件名に、「知財を企業の強みに!「稼ぐ力」向上プロジェクト」と記載くだ
さい。
・詳細は下記、関東経済産業局のHPを参照ください。
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/chizai/6fy_bansou_kigyo_koubo.html

◆お問合せ先
令和6年度「知財を企業の強みに!「稼ぐ力」向上プロジェクト」
事務局:有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部 ライフサイエンス
担当:土屋亮、高橋史葉、加藤京子
〒100-8360 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビルディング
E-mail: kanto-chizai_2024@tohmatsu.co.jp

EVENT
2024.7.2

【7/19-21】WE-Nagano Global Conference

主催:WE-Nagano
募集期間:2024/07/02〜2024/07/21
開催期間:2024/07/19〜
2024.7.2
イベント/セミナー/研修を探している

県内全エリア

女性的な視点から創造する「良い企業」「良い地域」

WE-Nagano(Women Entrepreneurs Nagano)は、
すべての人が「わたし」を創造的に生きることを応援する長野県立大学発のプロジェクトです。
すべての人が起業家精神を持ち、一人一人がイノベーションを生み出す「わたし」として、グローバルな視座と女性的な視点から地域について考え、国籍・性別・世代・分野などを超えて、共に未来をつくっていく3日間のグローバル・カンフェレンスを開催します。

1・2日目は、仏教・アート・ビジネス・アカデミアの多彩な分野のスピーカーによるセッション。
3日目は、2日間のセッションを通じて生まれてきた気持ちをアートを通じて表現し、未来に繋げていくワークショップの実施。

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◾️開催日・場所
   7月19日(金)   長野市芸術館 アクトスペース( 鶴賀緑町番地1613)
   7月20-21日(土)  長野県立大学(長野市三輪8-49-7):   
◾️お申し込み
   https://we-nagano-01.peatix.com/
   (一部、先着順/有料セッションがございますので、お申し込みをお願いします)

WE-Nagano HP:https://we-nagano.com/
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ARTICLE
2024.6.4

投資による伴走支援とは? 社会課題の解決に取り組む起業家を応援する「信州スタートアップ・承継支援ファンド」<後編>

2024.6.4
とりあえず事業の相談がしたい 資金調達(投資/融資)を検討している

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長野県内での次世代新規産業の創業、及び事業継承支援のために令和3年に設立された「信州スタートアップ・承継支援ファンド」(以下、信州SSファンド)。創業初期段階の資金配給と、目標達成に向けた伴走支援を行っています。

ファンドを運営しているのは、これまで数多くの地方創生ファンドを運営してきた株式会社フューチャーベンチャーキャピタルです。

インタビュー後編では、東日本投資部 次長として、信州SSファンドで伴走支援を行っている石坂 颯都(いしざかりゅうと)さんに、投資による支援とはどういうことか、どんな事業が投資対象になるのか、長野県の創業の傾向などを聞きました。

<お話を聞いた人>
株式会社フューチャーベンチャーキャピタル
東日本投資部 次長 インベストメントオフィサー 石坂 颯都(いしざかりゅうと)さん 
外資系生命保険会社を経て入社。地域活性化や社会課題の解決に取組む起業家を応援したい思いで業務に従事している。案件発掘から投資育成、ファンド組成まで幅広く経験。複数EXIT実績あり。自治体アクセラプログラム審査員等も担う。

地域の課題をビジネスの力で解決する

――インタビュー前編では、投資を受けるには「新規性」が大事だとお話をいただきましたが、これまで「信州SSファンド」で投資を行ってきた事業にはどんなケースがありますか?

たとえば、長野県小諸市に本社を置くMYCL Japan株式会社(以下、MYCL Japan)は、キノコの菌糸体を培養して生産される植物由来成分100%の新素材「マッシュルームレザーMYCL」の開発・製造に挑む信州発のスタートアップ企業です。

――キノコを活用して革風の素材に! 面白い取り組みですね。

長野県はキノコの生産量日本一ですが、年々生産者が減少しているという課題があります。MYCL Japanは、食用以外で新素材としてのキノコの新たな製品価値を生み出し、新たな信州の特産品を作りたいという思いで事業に取り組んでいます。さらに、代表的な製品であるマッシュルームレザーMYCL は、動物性原料を使用せず、プラスチック樹脂や化学物質の使用も大幅に抑えています。

「信州の名産であるキノコを活用する」というご当地性があり、なおかつ動物愛護の観点でも環境面でも社会課題の解決につながる新しいビジネスモデルだったので、伴走支援をする私たちも事業計画を聞いていてわくわくしましたね。MYCL Japanは、「信州アクセラレーションプログラム」※1にも採択されています。

――地域の課題解決が、さらに世界規模のビジネスモデルになっていく。ほかにも、石坂さんの印象に残っている事例があれば教えてください。

ほかにも、松本市に本社を置く株式会社XAXA(以下、XAXA)は、ペットの暮らしの質を高めるために商品開発と販売を行うベンチャー企業です。MYCL Japan同様に、「信州アクセラレーションプログラム」※1に採択されています。

――ペットフードというと既に世の中にあるビジネスモデルに思えますが、どんなところに新規性があったのですか?

XAXAの魅力は、サービスのスマートニッチさにあります。XAXAのペットフードは、新鮮な食材を新鮮なまま食べられる新感覚で栄養満点なローフードとフレッシュフードです。一食1000円〜という高価格帯の高級ペットフードなんです。

第一弾プロダクトとして、日本の生食文化で培った技術と新鮮な食材を活かし、世界に誇れる高品質な犬や猫向けの食事「XAXA PREMIUM PET FOOD」を開発しており、ペットの健康だけでなく、フードの美味しさも追求し、ペットのQOL向上を目指しています。

――なるほど、これまでにない新たなビジネスモデルですね。

ここ数年、コロナ禍でおうち時間が増えたことにより、ペットを家族の一員としてより大切に扱う傾向が高まりましたよね。そこで、XAXAは「大切なペットのためなら一食1000円でも安いくらい」というお客様を狙った大胆なデザインやPRのプランニングを行うことで、世界展開を狙っています。

※1「信州アクセラレーションプログラム」とは……信州スタートアップステーションが取り組む、創業後間もない企業に対する短期間の集中的伴走支援プログラム。

地域活性化や社会課題の解決に取り組む起業家を応援したい

――先ほどのマッシュルームレザーのケースといい、新しいビジネスが世の中に出ていくのを支援するのはワクワクしそうですね。なにより、お話されている石坂さんが楽しそうです。

ありがとうございます。起業家の皆さんがどう思っているかはわかりませんが、個人的にはこの仕事はとても自分に合ってるなと感じています。

――伴走支援をする側の石坂さんご自身についてもお聞きしたいです。石坂さんは、どういった経緯でFVCで働き始めたのですか?

私は神奈川県の横須賀で育ったのですが、横須賀はいわゆる田舎町なんです。同級生を見ていても、みんな東京に出てしまう。自分の地元が寂れてしまうことに対して、モヤモヤを抱えている部分がありました。

自分も進学のために一度地元を離れたのですが、大学生の頃に東日本大震災が起きました。東北に何度もボランティアに通ううちに、地方活性化に興味を持つようになったんです。

――地元への思いや、学生時代の経験が今につながっているのですね。

大学卒業後、大学院で地方活性化について学び、その後保険会社に入社して経営者向けの保険の販売を行っていました。ですが、保険というのはあくまで「何かがあったときのお守り」なので、もっと前向きに、新しいことに取り組む人たちを応援したいという思いが大きくなってきて。

転職を考えていた中でたまたまFVCに出会い、投資を通じて地方のベンチャーを支援するという経営理念に共感し、縁あって働き始めました。仕事内容ももちろんですが、学生時代から、僕は自分が前に出るというよりは人の成功を支援する方が好きだなと感じていたので、この仕事はまさに天職だなと思っています。

――サポート役の方が向いていると。

大学1年生の頃からずっと塾の先生のアルバイトをしていたんですが、当時から、人が成功したり、目標を達成することを応援したりサポートすることが好きで。塾の先生と投資会社ではやることは異なりますが、チャレンジや夢を応援するという点では共通するものがあるのかなと。

入社して以降、投資担当という形でさまざまな地域の企業さんとお会いして投資による支援を行ったり、信州SSファンドの設立に携わったりと、長年自分がやってみたいと感じていたことを実現できています。

創業の鍵は「思いの強さ」と「解決したい課題の根深さ」

――これまで数多くの起業家の支援に関わってきた中で、石坂さんは創業を目指す方のどこを見ていますか?

事業の内容やアイディアはもちろんですが、やはり一番大切なのはその人自身ですね。そもそも、投資の対象となる方はまだ過去の実績や決算書がなにもない状態です。ですから、「思い」の部分をよく見るようにしています。

――「思い」ですか。

はい。「なぜそのビジネスをやりたいのか」の根っこの部分ですね。起業をするということは、リスクを負って、数々のハードルを超えていく必要があります。起業をしてから、なかなか事業が軌道にのらないことや、事業の方向性や戦略を変える必要性が生まれることはざらにあります。そんな時に、へこたれずにしっかりと次に進める人であるかが重要ですね。

それから、その人が事業を通じて解決しようとしている課題の広さ、根深さも見るようにしています。

――「課題の広さと根深さ」というのは?

何かに困ってる人が多ければ多いほど、潜在顧客がいることになるので、事業は大きく成長します。また、市場としては大きくなくても、根深い課題があれば、その課題を解決することによって助かる人が出てくる。

長野県をはじめ、地方では後者のようなローカルベンチャーやスマートニッチ型のビジネスの方が多い傾向にあるため、信州SSファンドでは課題の広さだけで投資の可否を判断するのではなく、深さを見るようにしています。

――創業する人が増えれば増えるほど、困っている人が助かるという側面がある。信州SSファンドは、その手助けをしているのですね。最後に、今まさに創業を考えている方に向けたメッセージをお願いします。

とにかく、まずは相談していただきたい。その一言に尽きます。創業支援をしていると、かなり形になってからアイディアを出したがる方が多いんです。実際に投資による支援が行えるのは、ある程度ビジネスが形になってからなのですが、もっと前の段階からまずは気軽にお話を聞かせていただきたいです。

起業や創業に答えが結びつかなくても、誰しも「自己実現でこういうことをしたい」、「生活をしていく中で不便さを感じている」、「世の中がもっとこうなったらいいな」という思いを持っているのではないでしょうか。その段階からお話を聞かせていただいて、じっくり関係性を築いていくことで、最終的に投資につながることもあります。

会社としても、私個人としても、長野県ならではのアイディアがどんどん形になって世に出ていくことを応援し続けたいと思っています。

ARTICLE
2024.6.4

投資による創業支援とは? 社会課題解決に取り組む起業家を応援する「信州スタートアップ・承継支援ファンド」<前編>

2024.6.4
とりあえず事業の相談がしたい 資金調達(投資/融資)を検討している

県内全エリア

創業初期の起業家にとって、ハードルの一つとなるのが資金調達。自己資金でまかなう、金融機関から融資を受ける。そのほかに、「ファンドを利用する」という選択肢があることを知っていますか?

ファンドは、投資家から預かった資金をベンチャー企業へ投資する役割を持ちます。投資の対象は会社を立ち上げたばかりの企業が多いため、ファンドの運営者は起業家の思いをじっくり聴き、事業の将来性を見定めて投資を行っています。

これまで数多くの地方創生ファンドを運営してきた、株式会社フューチャーベンチャーキャピタルの石坂 颯都(いしざかりゅうと)さんに、投資による創業支援とはどういうことか、どんな事業が投資対象になるのか、長野県の創業の傾向などを聞きました。

<お話を聞いた人>
株式会社フューチャーベンチャーキャピタル
東日本投資部 次長 インベストメントオフィサー 石坂 颯都(いしざかりゅうと)さん 
外資系生命保険会社を経て入社。地域活性化や社会課題の解決に取組む起業家を応援したい思いで業務に従事している。案件発掘から投資育成、ファンド組成まで幅広く経験。複数EXIT実績あり。自治体アクセラプログラム審査員等も担う。

「地方創生」をキーワードに、投資による起業家支援・創業支援を

――フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(以下FVC)について教えてください。

FVCは、1998年に独立系ベンチャーキャピタルとして京都で創業した会社です。現在は、東京都、岩手県、愛媛県にも展開しています。
ベンチャーキャピタルとは、いわゆるベンチャー企業など未上場の新興企業に出資して株式を取得し、将来的にその企業が上場した際に株式を売却することで利益の獲得を目指す投資会社や投資ファンドのことを指します。なかでもFVCは、創業当時から「地域活性化」や「地方創生」をキーワードに、投資による地方の起業家支援・創業支援を行ってきました。

――「地方創生」に力を入れているのですね。

一般的な投資会社は、東京などの都市部に拠点を置いて、大きく羽ばたくような企業の支援を中心に行っているところが多いのですが、FVCは、地域の課題解決や、新しい事業に取り組むローカルベンチャーの支援を続けています。
具体的には、地域のベンチャー企業を支援するための「地方創生ファンド」と、事業会社のオープンイノベーションを促進するための「CVCファンド」、ものづくり企業など特性のあるテーマに特化した有望なベンチャー企業に投資を行う「テーマファンド」の運営に取り組んでいます。また、資金を投入するだけでなく、長期的な事業継続に向け、事業育成、人材育成、事業コンサルティングなどの支援も行っています。

長野県での創業に寄り添う、「信州スタートアップ・承継支援ファンド」を運営

――FVCが長野県で運営している、「信州スタートアップ・承継支援ファンド(以下、信州SSファンド)」について教えてください。

信州SSファンドは、長野県内の地域金融機関等とFVCが共同で設立したファンドです。 創業・第二創業期にある企業や事業承継における後継者の株式買い取り問題を抱える企業に対して投資による資金供給を行うことで、地域経済の発展と新たな雇用を創出することを目的としています。
従来のベンチャーファンドは株式上場を前提としているものが多いのですが、当ファンドは必ずしも上場は前提としない点が特徴です。

――上場を前提としていないのはどうしてですか?

まず上場とは、証券取引所で株式が売買されるようになることです。株式を上場させると、会社はお金をたくさん集めることができるようになり、上場することでその会社は世の中の人に認められ、ビジネスがしやすくなります。
東京では、上場を目指して起業する方が多いのですが、長野県は必ずしもそうではない。それよりも、起業を通して自己実現をしたり、社会課題の解決をしたいという方が多いんです。そのため、信州SSファンドは、長野県で創業を目指す方に寄り添い、上昇を志向する起業家の方の支援も行いつつ、必ずしも上場を前提としないファンドを運営しています。

――長野県における創業にはそんな特徴があるのですね。信州SSファンドの利用者は現在どれくらいいるのですか?

運営を始めてから約2年間で、「ファンドを使いたいです、興味があります」とお問合せをいただいた件数は100社を超えました。その中で、実際に支援に至ったのは14社です(2024年5月現在)。アイデアの段階の起業家から事業計画をしっかり練った起業家まで幅広くお問い合わせをいただいています。
入口は様々ですが、「創業にあたり資金調達に困っているが、融資ではなかなか支援しづらい」となった場合に、SSSや長野県内の金融機関から「信州SSファンド」におつなぎいただくケースが多いですね。

投資では、ビジネスの新規性が重視される

――「融資では支援しづらい」とはどういうことですか?

まず、融資とは「利息の獲得を目的としてお金を貸すこと」であり、返済の確実性が重視されます。例えば、美容師の方が「長野駅前で新しく美容院を始めたい」という場合は融資の検討対象になります。逆に、まだこの世にないサービスや、新しい価値を生み出すビジネスモデルの場合、確実に収益が得られるかの判断ができないため、金融機関による融資の支援は難しくなるんです。

――誰もが知っているビジネスモデルで、確実に利益が出そうであれば融資による支援が受けられると。

その通りです。一方で、私たちが行う「投資」とは、将来的な利益を期待して資金を融通すること。事業の成長性を重視するんです。そのため、融資とは逆に、どんな事業内容であれ何かしらの新規性が必要です。
例えば、「善光寺の近くにコワーキングスペースを作ります」という方に投資をするのは難しい。ですが、例えば「長野県内のコワーキングスペースを網羅し、ワークスペースや会議室を予約するシステムを開発します」という事業であれば、新規性があるので投資対象となるかもしれません。

――なるほど。投資を受けるには、既存のビジネスモデルにはない新規性が大事なのですね。

とはいえ、「こんなアイディアがあります!」だけでは、投資をすることは難しいです。まだ実績はなくとも、ビジネスが何かしらの形になった段階であれば支援することができます。新しく会社を設立した上で、サービス、もしくは商品がひとまずできた段階ですね。

――実際に、信州SSファンドの支援を受けるにはどんな流れになりますか?

まずは信州SSファンドのご利用申し込みをいただき、投資担当者との面談を経て、投資申請書類をご提出いただきます。その後、事業計画の検討を経て投資委員会が開かれます。ここまでに3ヶ月ほどの期間を要します。

――「今すぐ資金をください!」というわけにはいかないのですね。

はい。投資をすることが決定してから、実際に投資を行うまでにかかる期間は手続きにより異なります。その後の伴走期間は企業の成長ステージや目指す姿によって異なります。
投資による資金面の支援を行ったあとも、信州スタートアップステーションと連携し、事業を成長させていくための伴走支援を行います。

――伴走支援というのは、具体的にどんなことをするのですか?

会社の設立や事業立ち上げに必要な経営ノウハウをお伝えしたり、産学連携やビジネスマッチング、公的支援機関を紹介するなど、事業を成長させるための各種経営支援サービスを提供します。
例えば、3年間で急成長を遂げる企業もあれば、10年間かけてゆっくり成長していく企業もあります。3年間を目処に回収させていただくお約束で支援を始めたとしても、なかなか事業がうまくいかずに、3年間を過ぎても継続してその後も支援させていただくというケースもあります。
我々の業界では、投資による支援を「同じ船に乗る」と表現します。事業者さんと一緒になって、目指す先へ向かっていくイメージです。

・・・

インタビュー後編では、実際に「信州SSファンド」の支援を受けて起業したケースや、長年投資による伴走支援を行ってきた石坂さんの創業支援にかける思いを聞いていきます。

ARTICLE
2024.5.23

創業をもっと身近に。コーディネーターに聞く、「信州スタートアップステーションnagano」でできること<後編>

2024.5.23
とりあえず事業の相談がしたい

県内全エリア

長野県を「日本一創業しやすい県」にすることを目指して設立された創業支援拠点「信州スタートアップステーション」(SSS)。インタビュー前編では、SSS主任コーディネーターの森山祐樹(もりやまゆうき)さんに、SSSの創業支援の活動や、具体的な活用の仕方を聞きました。

後編では、「まだ形になっていないアイディアの段階でも、気軽に相談に来てください」と呼びかける森山さんに、実際の相談事例を聞いていきます。

<お話を聞いた人>
信州スタートアップステーション主任コーデイネーター 森山祐樹(もりやまゆうき)さん
令和2〜6年度のSSS主任コーディネーターとして県内に豊富なネットワークを持つ。これまで担当した創業相談は延べ1,000件以上と、幅広い業種に精通。

創業の芽を潰さない。否定ではなく前向きな提案を

ーー「創業」とは、具体的なアイディアがある人たちが事業を立ち上げることだと思っていました。SSSでは、「創業」の選択肢がない状態も、創業初期段階と考えているのですね。

そうなんです。これまでの県内の主な「創業支援」では、創業の決意を固めている段階の層しか支援が出来ていませんでした。しかし、それだけでは「創業する人」の数は増えていかないですよね。

そこでSSSでは、「創業したい」という思いのある方や、創業に向けて準備している方だけでなく、そもそも「創業する」という選択肢を知らない層や、アイディアはあるけれど具体的なビジネスのイメージが固まっていないという層までサポートしています。

ーー実際に、どんな方が創業の相談に来るのでしょうか。

学生さんから、会社員として働きながら創業を考えている方、子育てが落ち着いた主婦の方、また、定年退職後に新しく事業を始めようとする方など、年代や職歴を問わずいろいろな方が相談にいらっしゃいます。

「何かやりたい」という思いがある人から、既に創業済みである程度成長しており、これから更に成長していきたいという人まで、創業のステージも様々です。

ほかの支援機関に事業計画を持ち込み、「こんな計画ではうまくいかない」と否定されたという方がSSSに相談にくることもよくあります。

ーー人から否定されたアイディアや事業計画でも、SSSに持ち込んでいいのですか?

もちろんです。創業するということは、まだこの世にないビジネスを生み出すということを多分に含むケースがあります。そういう場合、既存のビジネスの枠にあてはめられ、「そんなの無理だよ」と言われて創業を諦めてしまった方がいるかもしれません。

ですが、私たちは、人に迷惑をかけなければ創業する内容というのは基本的に自由だと考えています。もちろん、本人の向かいたい方向と事業の内容がずれている場合には、「方向転換をしてみましょうか」と助言をすることはありますよ。でも、やりたいことをわざわざ否定する理由はどこにもない。SSSでは、常に「一緒に何ができるかを前向きに検討していく」姿勢でいます。

社会課題に対する気付きや思いも、創業の一歩になる


株式会社コンタクトの運営する、眼科に特化した求人プラットフォーム「コンタクトキャリア」 

ーー個別相談から実際に創業に至った事例を教えてください。

たとえば、2022年に創業した株式会社コンタクトの代表・依田龍之介(よだりゅうのすけ)さんは、大学院生の頃にSSSに相談にやってきた方です。

依田さんは、大学で医療技術について学んでおり、目の検査の専門家に必要な視能訓練士の国家資格を取得していました。

学びを深める中で、視能訓練士は眼科の仕事に欠かせない存在でありながらも慢性的に人が足りていないことや、医療機関から出ている求人情報の情報が不足しているという課題を感じた依田さんは、視能訓練士の認知度を上げ、待遇を改善するためのビジネスをしたいとのことでご相談にいらっしゃいました。

ーー「社会の課題を解決するために何ができるか」という思いが、創業の一歩になったのですね。

依田さんは、「視能訓練士は価値のある仕事だと発信したい。そしてその待遇を改善したい」という思いから、事業の方向性を固めていました。

まずは個別面談を通し、具体的にどんな事業をしていけばその思いが実現できるのかを一緒に考えていくとともに、どのようなモデルでユーザーを獲得し収益を上げていくのかを検討していきました。それに加え、その事業の実現のために必要な資金量と調達手段についてもご相談しました。

その後、2022年の6月には視能訓練士の働き方などの記事を配信するサイト「Contactメディア」を立ち上げ、その後、眼科に特化した求人プラットフォーム、「Contactキャリア」をスタートさせました。

ーー創業に至るまでは、どんな課題がありましたか?

「目の専門家に特化した就活支援」は、あまり一般的でないサービスだったこともあり、当初見積もった事業資金規模(必要資金規模)に対し、既存の金融機関から十分な融資を受けるのが難しい状況でもありました。

そのため、依田さんの場合は、融資だけでなく、信州スタートアップ・承継支援ファンド(信州SSファンド)の投資と組み合わせて資金調達を行いました。

スモールビジネス?スタートアップ?両方の選択肢を示せることがSSSの強み


依田さんは、信州スタートアップ承継支援ファンド第一号に

ーー事業内容の深堀りだけではなく、資金調達の仕方についてもサポートしてもらえるのですね。

SSSでは、県内の金融機関や商工団体と連携している他に、スタートアップ向けのファンドとも連携しているため、スモールビジネスとスタートアップビジネス、両方の選択肢を示した上で、起業家の可能性を広げることが可能です。

ーースモールビジネスとスタートアップビジネスの違いはなんですか?

スモールビジネスとは、小規模の事業からはじまり、得た利益を次の投資に回すことで時間をかけて成長していくビジネスのことです。一方、 スタートアップ企業は第三者の資金も活用しながら短期的に急成長するビジネスであることが多い、スモールビジネスとは成長速度やリスクの度合いが異なります。

例えば、同じコーヒースタンドでも、創業者が「長野駅前で一店舗だけ経営したい」と考えているのであればそのリスクは小さく、スモールビジネスと言えるかもしれませんが、「●●な価値を提供するため、世界中に同時に多店舗展開したい」と考えていたら後者はリスクの度合いが前者よりも格段に大きく、スタートアップビジネスと言えるかもしれません。

「自分はスモールビジネスでいい」と思っていた人が、創業後に方向転換しスタートアップビジネスに向かっていくこともありますし、逆に、世界を目指すつもりが、いざ創業してみたら「やっぱり身の丈にあった経営をしていきたい」と意識が変わる人もいます。

ーーSSSでは、どちらを目指す場合でも柔軟に対応できると。

スモールビジネス、スタートアップビジネス、どちらが良い悪いということはありません。どちらの特徴も把握した上で、様々な選択肢を起業家自身が持てることが重要であると考えています。そのため、SSSではアイディアにおいても資金においても、起業家の選択肢の幅を広がるお手伝いをさせて頂いてます。

なお、資金さえ調達できれば新規創業がうまくいくわけではありません。当初の資金調達が順調であった企業でも、その後はなかなかビジネスが軌道に乗らなかったため、SSSでは継続的な支援を行うケースもあります。

創業に向いているのは「へこたれない人」。失敗を乗り越える前向きさが事業を成功へ導く


「SSS Nagano」で個別相談に応じる森山さん

ーー継続的な支援というのは?

定期的に相談の時間を設けて、例えば「狙っているターゲットは合っているのか?」、「どんなアプローチをしたらうまくいくのか?」等を一緒に考えたりもします。新しいアプローチがうまくいかなかった場合は、「何がだめだったんだろう?」、「じゃあ次はどうする?」とまた次の手を練っていきます。

ーー「創業したら終わり」ではなく、創業後も継続的に事業のブラッシュアップを続けていく。

ブラッシュアップを経て、事業が軌道に乗ってから急成長を遂げた方もいらっしゃいます。

現在も、さらに事業を成長させていくために、定期的に個別相談を続ける企業さんもいらっしゃいます。前述の依田さんも、SSSのセミナーに登壇いただくなど、今度は先輩起業家としてSSSに関わってくれています。

ーー長年創業支援をしている森山さんから見て、創業する上でどういう人がうまくいくと思いますか?

やっぱり、へこたれない人ですね。創業するということは、成功する可能性と同じくらい、失敗する可能性もあります。ただ、私たちは、創業する上で失敗は当然だと思っています。そこからまた挑戦すれば、あとは伸びていくだけですから。

ですが、ただやみくもにやり直すだけでは成功にはつながりません。どこがだめだったのか、どうしてだめだったのかを分析し、修正した上で、何度もトライできる前向きさが必要です。

そして、「次はどうしたらうまくいくのか」を一緒に考えるのも私たちコーディネーターの仕事です。へこたれずに何度でも相談に来て、SSSのことをたくさん使い倒して下さいね。

ARTICLE
2024.5.21

創業をもっと身近に。コーディネーターに聞く、「信州スタートアップステーションnagano」でできること<前編>

2024.5.21
とりあえず事業の相談がしたい

県内全エリア

長野県を「日本一創業しやすい県にする」ことを目指し創設された創業支援拠点「信州スタートアップステーション」。長野県での創業を考えている人であれば、誰でも無料で利用することができます。

「創業支援って、実際どんなサポートをしてもらえるの?」
「しっかりとした事業計画がないとだめ?」
「自分でも大丈夫かな?」

そんな疑問に答えるため、長野市にあるSSS拠点「信州スタートアップステーション nagano 」を訪れ、SSSはどんな場所なのか、どんな支援が受けられるのか、どうやって利用したらいいかを、主任コーディネーターの森山祐樹(もりやまゆうき)さんに聞きました。

<お話を聞いた人>
信州スタートアップステーション主任コーディネーター 森山祐樹(もりやまゆうき)さん
令和2〜5年度のSSS主任コーディネーターとして県内に豊富なネットワークを持つ。これまで担当した創業相談は延べ1000件以上と、幅広い業種に精通。

「創業」は、自分らしく生きるための一つの選択肢

ーー信州スタートアップステーション(以下SSS)について教えてください。

SSSは、長野県が設置する、県内で創業に向けて一歩踏み出そうとする人たちを支援するための創業支援拠点です。創業を考えている人と、金融機関や商工団体など県内の創業支援に携わる機関、そして先輩起業家との交流や連携を生むことで、県内経済を担う次世代産業の創出を目指しています。
また、新規創業に限らず、既存企業の事業承継により創業する方や、新規事業に取り組む方もサポートしています。将来的には、SSSを通じて創業・事業成長を経た起業家、新規事業者が、SSSの活動を支援し、さらに県内での創業・新規事業がしやすくなるといった好循環が生み出されていくエコシステムを形成していきたいと考えています。

ーー長野県で創業する人が増えることを目指しているのですね。

はい。長野県は、「日本一創業しやすい県」を目指しています。「創業」と聞くとハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、SSSでは、「創業する」ということは、自分らしく生きるため、また社会に貢献するための一つの選択肢だと捉えています。
そのため、SSSでは、「どんどん創業しましょう!」ですとか、「支援してあげますよ」という姿勢ではなく、まずは「やってみたいことがある」という人の話をきいて、「あなたのやりたいことを叶えるには、こういう選択肢がありますよ」、「どんな事業の形にしたらうまくいくかな?」と、一緒に考え、適切な支援につなげる伴走をしていきます。

ーーSSSの拠点はどこにありますか?

松本市と長野市に一つずつ拠点があります。
まず、信州スタートアップステーションmatsumotoは、松本市のICT拠点施設「サザンガク」(一財)内にあります。「サザンガク」は、松本ものづくり産業支援センターが設置するICT拠点施設で、「テレワーク」「コワーキング」「サテライト」の三つの機能があります。

信州スタートアップステーションmatsumoto 
〒390-0874 長野県松本市大手3丁目3番9号 NTT東日本大名町ビル1F ICT拠点施設(サザンガク内))

また、「信州スタートアップステーションnagano」は一般社団法人長野ITコラボレーションプラットフォーム(NICOLLAP)内にあります。NICOLLAPは、長野市を中心とした北信地区を、ITを活用した新規事業にチャレンジする事業者とその支援者が集まる魅力ある地域にし、新しい産業を生みだすことを目的とした団体です。

平日10:00〜19:00は、SSSコーディネーターや、NICOLLAPのスタッフが常駐しています。

信州スタートアップステーションnagano
〒380-0833 長野県長野市鶴賀権堂町2312−1(シソーラス株式会社内)

気軽に参加できるセミナーから中長期的な伴走プログラムまで、創業段階に合わせた幅広い支援を

ーーSSSでは、具体的にはどんな活動を行っているのですか?

「スタートアップセッション」、「スタートアップサタデー」、「アクセラレーションプログラム」の4つの活動があります。

まず、「スタートアップセッション」では、月に2回、先輩起業家や支援家によるセミナーを企画しています。参加者が、インプットだけでなくアウトプットまで行えることが特徴です。

セミナーでは、先輩起業家からの創業時のアドバイス、新規事業立上げ時のアドバイスや成功事例紹介、事業アイデア発想のヒント・フレームワーク活用方法、ビジネスモデルの組み立て方・磨き方を学ぶことができます。

長野県内で活躍する事業者をゲストに、創業や経営のヒントになるセミナーを随時開催。

「スタートアップサタデー」はコーディネーターや外部講師等が、ワークショップ形式でアイデアの種からビジネスプランを作り上げる過程を1日の中で伴走支援するプログラムです。

「アクセラレーションプログラム」では、年に2回、公募により選定した企業等を対象に、数カ月間にわたりコーディネーター、メンターが起業家の様々な経営課題に対して短期集中型の伴走支援をします。

まだ形になっていないアイディアを事業の形にしていくところからサポート

ーー気軽に参加できるセミナーから中長期的な伴走プログラムまで、幅広い取り組みがあるのですね。


「SSS nagano」で相談者と話す森山さん。オンラインでの個別面談も受け付けている

また、「個別相談」も常時受け付けています。「個別相談」では、コンサルタント、中小企業診断士、会計士等の経験豊富なコーディネーターが、相談者の創業・新規事業に関する相談対応を行い、アイデアの事業化を支援します。

ーー「個別相談」というのは、どの段階から相談にのってもらえるのでしょうか?

「創業の相談」と聞くと、「事業計画を立てていないといけないのかな?」と身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、まだ形になっていないアイディアの段階でも、気軽に相談に来ていただきたいです。

たとえば、「好きなことを仕事にしてみたい」、「定年退職をして時間に余裕ができたら、自分の趣味を事業化できないかな?」、「こんなサービスがあれば、もっと世の中が便利になるのに」といった思いや気づきが創業につながることがあります。

ーー具体的なアイディアが固まっていなくても、話を聞いてもらえるのですね。

もちろんです。自分の気持ちを誰かに話してみることで、考えが整理されて、具体的なイメージが生まれることがありますよね。友人や家族に話してみるのももちろん一つの手ですが、SSSにはコンサルタントや中小企業診断士といったさまざまな専門家が揃っているので、お話を聞きながら一緒に「アイディア」を固め、「事業」という形にしていくサポートができます。

逆に、すでに起業をした方からの、「起業はしたものの軌道に乗っていない」、「もっと事業を成長させたい!」といった相談も受け付けています。まずは一度、お気軽にご相談ください。

ーー相談や、セミナー等の参加には費用がかかりますか?

長野県内での起業、ビジネスの展開を考えている方であれば、一切費用はかかりません(※1時間/回が目安)。
相談回数の制限もありませんので、年に数回から、毎月・毎週でも、ご自身のペースに合わせてご利用いただけます。コーディネーターの常駐スケジュールは、SSSのHP、もしくはfacebookinstagramをご確認ください。

「SSS Nagano」では、市で行われるイベントの案内やフリーペーパー等も入手できるため、情報収集にも

ーー初めて相談に行く場合は、どうしたらいいですか?

原則事前予約をお願いしています。メール(shinshuss@tohmatsu.co.jp)、電話(070-4548-2758)、もしくはfacebookinstagramのメッセージから、氏名、相談内容、希望日時、連絡先、起業状況、ご住所(市町村)をお知らせください。

まずはお気軽にご相談ください。お待ちしています!

・・・

インタビュー後編では、個別相談から創業まで伴走した事例や、コーディネーターとして長年創業支援を行ってきた森山さんから見た、成功する創業者の共通点を聞いていきます。

INFO
2024.4.24

NIX(ニックス) -Nagano Infotech Crossing-

主催:長野県産業労働部産業立地・IT振興課
募集期間:2024/04/01〜2026/04/01
2024.4.24
人材を探している 販路拡大がしたい 他の企業との協業を検討している

県内全エリア

長野県内外の製造、観光、金融、農林水産業など、さまざまな業種や業務の課題を解決をするために、長野県内のIT事業者が持つIoTやAIなどの「デジタル技術」を用いたソリューションやサービス開発と企業の課題をマッチングすることで、経営課題解決までの支援を行います。
INFO
2024.3.8

信州リゾートテレワーク

募集期間:2024/03/08
2024.3.8
場所や施設を探している 人材を探している 他の企業との協業を検討している

県内全エリア

普段の職場や居住地から離れ、信州ならではの魅力に触れながら仕事をする新たなライフスタイルとして「信州リゾートテレワーク」を推進しています。
県内各地に存在するハブとなるクリエイティブな人材との出会いが、県内地域の人や企業とのつながりを生み、新たなビジネスにつながるヒントや出会いが生まれることが期待できます。

ARTICLE
2024.2.27

SSSコラム②:マーケティング(ターゲット設定)

2024.2.27
とりあえず事業の相談がしたい

県内全エリア

担当:森山祐樹(SSSコーディネーター、長野県立大学非常勤講師)

SSSのご相談の中で多くの割合を占めるのが、マーケティングに関する事柄です。
その中でも、ターゲット設定に関する支援はSSSの中でも重要なテーマですので、ご参考までにご紹介させていただきます。

まず、よく聞く「マーケティング」とはなんでしょうか?

なにか華やかなイメージを持つ方もおおくいらっしゃるのではないでしょうか。
マーケティングの定義は色々ありますが、本日はフィリップ・コトラーさんの定義を取り上げてみたいと思います。

マーケティングとは、「ニーズに応えて利益を上げること」

つまり、どのような価値を提供すればターゲット市場のニーズを満たせるかを探り、その価値を生み出し、顧客に届け、そこから利益を上げること、と定義されています。

これを順番に分解していくと、

①ターゲット市場の選択(+ニーズの把握)
②価値創造(開発、生産)
③顧客提供(情報伝達→物理的提供)
④利益確保(コストを上回る価格設定)

上記の中で、相談を受ける多くのケースは①のターゲット市場の選択です。
起業家または起業を志す方々は、ご自身のやりたいもの(こと)、提供したい商品・サービスを特定していることは非常に多いです。しかしながら、ターゲットを明確に定めていないケースもまた非常に多いのです。(例:全ての人に利用しやすい●●を提供します等)

しかしながら、全ての人に利用されるものは、耳あたりの良い響きではありますが、おそらく全ての利用者にとって、満足するものではありません。頑張っても「なんとか使えるもの」程度です。(例:雪山、夏山、日常、マラソン、短距離走等、全てに使える靴をイメージしてみてください。おそらく全てにおいて中途半端な機能になり、そのくせ価格は高くなるでしょう)これはどのようなビジネスにおいても同様です。

そもそも、ターゲット(含市場)が決まらなければ、そのニーズの特定もできず、その結果、どのような商品・サービスを提供すればよいかがわからなくなってしまいます。起業家がやりたいこと(もの)を提供しても、ターゲット市場の選択とそのニーズ把握なしのビジネスは、非常に打率が悪くなることが想定されます。

起業家の皆様には、是非ともご自身のビジネスが対象とするターゲット(含市場)を明確に定めていただき、そこに整合するような刺さる商品・サービスを是非とも作り上げていただければと思います。

SSSでもそのためのディスカッションや、マーケティング視点のアドバイスをさせていただきますので、是非ともご活用ください。

INFO
2024.1.5

エキスパートバンク制度

主催:長野県商工会連合会
2024.1.5
資金調達(補助金/助成金)を検討している 販路拡大がしたい 法律や税制について知りたい

県内全エリア

地域の商工会・商工会議所などを相談窓口として、相談者(小規模事業者等)の内容に応じて、専門知識を有する専門家(エキスパート)を派遣し、具体的、実践的で適切な指導・助言を行うことを目的とするものです。

ARTICLE
2024.2.1

”起業家魂を信州から世界へ”信州ベンチャーサミットを開催しました

主催:有限監査法人トーマツ,八十二銀行,長野県産業振興機構,21世紀ニュービジネス協議会,長野県
2024.2.1
イベント/セミナー/研修を探している

飯山エリア

長野エリア

大町エリア

松本エリア

木曽エリア

飯田エリア

伊那エリア

諏訪エリア

上田エリア

軽井沢町

長野県では、創業しやすい環境づくりを推進するため、起業家が自身の事業構想を発表する信州ベンチャーサミットを毎年開催しています。

2023年度は下記のとおり開催されました。
当日の様子を公式フェイスブックからご覧になれます。

起業家たちの熱いピッチをぜひご覧ください。

【日時】2024年1月19日(金)13:00~18:00(12:30受付開始)
【場所】軽井沢大賀ホール(北佐久郡軽井沢町軽井沢東28-4)

〇プログラム

13:00開会・主催者スピーチ
13:15基調講演「イノベーション6つのポイント」 田所 雅之(株式会社ユニコーンファーム代表取締役CEO,関西学院大学経営戦略研究科客員教授)
14:30起業家によるテーマ別ピッチ【テーマ】①ソーシャルビジネス ②テクノロジー ③DX/GX※各テーマ3名(合計9名)
16:30起業家ピッチ表彰式
17:00交流会(18:00閉会)

【登壇企業】

〇ソーシャルビジネス
★グランプリ
・AKEBONO株式会社
 ~信州産ソルガムを活用したグルテンフリー食品展開及び地域純化型社会の形成展開事業~
・株式会社ステアーズ
 ~ユニバーサルツーリズム特化型動画サイト「MINTAB(仮)」~
・株式会社Sunset films
 ~新たなナイトウォークコンテンツで観光地創生~
〇テクノロジー
★グランプリ
・株式会社Henry Monitor
 ~DX時代における新しいセンシングとAI~
・VFR株式会社
 ~ドローンは産業のセンターピンとなる~
・株式会社トライネクスト
 ~TRiNEXT新技術で工場のゼロカーボンを支援~
〇DX/GX
★グランプリ
・かまちょっかい株式会社
 ~DXでワクワクできる価値を~
・株式会社 TRILL.
 ~車を交通のインフラにするカーシェアマッチングプラットフォームサービス~
・有限会社ぴー坊
 ~長野県に1泊30万円のグランピング施設を作りたい!~