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EVENT
2026.2.18

【3月6日(金)】「Female Entrepreneur Style ~起業と自分らしい生き方~」を開催!

開催期間:2026/3/6
2026.2.18
イベント/セミナー/研修を探している

様々な分野、多様な活躍の選択肢がある中で、「自分らしい生き方」としての「起業」とは何か、一緒に考えてみませんか?
多様な活躍の形の一つである「起業」に焦点を当て、第1部では、起業の道を選び挑戦している女性起業家と、その方々を応援する支援者とのトークディスカッションを通じて、「自分らしい生き方」としての起業とは何かを考えます。また、第2部では、地域のロールモデルとなる女性起業家によるショートピッチを行い、事業成長や支援者獲得の機会を提供します。(終了後、交流会も予定)

起業に興味がある方、すでに起業されている方、また女性起業家を支援している企業や金融機関、ベンチャーキャピタル、コーポレートベンチャーキャピタル、自治体の方々、是非ご参加ください!

○日時 令和8年3月6日(金)13時30分~17時30分まで(受付開始:13時00分から)
○場所 Tokyo Innovation Base SusHi Tech Square 2階 ROOM 会場(東京都千代田区丸の内3-8-3)
○プログラム
13時30分 開会
13時40分 Part.1 トークディスカッション 起業から考える『自分らしく働く』ということ
・株式会社MamaWell 代表取締役 関 まりか 氏
・Oikaze Ventures General Partner 松本 美鈴 氏
・日経クロスウーマン 編集委員 小田 舞子 氏
(ファシリテーター)
・一般社団法人日本女性起業家支援協会 代表理事 近藤 洋子 氏
15時00分 Part.2 資金調達等支援者獲得に向けた挑戦! HerStory 女性起業家によるショートピッチ
・ヌル アデリン(株式会社AQVANA/新潟県)
・本田 伶那(株式会社ヘルスチャーム/茨城県)
・安藤 淳子(JUNA株式会社/群馬県)
・不破 千也子(ツナグッド/埼玉県)
・阪井 香菜(The Firstあぐり舎/千葉県)
・勝山 仁美(AriaRika株式会社/神奈川県)
・早川 亜希子(株式会社TryMam/山梨県)
・甲斐 暁子(株式会社フィグメント/静岡県)
・中野 あゆみ(株式会社わたしたち/静岡県)
・三宅 二葉(株式会社VAMO/静岡県)
※登壇者の詳細はHPをご覧下さい。
16時50分 閉会
終了後、ファイナリスト・サポーター・参加者による名刺交換及び交流会を実施

○主催 関東経済産業局
○共催 日本政策金融公庫
○お申し込み
 お申し込みはこちら

EVENT
2026.2.17

FEEL NAGANO in QWS ~スタートアップ編~「誕生から150周年—『長野県』で挑む!新たなチャレンジ」

主催:長野市・長野県
開催期間:2026年2月27日
2026.2.17
イベント/セミナー/研修を探している

今年で誕生150周年を迎える長野県。
そんな長野県は、「日本一創業しやすい県づくり」を目指し、スタートアップ・エコシステムの強化に取り組んでおり、昨年6月に「第2期スタートアップ・エコシステム拠点都市」に選定されたことを受けて、県内のスタートアップ支援の更なる機運の醸成や、施策の推進をしています。
本イベントは、長野県における起業・創業支援策や、地域資源の活用など長野県ならではのスタートアップ創出についてのプレゼンテーション等を通して、これから長野県をフィールドになにか新たなチャレンジをしてみたい方や、コラボレーションの可能性を探る方などとのつながりをつくることを目的に開催します。

日時:2026年2月27日(金)17:00~19:00 
場所:SHIBUYA QWS クロスパーク (渋谷スクランブルスクエア15階)
参加対象者:QWS会員企業 ほか ※会員でなくても参加可能
参加費:無料
申込方法:フォームより申込(ながの電子申請サービス) ※当日参加も可
主催:長野市・長野県

お申し込みはこちらから↓

https://apply.e-tumo.jp/city-nagano-nagano-u/offer/offerDetail_initDisplay?tempSeq=68035&accessFrom=

EVENT
2026.1.28

長野県ソーシャル・ビジネス創業支援金 オンライン事例報告会

主催:公益財団法人長野県産業振興機構 経営支援部
募集期間:2026/01/28〜2026/02/19
開催期間:2026/02/19〜2026/02/19
2026.1.28
イベント/セミナー/研修を探している とりあえず事業の相談がしたい 資金調達(投資/融資)を検討している

県内全エリア

ソーシャル・ビジネス創業支援金の活用を希望される方等へ制度を広くお知らせするとともに、来年度以降の応募の参考にしていただくため、実際に支援金の採択を受けた方々に事業内容や制度活用のポイント等を発表していただきます。
また、ソーシャル・ビジネスの理解を深めていただく観点から第一人者による事例を交えての解説を行います。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

EVENT
2026.1.22

日程への変更になりました【sou-Nagano DAY6】自分の人生とキャリアについて 長期視点で考える

2026.1.22
イベント/セミナー/研修を探している

【sou:自分も地域も幸せにする事業の創り方 全6回講座】

ラスト回になりました!

「知」と「実」をつなぐ6日間。
前半3回は、「幸せ」を、感覚ではなくリアルに掴み、事業として実践するための最先端の知見を得ます。
後半3回は、多様な起業のあり方を、そしてその背景にある女性としての生き方について女性起業家のリアルに出会える時間です。理論と実践の両輪から、あなたのビジネスの“軸”を見つける全6回講座です。
開催毎にキャリアや起業について個別相談も受け付けます!

【開催概要】
終了|DAY1:幸せを生み出す計算式|対立を生み出さないことを数学的に知る最初の一歩
9月20日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
終了|DAY2:共生する社会を広げる|争いやお金とは異なる視点から社会を見る方法
10月18日(土)13時〜15時 @シソーラスDXセンター/オンライン
終了|DAY3:幸せを生み出すビジネス|共創を生まないイノベーションを生む視点
11月8日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
終了|DAY4:女性にとっての起業とパートナーとの関係性(仮)
12月6日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
終了|DAY5:女性にとってのキャリアを考える上での「健康」と「起業」(仮)
1月10日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
DAY6:自分の人生とキャリアについて長期視点で考える(仮)
2月22日(日)13時〜15時 @シソーラスDXセンター/オンライン

お申し込みは以下のリンクよりお願いします。
https://forms.gle/jDpz4eEBEVF2ttYX9
※すべての回で託児あり。

みなさまのご参加お待ちしております!

EVENT
2026.1.19

副業・兼業人材活用成果報告会~長野県内企業のリアルな声から学ぶ、副業・兼業活用の秘訣!~

主催:長野県、長野県プロフェッショナル人材戦略拠点
開催期間:令和8年2月10日(火)、26日(木)
2026.1.19
イベント/セミナー/研修を探している 人材を探している 販路拡大がしたい 法律や税制について知りたい

県内全エリア

これから副業・兼業人材の活用を検討されている事業者の皆様へ、導入の成果や課題など、導入のポイントをお伝えするためのイベントを開催します。ぜひお気軽にご参加ください。

【日  時】令和8年2月10日(火)、26日(木)
      各日13:00~13:45
【場  所】オンライン開催(zoom)
【参 加 費】無料(要予約)
【プログラム】
 13:00~13:10 長野県内における副業・兼業人材の活用状況
 13:10~13:30 企業の事例発表
          2月10日/阿寺ブルー㈱、㈱原製作所
          2月26日/Zサービス㈱、タクミエイト㈱
 13:30~13:40 副業・兼業人材活用における補助制度のご案内
 13:40~13:45 質疑応答
【申込期限】各回前日の15時
お申し込みはこちら ※お申込みいただいた方を対象に各回前日に視聴用URLをお送りします

EVENT
2026.1.19

長野イノベーションベース〜第48回月例会 「強いボードメンバーをつくるー外部採用・内部昇格・後継者育成の『移行期』をどう支えるかー」

主催:長野県・八十二インベストメント(株)
募集期間:2026/1/19〜2026/02/07
開催期間:2026/2/06〜2026/2/06
2026.1.19
とりあえず事業の相談がしたい 資金調達(投資/融資)を検討している 人材を探している

県内全エリア

今回の会場は、トイーゴ 3階 会議室 になりますので、ご注意ください。
無料で聴講いただけますので、長野市近郊の方々を中心にぜひお越しください。

現地での参加は、現場の熱量を肌で感じながら講演をご覧いただけるほか、イベント後、登壇者や他の来場者の皆様と交流いただけることも大きな魅力です。

  • 日時:2026年2月6日17:00〜
  • 会場:長野市生涯学習センター(TOiGO3階学習室)
  • 参加費:無料
  • 講師:㈱エムクラス 代表取締役 村上しほり氏

(講師プロフィール)
1982年、熊本県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、18年にわたり人材ビジネスに従事。 2014年より国内最大規模のエグゼクティブサーチファーム 株式会社リクルートエグゼクティブエージェント に入社し、経営幹部人材の紹介業に携わる。
2018年、米国 Gallup 社認定ストレングスコーチ資格を取得。 2020年に独立し、日本で初めて「エグゼクティブオンボーディング」を専門とする株式会社エムクラスを設立。
経営者の着任支援や幹部登用に伴う活躍設計プログラムを展開し、特にPEファンド投資先企業における経営幹部の早期活躍支援に取り組んできた。 現在は、人材開発・組織開発プログラムを通じて、チームの成果創出を支援している。
プライベートでは、7歳の女の子・1歳の男の子の2児の母。 人的資本経営に関する情報開示の国際ガイドライン ISO 30414 リードコンサルタント/アセッサー認証 を保有。

お申込みはこちらから

EVENT
2026.1.16

上伊那・南信州SSS出張相談会

主催:長野県・八十二インベストメント(株)
募集期間:2026/1/16〜2026/02/19
開催期間:2026/2/19〜2026/2/19
2026.1.16
イベント/セミナー/研修を探している とりあえず事業の相談がしたい

飯田市

松川町

高森町

阿南町

阿智村

平谷村

根羽村

下條村

売木村

泰阜村

喬木村

豊丘村

大鹿村

伊那市

駒ヶ根市

辰野町

箕輪町

飯島町

南箕輪村

中川村

宮田村

長野県の創業相談窓口「信州スタートアップステーション(SSS)」が
駒ヶ根市/伊那市/飯田市で出張相談会を各地1日ずつの3日間連続で開催します!


創業・起業に向けたご相談(ビジネスアイディアのブラッシュアップ等)や
創業後の事業拡大に関するご相談(事業戦略やマーケティング計画等)など、
創業期の会社経営に関して、幅広くご相談をお受けいたします。


是非、積極的にご活用ください!

相談申し込みフォーム→こちら

EVENT
2026.1.16

松本道場 アントレプレナーセミナー”発展編”

主催:長野県・八十二インベストメント(株)
募集期間:2026/01/15〜2026/03/04
開催期間:2026/1/28〜2026/3/4
2026.1.16
イベント/セミナー/研修を探している とりあえず事業の相談がしたい アクセラレーションプログラムを探している

長野エリア

松本市

諏訪エリア

「松本道場」は、未経験から事業創出を目指す全5回のアントレプレナーセミナーです。

自分のアイデアを形にしたい人を対象に、専門家による講義やAIツール(ChatGPT等)の活用術、ビジネスモデル構築、ピッチ手法を実践的に学びます。

現在は2026年1月〜3月開催の「1期生(発展講座)」を募集中。

同じ志を持つ仲間との繋がりも得られ、最終的にはピッチイベントでの発表を目指す、情熱ある挑戦者を支援するプログラムです。

ARTICLE
2026.1.16

12月7日(月)、小商い体験講座「SOU-me」の第5回を開催いたしました。

主催:SSSW
募集期間:2026/01/14〜2026/03/31
開催期間:2026/01/14〜
2026.1.16
イベント/セミナー/研修を探している とりあえず事業の相談がしたい

県内全エリア

「好きを形に小さく一歩踏み出す基礎編」のビジネスアイデアセッションをテーマにする5回目の会場は、東御市にあるコワーキングスペース「えべや」さんにて実施いたしました。東御市は女性起業家が元気な街として知られ、商工会も「起業しやすい街」を目指して積極的に取り組まれております。えべやコーディネーター臼井さんの協力の元、東御市の田中商店街を歩いて、起業の先輩である店主のお話を直接お伺いし、その後ビジネスアイデアをみんなで生み出すという盛りだくさんの内容になりました。

⚫︎ワーク1:自分の希望を整理し、ビジネステーマを決める
まずは、これから形にしていく「ビジネステーマ」を考えるセッションです。 ポストイットを使いながら、テーマを整理する時間を取りました。全員が自身のテーマを1枚のシートにまとめ上げました。

⚫︎フィールドワーク:商店街へ!まちの「困りごと」に「好き」を掛け合わせる
知っている街も、初めての街も、「ここでビジネスをするなら?」という観点で歩くとどんな発見があるでしょうか?今回は、商店街で長年事業を営んでいらっしゃり議員も務められている「ナガコシカメラ」の長越さんをお訪ねしお話をお伺いしました。そして100年の古民家をリノベして一棟がしのお宿をオープンされたばかりの「富美屋」のオーナー宮島さんに創業ストーリーをお伺いしました。

⚫︎ワーク2:ミニ「ビジネスアイデア・セッション」の体験
刺激いっぱいで会場に戻った後は、お待ちかねのビジネスアイデアセッションの時間です。
最初に3つのルール(質より量、発言に責任をもたなくてOK、YES, and で答える)を確認してから、グループでスタートしました。

どのチームも、自分のワクワク・やりたいから始まるビジネスアイデアを、仲間の力を借りて更にアイデアを出していきます!どのチームも盛り上がり、あっという間の時間になりました。

⚫︎参加者からの声を一部紹介します
街あるきをして、東御市での起業の先輩方の話を聞き、みなさんからのアイデア出しをしていただき、とても濃い時間でした。

1人で孤独に考えていたことを話す場、聴いてもらえる場がとても刺激になりました。人とつながることの大切さを実感した時間でした。

人とのつながりを再確認しました!やりたいことを形にしようとしている方と話すと元気をもらえるなーと思いました!何かやりたい!1歩ふみだしたいです!

他にも起業したい女性がたくさんいることを知れて、一歩踏み出す元気をもらえました。

街歩き+アイデアセッション、リアルで感じてアイデアを出すことの大切さと楽しさ、発見がありました!

⚫︎次回予告:最終回!「体験型イベントを企画しよう」

次はいよいよ全6回のプログラムの集大成となる最終回は、1/18(日)青木村「道の駅 あおき」内にて実施します!

今回のビジネスアイデア・セッションで生まれた種を元に、具体的にどんな「体験会」を開催するのか。皆さんと一緒にアイデアを形にしていく時間が今からとても楽しみです!

\ 増席にて単発参加も受付中! / 第6回からの単発参加も受付中です。今回のセッションを元に、どんな体験会のアイデアが出るか、皆さんと過ごす時間を楽しみにしております。新しい一歩を一緒に踏み出してみませんか?

ARTICLE
2026.1.16

起業という選択肢を、「サザンガク」でもっと身近に。松本から広がる挑戦のコミュニティ【後編】

2026.1.16
場所や施設を探している

コワーキングスペース・サテライトオフィス・テレワークオフィスの3つの機能を持つ松本市の「サザンガク」。2019年11月のオープン以来、場所にとらわれない働き方や起業家育成の場として、地域に根付いてきました。年間100回以上のイベントを開催し、人と人をつなぎ、新しい挑戦を後押ししています。

信州スタートアップステーション(SSS)や長野県よろず支援拠点の相談拠点としても機能するサザンガクは、起業を考える人たちにとってどんな場所なのか。インタビュー後編では、コミュニティから生まれた具体的な事例や、これから起業を考える人たちへのメッセージを聞きました。

<お話を聞いた人>
阿部航大(あべ・こうた)さん サザンガク施設長
長野県白馬村生まれ。信州大学理学部卒業後、市役所で約12年間環境関係の業務に従事。2023年より松本市役所職員として、一般財団法人松本ものづくり産業支援センターに派遣され、サザンガクの管理・運営全般を担当。

中山拓輝(なかやま・ひろき)さん サザンガクコミュニティマネージャー
長野県岡谷市出身。進学・就職で福井・東京へ。7年前に長野県に戻り、諏訪のホテルで勤務後、2019年にファイナンシャルプランナーとして松本市で独立。約1,000人以上のプランニング実績を持つ。2023年より株式会社ATOMicaに所属し、サザンガクのコミュニティマネージャーに就任。現在も現役ファイナンシャルプランナーとして活動中。

専門家じゃなくても、頼ってもらえる存在に

(写真右から阿部さん、中山さん)

――インタビュー前半では、サザンガクという施設の機能についてお聞きしました。お二人とも、元々創業支援や起業に関することをされていたわけではないところから、サザンガクの運営に関わるようになったと思うのですが、実際にサザンガクで起業の相談に来る方をサポートしていく中で、何か印象に残っていることはありますか?

阿部さん:そうですね。自分は本当にただの市役所職員なので、全く畑違いの分野から来て、最初は何もわからなかったです。今でも何かご助言ができるような特別な知識はないんですが、だんだん「壁打ちしてもらえますか」という話をいただけるようになってきて。

自分は経営のこともわからないし、スタートアップの事業の進め方の専門的な助言やメンタリングはできないんですが。「でも、とりあえず意見を聞きたいんです」「一市民としての反応を知りたい」と言ってもらえるようになってきたのはうれしいです。自分もこれまでいろんな方を見てきているので、どんな形でも頼っていただけるのはうれしいですね。

中山さん:僕自身は6年前からファイナンシャルプランナーとして個人事業主として独立していて、サザンガクでのコミュニティマネージャーのお仕事も業務委託という形で受けているので、自分自身「自分で事業をする」という経験があります。自分の生き方をどうしていきたいかとか、「アイデアをどうやって形にしていったらいいか」という相談に乗らせていただくことが多いです。

相談業務では、印象に残ったことが多すぎて……(笑)。どれをピックアップするか難しいんですが、例えば、ちょっとした雑談から事業のアイデアが生まれたり、僕らが引き合わせた人たちが、後々想像以上に大きなプロジェクトを動かし始めていたり。僕たちが直接関わらなくても、サザンガクをきっかけに種が芽吹き、その活動が地域全体で大きくなっていくのが、とてもうれしいんです。2年半かけて作ってきた些細なきっかけが、徐々に地域に根付いている実感があります。多くの方から「あのときありがとうございました」という声が聞けることが印象深いですね。

阿部さん:本当にそうですね。活躍されている方々に「元々お知り合いだったんですか?」と尋ねると、「いや、サザンガクのイベントで初めて会ったんです」という返事が返ってくることがよくあって。その繋がりが、僕らの手の届かないところで自発的に生まれているのが、とてもうれしいですよね。

コミュニティから生まれた、思いがけない化学反応

サザンガクのラウンジの様子

――サザンガクから派生して生まれたイベントや出来事など、特に印象的な具体例があれば教えて下さい。

中山さん:ここ最近でとても面白い動きだなと思っているのは、事業承継を考えている方のコミュニティ「アトツギの学校」に関わらせていただいていることです。

サザンガクがそういう方々とのコミュニティを地域と作ることで、地元の中小企業の課題をサザンガクに集約することができる。これがまずひとつ面白い点です。

それから、「アトツギの学校」では「オブザーバー」という制度を設けていて、いわゆるアトツギではないけれど、アトツギに対していい影響を及ぼすことができる方であれば参加できるんです。ですから、例えば普段サザンガクのコワーキングを利用している東京のスタートアップでバリバリやってきたような方が、そこに入ってトークをしていく中で新しい物事が生まれたりするんですね。僕は、それこそがサザンガクが松本にある意義なんじゃないかと感じています。

阿部さん:生成AIに関することでいうと、サザンガクの近くに「SWEET WORK」というコワーキングスペースがあって、二つを兼用されているエンジニアの方が複数人いらっしゃるんです。その方々を中心に、シビックテックのような文脈で、「ちょっとあったら便利だよね」というサービスを、AIを使って自分たちで作ろうという動きが立ち上がり始めていまして。

それがサザンガクやSWEET WORKで開催するイベントを通じて、30人くらいの人が集まるような動きになっているので、AIがこれだけ発展してきている中で、今後どのように松本で発展していくかがとても楽しみです。

「やってみたい」を気軽に相談できる場所に

――普段接点がなかった人同士が、サザンガクがきっかけで出会い、化学反応が生まれていくというのが面白いですね。ただ人が集まる場があるだけでなく、お二人のようなコーディネーターがいたり、場作りが行われているからこそだと感じます。今後、おふたりが目指していきたいことはありますか。

阿部さん:2人とも結構勢いで進んでしまうタイプなので、3年が経った今ちょっと立ち止まって、現在値と目標値をもう一度見直すというのが必要かなと思っています。

認知度向上と、敷居を下げるというのは、まだまだこれからかなと思うので。もうちょっと、気軽に地域の方に頼っていただけるような場所になっていきたいなと思っています。松本市全体から見たら、本当にまだ一部の属性の方にしか届けられていないので。もっと注目いただけるようにコツコツやっていきたいです。

中山さん:サザンガクを拠点に新規事業が立ち上がりますとか、会社ができますというところは、まだ多くはないです。改めて、創業につなげるにはどういったサポートをしていけばいいのか、そもそもどんな場所を目指して行きたいのかをこれからも話し合っていきたいですね。

――最後に、これから起業を考えている人や、長野で起業してみたいなと思っている方にメッセージをお願いします。

取材中、サザンガクを訪れた学生の相談にのる阿部さんと中山さん

阿部さん:僕個人がお手伝いできる部分はそんなに多くはないんですが、相談に来てくれた方と、普段サザンガクに通っている方や地域で活躍している人とおつなぎしたら面白いことが起きるんじゃないか、という空気はここ数年で醸成できていると思います。

起業に限らず、松本には楽しく暮らしている方はとても多いので、移住や新拠点の設立を含め、「長野県で何かやってみたい」という方は、ぜひ一歩踏み出してきていただければ、いい出会いにつながるはずです。サザンガクでは定期的にさまざまな切り口のイベントを企画しているので、最初の一歩としては入りやすいかもしれません。松本で何かやってみたいという方は、ぜひお気軽に来ていただけたらなと思います。

中山さん:まだまだ世の中では、起業に対するイメージとして、「やりたいことが明確じゃないと人に相談しちゃいけない」というのがあると思っていて。

僕たちが相談に来て欲しいのは、もう少し前の段階にいる人たちなんです。起業家の方々と話していると、たとえば「今の働き方が生きづらい」だったりとか、「世の中に対してこんな課題認識を持っている」とか、「こういうのむかつくんですけど!」という声が、実は事業アイデアになるというのを日々感じます。

なので、サザンガクとしては、まだ「起業」という選択肢が頭になくても、まずは自分の生きづらさや働きにくさ、日々感じているモヤモヤを気軽に相談してもらえるような施設にもしていきたいなと考えています。僕たちだけでなく、アイデアを形にしていくプロがここにはたくさん集まってきているので、「ちょっとだけ興味があるんだけど」「まだうまく話せないかも」という方こそ、ぜひ気軽に相談に来てほしいです。

サザンガクのHP https://33gaku.jp/

ARTICLE
2026.1.16

起業という選択肢を、「サザンガク」でもっと身近に。松本から広がる挑戦のコミュニティ【前編】

2026.1.16
場所や施設を探している

コワーキングスペース・サテライトオフィス・テレワークオフィスの3つの機能を持つ松本市の「サザンガク」。2019年11月のオープン以来、場所にとらわれない働き方や起業家育成の場として、地域に根付いてきました。年間100回以上のイベントを開催し、人と人をつなぎ、新しい挑戦を後押ししています。

信州スタートアップステーション(SSS)や長野県よろず支援拠点の相談拠点としても機能するサザンガクは、起業を考える人たちにとってどんな場所なのか。松本で今、どんな動きが生まれているのか。サザンガク施設長の阿部航大さんと、コミュニティマネージャーを務める中山拓輝さんにお話を聞きました。

<お話を聞いた人>
阿部航大(あべ・こうた)さん サザンガク施設長
長野県白馬村生まれ。信州大学理学部卒業後、市役所で約12年間環境関係の業務に従事。2023年4月より松本市役所職員として、一般財団法人松本ものづくり産業支援センターに派遣され、サザンガクの管理・運営全般を担当。

中山拓輝(なかやま・ひろき)さん サザンガクコミュニティマネージャー
長野県岡谷市出身。進学・就職で福井・東京へ。7年前に長野県に戻り、諏訪のホテルで勤務後、2019年にファイナンシャルプランナーとして松本市で独立。約1,000人以上のプランニング実績を持つ。2023年より株式会社ATOMicaに所属し、サザンガクのコミュニティマネージャーに就任。現在も現役ファイナンシャルプランナーとして活動中。

3つの機能を持つ場所、サザンガク

写真右から阿部さん、中山さん

――まずはお二人の自己紹介をお願いします。

阿部さん:阿部航大と申します。松本市役所の職員でして、今は市役所からの派遣という形で、一般財団法人松本ものづくり産業支援センターに出向しています。2023年からサザンガクの施設長として管理や運営全般を担当しています。

中山さん:株式会社ATOMicaの中山拓輝と申します。2023年から弊社がサザンガクのコミュニティマネジメント業務を受託していまして、僕も阿部さん同様にサザンガクに来て3年目になります。

株式会社ATOMicaは宮崎県発のスタートアップで、全国に60拠点のコワーキングスペースを運営しています。ミッションとしては「頼り頼られる関係性を増やす」、ビジョンが「あらゆる願いに寄り添い、人と人を結び続ける」という形で、都市化で加速していく孤独を課題に感じているスタートアップです。

特に地域は人口が減少していくので、本当に誰かに頼ったりお願い事をするような関係性がどんどん減少している。それによって行動を起こしにくいという社会課題があると考えていて、その解決に取り組んでいます。

――運営に関わっている企業自体がスタートアップなのですね。サザンガクはどんな機能がある施設なのでしょうか。

阿部さん:オープンが2019年11月なので、コロナが始まる少し前なんですが、場所にとらわれない働き方を松本でも広げていくことを目指して立ち上げられました。そのためにデジタル人材の育成と起業家の育成がミッションになっています。そういう方たちのコミュニティをこの場所を使って育て、地域の活性化をしていくこともサザンガクの目指すところです。

中山さん:その上で、サザンガクは主に3つの機能がある施設です。1つ目がコワーキングスペース。1人で仕事をしたい時には「集中ブース」。短時間で打ち合わせをしたい時に便利な「ミニ会議室」や「スクラム会議室」と、その人それぞれに合った活用ができます。

2つ目がサテライトオフィス。インキュベーション施設としての機能も持っており、館内に全部で16の部屋があり様々な企業が入居しています。

3つ目がテレワークオフィス。子育て中の女性を中心に、フレキシブルな働き方ができる雇用の創出と、地域企業の人手不足解消をねらったBPO事業を運営している場所です。

――一般的なコワーキングスペースと、サザンガクの違いは何ですか?

中山さん:この地域のコワーキングは会員制のところが多いんですが、サザンガクはドロップインでの利用も歓迎しています。月額会員の方ももちろんいるんですが、ドロップインの方の割合が比較的多いのが特徴ですね。外に開かれた場所なんです。

サザンガクを訪れた学生の相談にのる阿部さん

阿部さん:また、信州スタートアップステーションと長野県よろず支援拠点の相談窓口にもなっているので、起業や仕事のことで何か相談事があれば、ここに来れば何かしら対応できますよ、というところも特徴です。

信州スタートアップステーションの相談員の方が常駐している日であれば直接その方におつなぎしますし、そうでない日は自分たちがお話をお聞きして、「こんな方が来ました」とおつなぎしています。

そのほかにも、サザンガクのメンバーの中でお力になれる方がいればご相談に乗りますし、サザンガクの起業コミュニティの中で、つなげられそうな方がいればつなげるようにしています。相談員との相談もできるし、いろんな人とのつながりも作れる。そういうハブ的な役割を担っていきたいと思っています。

年間100回以上のイベントで生まれるつながり

――施設としての機能のほかに、ソフト面ではどんな取り組みをされていますか?

阿部さん:コミュニティ形成をしていくために、中山さんと二人三脚でいろいろなイベントを行っています。ざっくばらんな交流会や読書会から、起業に関するセミナーやピッチなど幅広くいろんなことをやっていて、年間で100回を超えるぐらいのイベントを企画しています。

中山さん:松本には信州大学・松本大学がいくつかあるので、学生の活動を応援して、地域コミュニティに学生が触れる接点を作ったり、子どものデジタル人材育成の取り組みも行ったりしています。大人向けにもいろんなツールの使い方の講座や、AIの勉強会も開催しています。座学的に学ぶ機会だけでなく、実践の機会も作っているのが特徴です。

――大人だけでなく、若い世代に向けた取り組みも行っているのですね。子どもや学生さんたちの反応はどうですか?

阿部さん:熱い学生さんは一定数いらっしゃって、サザンガクを知って目を輝かせてくれるような学生さんに会うとやっぱりうれしいですね。「こんな世界があったんだ、もっと早く知りたかった!」と毎週通ってくれる子もいます。

中山さん:僕自身、長野県の岡谷市出身なんですが、進学を機に一度地元を離れていたんです。サザンガクに赴任した時は、「地域でこんなに面白いことをやっている人がたくさんいたんだ!」と驚きました。

阿部さん:サザンガクは、地域の若い世代が東京など都市部に出て行かなくても、いろんなジャンルで活躍している方と触れ合える良い場所だなと思っています。私たちとしても、もっとそんな学生たちを増やしていきたいです。

――松本への移住を考えている方の相談も増えているそうですね。

中山さん:はい。松本が好きで移住されてきた方が、働き場所を探してサザンガクに相談にきてくださる機会も増えています。これまでの経歴や、松本でしてみたいことをお聞きして、「こんな面白い人がいるんです」と、地域の企業の方やプレーヤーの方とおつなぎすることもあります。今後も、サザンガクがそういうハブになっていけたらうれしいです。

松本の起業家育成における新たな動き

――起業家育成の取り組みについて教えてください。

阿部さん:実は、松本市では起業家育成という文脈の取り組みが今まであまりなかったんです。でも、去年ぐらいからようやくサザンガクでも着手できるようになってきて。

まず、起業という選択肢を身近に捉えてもらうために2024年から「Meet Up 33GAKU」というイベントを計11回開催してきました。これは起業家や支援者、投資家をゲストに迎え、トークセッションをしてインプットをした後に、その場で交流会まで行うというスタイルのイベントです。多いときは40人以上集まるような回もあって。少しずつコミュニティらしいものができつつあるな、という手応えを感じました。

もうひとつ、「Startup Weekend Matsumoto」というイベントを去年12月に初開催しました。これはサザンガク独自でやったわけではなく、本当に民間主導というか、いろんな方がボランティアで運営に回ってくださり、いろんな企業の方が「応援するよ」とスポンサーになってくださって形になりました。

第1回を12月に、第2回を7月にやったんですが、本当に大勢の方に集まっていただいて。それが今度は、伊那や上田など県内のさまざまな方向へ波及していっているような動きが作られています。

(写真提供:Startup Weekend松本)

中山さん:今年度から、株式会社ATOMicaとして松本市スタートアップ推進事業も受託しています。松本市が、「地域特性を生かした新産業の創出」という目標を掲げているので、市民の皆さんに起業をもっと身近な選択肢にすることを目指している取り組みです。若い人たち、地域の人が挑戦できる環境を整えて、インパクトを生み出すスタートアップを育てる。そんなエコシステムの基盤を作っていきたいと考えています。

こちらは主に3つのプログラムを動かしています。1つ目がトークセッションという形で、昨年度「Meet Up 33GAKU」でやっていたような形を引き継いで、起業を経験された方々のインプットのトークセッションを全10回行っています。

2つ目が、スキルアップイベントです。昨年度は、起業志向の方々に向けて、AIツールを使った実践ワーク等を実施しました。たとえば、会話型AI「ChatGPT」を用いてチームごとにビジネスアイデアを具体化した後、デザイン生成AI「GenSpark」で事業の魅力を伝えるLP(ランディングページ)のドラフトを自動生成するスキルを学びました。

3つ目が、「松本道場」で全5回の連続講座の0期生を募集しました。この1月から1期生を開催します。連続講座の最後には、「M-1グランプリ」という形で、起業のアイデアを実際に人に伝えるピッチのイベントを行います。

――実際に利用できる施設があり、さらにソフト面の取り組みやコミュニティも育っているというのは地域に与えるインパクトが期待できそうですね。

阿部さん:行政がこういう拠点施設を持っているからこそ、周りからも動きが見えやすくやれているのかなという感じはしますね。でも、今後はさらに「ちょっと何かやってみたいかも」とか、「アイデアがまだ固まってないけど気になる」というライトな層が参加しやすい、集まりやすいような取り組みをしていきたいなと思っています。

中山さん:スタートアップと言っても、そのモデルを描く人は本当にごく一部だと思うんです。もうちょっと「起業」というあり方を幅広く捉えて、それがビジネスになるかならないかはともかく、個人としての新しい一歩だったり、会社として、組織としての新しい一歩だったりというものを後押ししたいですね。そのために、人と人をつないでいくようなことを、ここでやっていきたいです。

インタビュー後編では、コミュニティから生まれた具体的な事例や、未来の起業家へのメッセージを聞きました。

サザンガクのHP https://33gaku.jp/

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2025.12.26

【SOUコラム】子育てが教えてくれた「働く理由」——私が起業支援に向き合うまで

2025.12.26
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子育てをしていると、「思い通りにいかないこと」が日常になります。
時間通りに進まない朝、突然の発熱、仕事と保育園の間で揺れる気持ち。かつての私は、効率や成果を重視し、できるだけ計画通りに物事を進める働き方を良しとしてきました。でも、子どもを育てる中で、その価値観は少しずつ揺らいでいきました。

特に強く感じるようになったのは、「正解は一つではない」ということです。子育ても、働き方も、誰かの成功例をなぞればうまくいくわけではありません。自分と子ども、その時々の家族の状況に合わせて、選び続けるしかないのだと気づきました。

「全部できる状態」になるのを待つのではなく、「今の自分が置かれている状況の中で、ベストだと思える選択をする」。そう考えるようになりました。私自身、子育て中でも学びを止めたくなくて、夜間・オンライン対応の大学院を選び、進学しました。その時点で選べる最善を重ねていくことが、自分なりのキャリアをつくっていくのだと思っています。

【産後9ヶ月で受験した長野県立大学大学院の卒業式。卒業する頃、息子は3歳になりました。】

今、起業支援の現場で多くの女性と話していると、「自信がない」「まだ準備不足だと思ってしまう」という声をよく聞きます。でもその背景には、「もっと余裕ができてから」「ちゃんと整ってから」と、無意識のうちに“理想の状態”を待ってしまっているケースが少なくありません。

子育てをしていると、すべてを自分の思い通りに進めることはできません。だからこそ、「今の私は何を優先する?」「この環境でできることは何だろう?」と問い続けることになります。その問いを重ねながら選択していくプロセスそのものが、少しずつ自分の軸を形づくっていくのだと感じています。

起業や新しい挑戦も、最初から明確なビジョンがある人ばかりではありません。むしろ多くの人は、日々の生活や制約の中で選び続けた結果として、次の道が見えてくるのではないでしょうか。「今はまだ分からない」「まだ途中」でも大丈夫。今立っている場所から、一歩先を選び続けること。その積み重ねが、未来につながっていくのだと思います。

SOUメンター/株式会社SALT
塩入美雪(しおいりみゆき)
長野市在住。シングルマザーとして子育てと仕事を両立しながら、信州スタートアップステーションで女性のキャリア支援や創業支援に携わっている。「できることから少しずつ」を合言葉に、自分のペースで前に進もうとする女性を応援している。