第54回月例会in軽井沢町 8月7日(金)開催のお知らせ
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独立系ベンチャーキャピタルを自ら創業・経営し、数々のベンチャー成長を牽引してきた、早稲田大学ビジネススクール教授の長谷川 博和氏が登壇!
技術革新が急加速する今だからこそ求められる、企業の「軸」のあり方について、「AI時代の経営戦略ー理念経営の重要性」をテーマに語ります。
■会場:軽井沢T-SITE「SHARE LOUNGE」2階イベント会場(軽井沢町)
※今回はいつもの長野市ではなく軽井沢での開催となりますのでご注意ください。
■聴講:無料(終了後に懇親会あり:要事前申込・会費約7千円)
不確実なAI時代を勝ち抜くための本質的な経営戦略を、軽井沢の豊かなサードプレイスで学び、熱く交流しませんか?奮ってご参加ください!
長野県から世界へ。スタートアップ市場の現状とVCが見据える未来【SSSセミナーレポート】

長野県のスタートアップ市場には、どんなポテンシャルがあるのか。首都圏への近さはどんな武器になるのか。資金調達の選択肢は、この数年でどう広がっているのか。そして、長野のスタートアップ市場が次のステージへ進むために、今何が必要なのか。
信州スタートアップステーション(SSS)では、長野での創業を考えている方や、支援機関の方向けのセミナーを定期的に開催しています。6月24日にオンラインで開催された今年度第1回目のセミナーでは、これらの問いに対するヒントが語られました。
長野県が持つ、首都圏への近さを生かした事業連携の可能性や、自然環境や製造業基盤を生かした実証実験フィールドとしてのポテンシャル。エクイティ出資に加え、社債やベンチャーデット、資本性ローンなど選択肢が広がる資金調達環境。そして、経営人材や連続起業家がまだ少ないからこそ見えてくる、これからの長野の伸びしろ。八十二インベストメント株式会社の加納岳さんに、投資家の視点からお話を聞きました。
<お話を聞いた人>

加納 岳氏
八十二インベストメント株式会社 2014年八十二銀行入行、2022年より営業渉外部でファンド立ち上げに携わる。2023年には八十二インベストメント(HIC)に出向し、ベンチャー・承継投資を担当。2024年に独立系VCのON&BOARDに出向しシード期のベンチャー投資に従事しながらSwish!を企画・運営。2025年にHICへ帰任し、現在はベンチャーチームのトップとして投資業務を行いながら八十二長野銀行ベンチャー方針策定を中心となって行う。
首都圏への近さが生む、圧倒的なアドバンテージ

八十二インベストメントは、八十二長野銀行の投資専門子会社として、300億円規模のファンドを運営しています。加納氏は、投資家の目線から見た長野県ならではの強みとして、3つのポイントを挙げました。
1つ目は、首都圏への近さです。首都圏に近いという、心理的にも物理的にも圧倒的な距離の近さは、長野県ならではの武器です。事業会社やベンチャーキャピタルといった首都圏の資本を巻き込んで、一緒に事業連携をしていくこともできます。
2つ目は、多様な実証実験フィールドです。長野県は、自然環境や観光資源に加え、製造業の基盤が整っている点が大きな強みとなります。実際に、東京のハードウェア系スタートアップが県内の製造業にOEM先を求めて連携し、新たな収益の柱としているケースも少なくありません。県内で実証実験を行いたいというスタートアップからの相談も多く寄せられているそうです。
3つ目は人材獲得のポテンシャルです。コロナ禍以降、東京から新幹線沿線への移住が進んだことで、県内企業で働きたいという人材や、東京の仕事を続けながら長野に住むという働き方も広がりつつあります。
こうした強みを踏まえたうえで、加納さんが特に相性が良いと語ったのが、SaaS、アグリテック・バイオテック、モビリティの3分野です。
SaaSは、県内中小企業のDXの遅れという課題の裏返しでもあります。人手不足に悩む地域の中小企業に対し、業界特化型のSaaSを導入して業務を自動化する動きは、まだまだ伸びしろがあるといいます。アグリテック・バイオテックでは、JAや農家と連携しながらプロダクトの実証を行うスタートアップの事例が紹介されました。
モビリティでは、広大な土地や過疎化という課題を背景に、ドローンによるラストワンマイル配送の実証実験や、塩尻・白馬地域での自動運転バスの実証実験など、具体的な取り組みが進んでいます。
加納氏は、地域の課題やアセット、テクノロジーが交差する場所にこそ、真に競争力を持つ巨大な市場が生まれる可能性があると指摘し、長野県発の企業が世界へ羽ばたいていく未来への期待感を語りました。
進化する資金調達と、VCが見る「モート」という視点

資金調達手段も、以前より大きく広がっています。八十二インベストメントやSSファンドによる株式出資や社債引き受けに加え、日本政策金融公庫や商工中金によるベンチャーデット、資本性ローン、長野県信用保証協会の創業支援資金など、選択肢は多様化しています。
投資判断で重視する指標については、単純な売上ではなく、解約されない限り毎月積み上がる年間経常収益「ARR(Annual Recurring Revenue)」を見ているといいます。受託開発のような単発の売上ではなく、継続的でスケールする収益構造を築けているかどうかが、上場を見据えるうえで重要な指標になるそうです。
さらに加納氏が強調したのが、持続的な成長を支える「モート」という考え方です。モートとは、他社に模倣されにくい中長期的な競合優位性を指す言葉です。せっかくいいアイデアがあっても、それだけでは、他社に真似されてしまうことも珍しくありません。実際に、加納氏が出向中に相談を受けていたシード期のスタートアップが、事業会社との壁打ちを経て、同じようなサービスを他社にリリースされてしまったという出来事もあったそうです。
データの蓄積によって後発の競合に乗り換えにくくなる仕組みや、複数のプロダクトを展開して顧客との接点を増やす戦略が、モートの構築につながるといいます。あわせて、組織規定の早期整備や、弁護士・CXOなど専門家の巻き込み、投資家に対する透明性の高い情報開示も、事業をスケールさせるうえでの土台になります。
今だからこそ狙える、長野のポジションと伸びしろとは

資金調達の環境が整いつつある今、加納さんが次に見据えるのは、長野県のスタートアップエコシステムをどう底上げしていくかというテーマです。むしろ、プレイヤーがまだ少ない今こそ、先行して動く価値があります。
鍵の1つは、起業家自身の目線の高さです。加納氏は、創業初期段階から「長野県発で世界と戦えるレベルを目指す」という意識や覚悟をどれだけ持てるかが重要だと強調しました。
そのための取り組みとして、様々なイベント等を開催していきたいとも語りました。
もう1つの鍵が、「セカンドティア人材」と呼ばれる、経営人材の確保です。CXO候補や、経営の右腕となるような人材は、今のところ東京に集中しています。企業を成長させていくうえで、こうした人材をどう長野に呼び込むかが今後のテーマとなります。
そして、連続起業家やエンジェル投資家の存在も、これから育っていく余地がある分野です。加納氏自身、長野県内で見聞きしてきた実感として、連続起業家やエンジェル投資家はまだ多くないと感じているといいます。地元に目指すべき先輩起業家がいることは、すぐに相談できる環境や、次の世代を生み出すサイクルの循環にもつながります。
加納氏は、こうしたエコシステムづくりは八十二インベストメント一社で担えるものではなく、長野県やSSSをはじめとする支援機関と共に作っていくものだと語ります。挑戦する起業家を全力でサポートしたいという思いを示し、資金調達や出資を求めていない場合でも、事業の壁打ちなど気軽に相談してほしいと呼びかけ、セミナーを締めくくりました。
信州スタートアップステーションでは、資金調達に関するテーマだけでなく、起業に向けたノウハウや、長野県の既存産業・注目領域を知るためのセミナーも今後開催を予定しています。長野での創業を考えている方は、ぜひご参加ください。
【アクセラ募集開始・8/17〆切】長野県で挑戦するスタートアップを募集します!
長野県では、県内での事業展開や実証、成長を目指す事業者を対象に、アクセラレーションプログラムを実施します。本プログラムでは、メンタリングや専門家との壁打ち、関係機関・企業との接続等を通じて、事業のブラッシュアップを支援します。
こんな方におすすめ!
✅事業アイデアを具体化したい
✅初期顧客開拓や事業モデル磨き込みに取り組みたい
✅地域課題解決につながる事業を前に進めたい
✅長野県内で実証や連携先開拓を進めたい
参加メリット!
👍メンターや専門家との壁打ちができる
👍事業の強みや課題が整理できる
👍県内企業や支援機関との接点が得られる
👍実証・事業化・成長に向けた足場を作れる
詳細・応募方法は長野県公式ホームページをご覧ください。
皆さまのご応募をお待ちしています!!
#長野県 #スタートアップ #アクセラレーション #信州 #起業 #地域課題解決


移住×創業セミナー「地域の日常を文化に変える、移住起業ストーリー」
【無料オンラインセミナー開催】
「移住したら、起業のヒントが見つかった。」
そんなリアルなストーリーを聞いてみませんか?
今回のテーマは「移住×創業 ~地域の日常を文化に変える、移住起業ストーリー~」
東京で数々のプロジェクトや老舗銭湯「小杉湯」のブランディングを手がけ、現在は長野県小諸市で「文化ノ台所」を展開する井上拓美氏をゲストに迎えます。
✔地域の価値を活かした起業とは?
✔ 人が自然と集まる場づくりの考え方
✔ 仲間の集め方
✔ 「食」から始まる事業づくり
「いつか起業したい」
「長野で何か始めたい」
「移住も選択肢にある」
そんな方におすすめのセミナーです。
・日時:2026年8月19日(水)12:00~13:00
・開催:オンライン(Zoomウェビナー)
・参加費:無料
地域には、まだ気づいていない価値がたくさんあります。
あなたらしい創業の一歩を見つける60分。ぜひお気軽にご参加ください!
【申し込み】
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_-dPGZmTCT7-nNX4Q78DKuQ#/
#信州スタートアップステーション #SSS #起業 #創業 #移住 #長野県 #地方創業 #地域づくり #スタートアップ #小諸 #オンラインセミナー
https://www.facebook.com/ShinshuStartupStation

「経験ゼロ」でも起業できる?学生起業家が語るAIスタートアップ挑戦のリアル
飯山エリア
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長野市からスタートアップ・起業家を生み出すコミュニティ「NAGANO STARTUP STUDIO(NSS)」の令和8年度プログラム開始に向け、キックオフイベントを開催します!
NSSを経て在学中にAI企業を創業した渡邉友哉氏を迎え、第1部ではアイデアから資金調達までのリアルな創業の軌跡をお話しいただきます。第2部では、メンター兼投資家の兼城駿一郎氏を交え、事業化プロセスを徹底解剖。
起業に関心のある方から支援者まで、ぜひご参加ください!
https://region.alphadrive.co.jp/event/nss_02_kickoff

生成AI×創業「事業アイデア創出ワークショップ」開催!
長野市
「起業したいけれど、何から始めればいいかわからない」
「頭の中のアイデアを形にしてみたい」
そんな方におすすめの体験型ワークショップを開催します!
今回のテーマは「生成AI×創業」。
生成AIを”相棒”として活用しながら、自分の想いや経験、強みを整理し、事業アイデアを具体的な形へとブラッシュアップしていきます。
アイデアがまだ漠然としていても大丈夫。
AIとの対話や参加者同士のグループワークを通じて、「やりたいこと」を言葉にし、新たな一歩を踏み出してみませんか?
こんな方におすすめ
- AIを活用した事業づくりに興味がある方
- 頭の中にあるアイデアを形にしてみたい方
- 一人で考えるだけでなく、参加者と意見交換しながらブラッシュアップしたい方
開催概要
日時
2026年7月26日(日)
13:30~16:30
会場
信州スタートアップステーション nagano(長野市)
定員
先着20名
参加費
無料
プログラム
- 13:30~14:00 オープニング・アイスブレイク
- 14:00~16:00 ワークショップ(ハンズオン・グループワーク・発表)
- 16:00~16:30 ネットワーキング・交流会
起業やAI活用に興味がある方であれば、年齢・所属を問わずご参加いただけます。
皆さまのご参加をお待ちしております!
申込み
下記のフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/4ZryBfMSfVDdzmKk9

【千曲市】男女共同参画セミナーを開催します!
誰もが自分の想いを一歩踏み出せる社会のために
〜女性の起業応援の視点もふまえて〜
1 日 時 令和8年7月17日(金) 午後1時30分から午後3時まで
2 場 所 千曲市役所 3階会議室 (※YouTubeでの後日配信の選択も可能)
3 講 師 渡邉 さやかさん(長野県立大学大学院ソーシャル・イノベーション研究科准教授)
4 テーマ 誰もが自分の想いを一歩踏み出せる社会のために
~女性の起業応援の視点もふまえて~
5 目 的 少子高齢化や人口減少が進む中、子育てや仕事、地域活動など、様々な場面で女性が活躍できる環境づくりが求められています。
一人ひとりが感じている想いや課題を、仕事や社会に繋げていくことは、地域の活力や新たな雇用の創出にもつながります。
挑戦する個人を行政・地域・周囲がどのように支え合えるのか共有し、女性の起業や社会参加を身近な選択肢と捉え、誰もが
自分のペースで一歩を踏み出していくためのヒントを考えます。
5 対 象 長野県在住・在勤・在学の方
6 参加費 無料
7 申込方法 下記フォームへの回答 または 千曲市人権・男女共同参画課への電話
フォーム:https://forms.office.com/r/ZEV9esiiMh
電話:026-273-1111(内線4121)

第53回月例会in長野市 7月3日(金)開催のお知らせ
【7/3(金) 第53回NIB月例会開催!】
今回は、ソウルドアウト創業、東証上場、博報堂グループへの200億円M&Aを経て、現在3度目の起業(株式会社ロケットスター)に挑む荻原猛氏が登壇!「ベンチャー経営のリアル」をテーマに語ります。
■会場:シソーラス 1F(長野市)
■聴講:無料(終了後に懇親会あり:要申込・会費約7千円)
上場・売却のリアルな知見を現地で体感し、熱い交流を。奮ってご参加ください!
公式:https://nib.xibase.jp/2026/06/19/getsureikai202607/

アントレプレナーシップ教育活動IJIE-NEXUS Future Design特別講座のご案内
5県(長野、埼玉、群馬、栃木、山梨)の国立大ネットワークで展開するアントレプレナーシップ教育活動IJIE-NEXUSの中で開催される、Future Design特別講座についてご案内です。
ーーーーーーーーーーーーーー
<公式サイト>Future Design特別講座 旅する未発見教室2026
https://www.ijie-nexus.jp/future-design
<前期>
第1回 7/1(水)キックオフ「科学技術と芸術とデザインの相互作用/コンヴィヴィアルテクノロジー ― 人と技術が共に生きるためのデザイン」長野(工学)キャンパス AICS2F セミナースペース
https://futuredesign0701.peatix.com
第2回 7/6(月)「芸術的観察法を学ぶ」松本キャンパス 人文ホール
https://futuredesign0706.peatix.com
第2回 8/8(土)実践ワークショップ座学編「Hollywood式脚本術を空間的ストーリーデザインに応用する」権堂・Thesaurus
https://futuredesign0808.peatix.com
—
<講座概要>
Future Design 特別講座は、科学技術と芸術・デザインを行き来しながら、研究や実践の前提を問い直す、全6回の公開講座です。
芸術は新しい問いを立て、デザインはそれを人の視点から解法を編み、技術はそれを社会の中でかたちにします。この往復を学ぶことで、研究や仕事、人生をただ進めるのではなく、これまでの見方を揺さぶり、「なぜそれをやるのか」を見つめ、自分の中に眠っていた動機や、まだ名前のない可能性と出会っていきます。
この講座は、答えを早く出すための場でも、効率的な方法論を学ぶところでもありません。そうした方法は時に、模倣されやすい危うさも孕みます。
むしろ、自分が何を当然だと思っていたのかに気づき、専門や先入観の外にある視点や、私たちを取り巻く環境を静かに観察する学びを得て、時を越える根源的な問いと、他が追随できないオリジナルな実践を見つける場です。内面的な旅であると同時に、現場を訪ね、国内外の第一線で越境的に活躍する実践者と出会う“旅する講座”でもあります。
本講座は、甲信・北関東の国公立大学ネットワークの連携のもとに実施します。現地での参加に加え、講義の記録やアーカイブを通じて、より広く学びに触れられる形も整えていきます。

「信州SOIPコンソーシアム」メンバー&共創提案者を募集します! 📣
プロスポーツチームと多様な産業を掛け合わせ、スポーツを起点とした新たなビジネスやサービスを生み出す「信州SOIPコンソーシアム」を始動します!
長野県内の地域課題を解決したい企業、スタートアップ、大学、自治体の皆さま、スポーツの力を使って新しい挑戦を始めてみませんか?
💡 選べる2つの参加形態(入会金・参加費無料)
1️⃣ コンソーシアムメンバー:情報共有やネットワーク形成に参加したい方
2️⃣ 共創提案者:プロスポーツチームと連携し、具体的な事業創出や実証実験(PoC)を行いたい方
※共創提案の応募をするためには、コンソーシアムへの入会が必要です。
🎁 「共創提案」採択者への強力なサポート
- 実証支援金を支給(1件あたり最大100万円)
- 事務局による手厚い事業伴走支援
- 中間発表や成果発表(DEMODAY)の場を提供
📆 主なスケジュール
- 6月15日:コンソーシアムメンバー入会申込 開始
- 7月1日:共創提案 応募受付 開始
- 7月8日 13:00〜14:00:オンライン応募説明会(要事前申込・7月7日締切)
- 7月31日:共創提案 応募締め切り
お申し込みはこちらから:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScjU4-sB-d6zdLMViZhozJ1dwOtjGa7G-EfXP_2PJ-iSMuZSQ/viewform
公式サイト:https://shinshu-soip.jp/

あなたの「気になる」を一緒に育てる場所、信州スタートアップステーション【コーディネーター紹介】

長野県を「日本一創業しやすい県にする」ことを目指し創設された創業支援拠点「信州スタートアップステーション」(SSS)。長野県内での創業を考えている人であれば、誰でも無料で利用することができます。
今年度、SSSに新しいコーディネーターが加わりました。新卒でコンサルティング業界に飛び込み、社会人ビジネススクール、スタートアップというキャリアを経て、結婚を機に長野へ移住した島田みのり(しまだ・みのり)さんです。
「ふらっとカフェに行くような感覚で気軽に話に来てほしい」と語る島田さんに、これまでのキャリアやSSSへの思い、外から来たからこそ感じる長野のポテンシャルを聞きました。
<お話を聞いた人> 信州スタートアップステーション 島田みのり(しまだ・みのり)さん
コンサルティングファームにて電力業界に対するDX推進・システム開発案件に従事し、その後ヘルスケア領域のスタートアップにて経営企画・経理/会計/財務を経験。 信州スタートアップステーションには今年度より参画。
HOW?からWHY?へ。当事者に寄り添った支援をするために積んできたキャリア

――現在のSSSでの役割を教えてください。
SSSメンバーと手分けをしながら「信州スタートアップステーション nagano」に常駐して、創業の相談に来られた方や、すでに創業されていてこれからの方向性を考えている方のお話を伺い、必要な支援先におつなぎしたり、創業支援制度をご紹介したり、壁打ちのお付き合いをしたりすることがメインのお仕事です。
加えて、SSSのアクセラレーションプログラムや、各種セミナーの企画・運営も担当しています。アクセラレーションプログラムでは、メンターとして採択された方への伴走支援にも携わっています。
――これまでのキャリアを教えてください。
私は神奈川県出身で、新卒で東京のコンサルティング会社に入りました。コンサルティング業界を選んだ理由は、就活中にいろいろな業界を見る中で「やってみなければわからないことが多すぎる」と感じたからです。まずはいろんなことができる会社に入って、仕事をしながら自分の専門性を見つけていきたいと思い、コンサルティング業界を志望しました。
入社当時はDXやシステム刷新の案件が多く、3年ほど働く中で、次第に「なんでこのクライアントはこういうDXをやりたいんだろう」「これは何の役に立っているんだろう」と、物事の源流をたどっていくことに興味を抱くようになりました。「AIを入れようとしているけど、その結果会社として何がプラスになるんだっけ?」という問いが頭から離れなくなって。要は、HowからWhyに興味が移っていったんです。
そういうことを考えるにあたって、自分がビジネスをあまりにも知らなすぎると気づきました。売上と利益の違いもわからないような状態でしたし、リテラシーが低すぎてお客様と同じ目線で話せるわけもないと。だったら集中して一気に勉強した方が効率がいいと思い、26歳で一度会社を辞め、2年間ビジネススクールに通いました。2年間キャリアがストップしてもまだ28歳、そこからまた歩めばいいと。自分の中長期的な未来への投資という感じで、思い切りましたね。
――ビジネススクール卒業後は、またコンサルに戻られたんですね。

はい。いろいろな視点で物事を考えられるようになったので、それをコンサルタントの仕事に活かせると思って戻りました。
ただ、一度壁にぶつかってしまって。というのも、ビジネススクールに通ったことでどこか頭でっかちになっていた部分があって。論点を整理したり、きれいにまとめたパワーポイントを持っていくような仕事をしていたんですが、あるとき、「私は全然現場の実態がわかっていない」と痛感する状況に直面したんです。「これでは同じ目線で話ができない」と感じ、当時の上司の紹介で、スタートアップの現場に飛び込みました。
そこはヘルスケア領域のスタートアップだったのですが、創業から7年ほど経ち、当時社員が30人弱という、カオスすぎず、でもややカオスな規模感のところでした。自分たちがやらなければ誰もやってくれない環境で、自ら手を動かしながらも、自分の視野で会社のすべてが見渡せる。そんな経験を積んだタイミングで、2026年の春に結婚を機に長野に移住してきました。「自分にできる仕事はないか」と探していたところ、縁あってSSSに加わった、という経緯です。
スタートアップの当事者側を経験した上で、今度は支援する側にも関われているので、両方の視点を活かして支援を行っていきたいと思っています。
長野に来て感じた、事業の「種」のポテンシャル

――4月の着任から2ヶ月は、どんな動き方をしていましたか?
4月末に「SOBA Tech※」という長野県のスタートアップイベントがあり、まずはその準備に携わらせていただきました。長野県のスタートアップという文脈に、どういう人たちが関わっているのかをマクロから知ることができたと思います。イベントから学んだことをキャッチアップしながら、今後はここで地に足を着けて、いよいよ皆さんの相談に乗っていく形になるので、まだまだこれからですね。
――これまでコンサルティング業界に関わってきた島田さんから見て、「長野で創業する」ということにどんな可能性を感じていますか?
都市部のスタートアップと比べて、「長野ならでは」の要素が多いんだなということを、改めて感じました。「SOBA Tech」で実際に長野の資源を生かして起業された方のお話を聞いたり、VCの方と話したりすると、皆さん口をそろえて「長野ならでは」とおっしゃるんです。
たとえば山が多いなど地形だけを見てもすごく特徴がありますし、東京のような人のネットワークや情報の集積とは違う、物理的な自然の資源や文化・伝統は、それ自体が差別化のポイントになる。さらにはそういった強みが複数あるのはすごいことだと思います。「いろんな創業の種がありそうだな」という手応えがあります。私自身も、長野で創業を考えている方と一緒に、この土地の可能性を探っていけたらと思っています。
※SOBA Tech(Start up Opportunity Building Alliance for TECH Nagano):長野のウェルビーイングな環境でスタートアップと多様なステークホルダーが出会い、新たな連携を生む機会を創り出す、長野県主催のスタートアップイベント。2026年4月24〜25日に開催。
「ちょっと気になる」から始めていい。そのための場所でいたい

――これから支援する側として、どんな姿勢で相談者と接していきたいですか?
自分自身が一社員としてスタートアップの現場にいて感じたことは、創業する人というのはやりたいことにかける思いや熱量がすごく強いということです。そういう熱量を自分の中に持ちながらも、まだ動けていない方がきっとたくさんいるんだろうなと。「くだらないって言われそう」とか、「何をやったらいいかわからない」とか、「責任が怖い」とか。でも、そういう思いがあること自体がすごいことなので、背中を押す存在になりたいと思っています。
最初の一歩は、大げさじゃなくていい。ちょっと考えてみるとか、誰かにアイデアを話してみて、その時にワクワクするかどうか確かめてみるとか。素朴な気づきや疑問、「これってなんでこうなっているんだろう?」という問いを持って、ちょっと形にしてみようとするだけでも、創業への立派な一歩だと思っています。創業って普通のことなんだ、特別に頭がいい人や行動力がある人だけのことじゃないんだ、という感覚を持ってもらえたら。そのためのセミナーなどの企画にも積極的に取り組んでいきたいです。
――最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージを。

「信州スタートアップステーション nagano」は、ちょっとおしゃれなカフェのような雰囲気なので、カフェでコーヒーを飲むくらいのテンションで気軽に来てもらえたらうれしいです。
SSSのサイトにシフト表を載せているので、そこで営業日と担当者を確認できます。「この人に相談したい」という希望があれば、その人がいる日を選んでいただけます。Facebookページでもシフトやセミナーなどの情報を発信していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。メールかお電話でご連絡いただければ、予約も受け付けています。
「ここを相談したい」といった具体的な相談内容が整っていなくても、「頭に思い浮かんだことがある」「なんとなく気づいたことがある」だけで十分で、その後は一緒に話しながらやりたいことを見つけていくことができます。相談は無料ですし、ふらっと立ち寄る感じで来てもらえれば。私はおしゃべりが好きなので、ぜひおしゃべりしに来てくださいね。
それに、創業というのは1人でやりきる必要は全くなくて。必要な時に、必要な人に助けてもらえばいいんです。その点でもSSSとしてサポートできますし、必要な人につなぐこともできます。必要以上に怖がらずに、まずは一度話に来てもらえたらと思っています。
生成AI×創業セミナー
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「起業する人」だけでなく、
「新しい事業をつくる人」の働き方が大きく変わり始めています。
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そんな方におすすめの無料オンラインセミナーです!
今回の講師は、
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 Vibe Coding研究員でもある
泉水亮介氏。
スタートアップの最前線で培った経験をもとに、
「AI×創業」の最新トレンドや、
AIをパートナーとして活用する実践的な方法についてお話しいただきます。
日時:7月6日(月)12:00~13:00
開催方法:オンライン開催(ウェビナー)
参加費:無料
ランチタイムの1時間で、
AI時代の新しい創業の可能性を一緒に学びませんか?