信州オープンイノベーションフォーラム
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AIやIoT等の新技術による変革が絶え間ない今日において、企業が収益力の維持・向上を図るためには、自前主義を脱却し、新しい技術やアイデアを持つスタートアップ企業との協業(オープンイノベーション)へ積極的に挑戦し、新たな価値を創出していくことが極めて重要です。
この度、県内のオープンイノベーションの気運醸成を目的とした県内企業とスタートアップ企業の出会いの場として「信州オープンイノベーションフォーラム」を開催します。新規事業を検討されている県内企業の経営者様、新規事業ご担当者様のご参加をお待ちしております。
【タイムスケジュール】
13:00~13:30 開場 ・ 受付
13:30~13:35 開会挨拶
13:35~13:40 主催者挨拶
13:40~14:10 基調講演①「“測る”の先へ HIOKI共創ラボラトリーが拓くオープンイノベーションの未来」
日置電機株式会社 総務本部 経営企画部 主幹 サステナビリティ担当 水出博司 氏
14:10~14:40 基調講演②「JR東日本が取り組む“地球益の実現”に向けたオープンイノベーション
~TAKANAWA GATEWAY CITYを事例に~」
東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 まちづくり部門 主務 寺田菜々美 氏
14:40~14:50 休憩
14:50~15:10 IJIEの取組紹介
15:10~15:20 (一社)佐久産業支援センターの取組紹介
15:20~16:10 スタートアップ企業 ピッチ (6社)
16:10~16:15 閉会挨拶
16:15~17:00 交流 ・ 名刺交換会
【お申し込みURL】
https://forms.office.com/e/wNjWPiDCrC
【日程】
2025年9月19日(金)13:30~16:30
【会場】
佐久平交流センター 第5会議室
佐久市佐久平駅南4‐1
創業支援事業
松本エリア
安曇野市内で開業された個人事業主(商業者)の方を対象に、開業日前後1年間にかかった備品購入費及び広告宣伝費の一部を補助します。
【補助率】2分の1【補助上限】50万円
申請期限:開業日から1年以内
詳細リンク
木曽町商店街等振興事業補助金
木曽エリア
事業者が新たに既存店舗に誘客効果を高めるための改修を施す場合、空き家空き店舗を改修して誘客につなげる事業を行う場合、又は店舗等集客用施設を設置し創業しようとする場合にその経費の一部を補助します。
詳細リンク
木曽町創業支援補助金
木曽エリア
木曽町内で年度内に事業を開始予定又は事業の開始から1年未満の方で、認定創業支援等事業計画により実施する創業支援セミナーを受講した方を対象に、起業に必要な初動期の経費の一部を補助します。
詳細リンク
信州スタートアップステーション出張相談会 東信WEEK!
上田エリア
佐久エリア

毎年恒例の出張相談会を、今年は東信地域で開催いたします!
創業・起業に向けたご相談(ビジネスアイディアのブラッシュアップ等)や創業後の事業拡大に関するご相談(事業戦略やマーケティング計画等)など、創業期の会社経営に関して、幅広くご相談をお受けいたします。是非、積極的にご活用ください。
また、DAY2@上田市では「企業の競争戦略」についてのセッションもご用意しておりますので、ご興味ある方は、こちらの参加のみでも結構ですので是非ともご検討ください。
【DAY1】
8/5火 @ワークテラス佐久(佐久市中込2336-1)
10:00〜16:55 個別相談 ※1枠55分程度(全て対面でのご相談)
【DAY2】
8/6水 @上田信用金庫本店イベントホール(上田市材木町1-17-12)
10:00〜14:55 個別相談 ※1枠55分程度(全て対面でのご相談)
16:00〜17:00 トークイベント「企業の競争戦略 ~差別化と付加価値の最大化~」
【お申込み】
以下の申込フォームより、相談者様情報およびご希望日時の登録をお願いいたします。
※既に予約が確定している枠は表示されません
https://forms.office.com/e/vPedjkZm0G
伊那地域創業スクール
伊那エリア


創業等をお考えの方を対象に、成功する創業の心構え、ビジネスプラン(事業計画)作成研修、公的な融資制度や補助金等の支援制度の紹介など、実際の創業、起業に役立つスクールを開催します。専門講師による充実したカリキュラムであり、具体的事例も豊富でわかりやすい内容ですので、お気軽に受講いただけます。誰にでも起業のチャンスはあります!この機会に是非、ご参加下さい!
開催期間:令和7年9月20日(土)~11月2日(日)
(上記の期間で5日間開催。)
信州・安曇野「起業×移住」セミナー
松本エリア

安曇野市では、安曇野への移住とあわせて起業(就職)を考える方を対象に、セミナーを開催します。
地方での新しい働き方に興味がある皆様、ぜひご参加ください!
【セミナーについて】
・都内会場開催2回
・zoom開催4回
・初回8月30日(土)以降、2026年1月まで毎月開催
【セミナー内容】
・起業(就業)するにあたっての必要な知識
・移住する際に必要となることや手続き等
・「起業×移住」経験者の体験談 等
【個別相談会】※会場開催のみ
さらに具体的な相談にお答えするため、3ブースに分かれて「個別相談会」を行います。
・起業、就業(転職)に関すること
・移住全般(住まいや補助制度)に関すること
・農業に関すること
※zoom開催参加者で、個別相談を希望する場合は別途フォローします
【講師】
起業×移住アドバイザー 瀬畑 一茂氏
【お申込み】※会場開催は当日参加可
https://kigyoutoiju.com/
【出張個別相談のお知らせ】7月19日(土)@長野県立大学
長野市

7月19日(土)に長野県立大学 三輪キャンパスで開催される
【WE-Nagano Global Canference2025 】にて、
SOUによる《出張個別相談》を実施いたします!
「なんとなくモヤモヤしている」あなたへ
・自分の強み、どう見つければいいの?
・起業やフリーランスって現実的にどうなの?
・今の仕事、このままでいいのかな…
・もっと人の役に立つ生き方ってある?
そんな気持ちを一緒に整理しながら、
あなたらしい一歩を考える個別相談ブースです。
【日時・会場】
●2025年7月19日(土)10:30〜15:00
●長野県立大学 三輪キャンパス(WE-Nagano会場内)
ご予約不要、会場で随時受け付けいたします!
どなたでもお気軽にどうぞ!
学生・社会人・主婦・フリーランス・会社員など、
年齢・立場問わずご相談いただけます。
「なんとなく話してみたい」でも大歓迎!
あなたとお話できるのを楽しみにしています。
ぜひお気軽にSOUブースへお立ち寄りください!
生成AI・デジタルを使いこなす DX実践セミナー2025
長野エリア
松本エリア
飯田エリア
上田エリア


本セミナーでは、県内企業における業務の効率化・生産性向上を目的に業務改革の事例共有、ソリューションの体験、自社課題を題材にした課題解決ワーク等を通じて、今後の業務においてデジタル活用を推進する機会を提供いたします。
「業務の効率化を任されているが、何から始めてよいか分からない」
「ITやデジタルに関する知識がなく、誰に相談すればいいのか分からない」
「すでにソリューションを活用しているが、更に活用したい」
といった課題をお持ちの方はぜひご参加ください。
自分の ”興味・体験” からビジネスを作り出すスタートアップ入門講座
長野市


NAGANO STARTUP STUDIO 〜自分の ”興味・体験” からビジネスを作り出すスタートアップ入門講座〜は、「自分の興味・体験から来る価値観と新規事業創出のノウハウを融合させた起業」を目指す方々のための学びの場です。昨年度の内容をさらにブラッシュアップして皆様にお届けいたします。
ゼロからスタートアップを立ち上げる過程で、みなさまの情熱や、解決したい課題を深く考えることで、自分らしいユニークなビジネスを発見しましょう!また、このコミュニティでは、既に事業推進を進めている先輩起業家たちから実践的な知識を得ることができ、他の参加メンバーと共に事業を推進することができます!
是非、この講座とコミュニティを通じて、自分自身のビジネスアイデアを形にする一歩を踏み出しましょう!
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※詳細はリンクもしくは添付のチラシをご参照ください
※無料の個別オンライン説明を実施しております!
https://lit.link/nssoverview
「ITじゃなくて仕組みだった!?今こそ見直したい経営の整え方」
県内全エリア

中小企業の多くが抱える「人が足りない」、「業務が回らない」といった経営課題ですが、その多くは“IT、デジタルの問題”というよりも“仕組みの欠如”や”役割の不明確さ”が原因です。本セミナーではIT導入前にやるべき「経営の見直し」=“○○”の整理の取組方法をご案内します。
・詳細リンク
地方起業と事業計画の重要性【SSSセミナーレポート】

信州スタートアップステーション(SSS)では、長野での創業を考えている方や、支援機関の方向けのオンラインセミナーを定期的に開催しています。
2025年夏期は、ビジネスのアイデア出しから事業計画の作成までみっちりサポートする全4回の創業セミナーをオフライン・オンライン配信併用で開催します。
6月17日に行われた第1回目のセミナーでは、「地方企業と事業計画の重要性」をテーマに、株式会社つばさ公益社 代表取締役の篠原憲文氏を迎え、地方ビジネスにおける事業計画の作り方や金融機関との付き合い方、地方ならではの課題と機会についてお話をいただきました。セミナーの様子をレポートします。
【登壇者】
株式会社つばさ公益社 代表取締役 篠原憲文氏
「家族葬のつばさ」創業7年、東信エリア10会館運営。明治大卒。メリルリンチ日本証券、eBay Japan、Macromedeia(現Adobe)勤務。日本DX大賞、信州ベンチャーサミット最優秀賞など。
進行役:信州スタートアップステーション コーディネーター
篠原氏は、創業7年で10店舗を展開する葬儀会社を経営しています。
「丸いノコギリ」の教訓:準備の重要性

セミナーの冒頭で篠原氏から紹介されたのは「丸いノコギリ」の話でした。木こりが切れないノコギリで木を切り続けているのを見て、なぜ刃を研がないのかと聞くと「忙しいから」と答えたという話です。
「順番が違うわけです。最初にしなければいけないのは刃を研ぐこと。しっかり準備をした上で木を切るべきなのに、切れないノコギリでずっと時間を使っていると」
自身も、信州スタートアップステーション(SSS)を活用して事業計画書の作成支援や銀行融資の相談をし、金融機関との「共通言語」を学んだ経験を振り返りました。まずは知識をつけて自分自身のノコギリを研ぎ、相手と文脈を合わせたり、考えを理解したりすることで、話が伝わり事業の実現に力を貸してもらえるようになるのです。
さらに、篠原氏は「事業計画は信頼を作るためのツール」と語ります。
「事業計画書は、銀行や投資家に事業の実現可能性を示すだけでなく、チームとの共通の言葉や向かっていく方向性を示すものとなります」
そのため、客観性の担保の重要性と、主要な財務諸表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)を読めるようにしておく必要性が強調されました。
地方企業のメリットと課題
続いて、地方起業には都市部にはない独自の強みがあると篠原氏は説明します。特に地域資源の活用については、特産品や文化資源を活かした差別化がしやすく、独自性を生み出しやすい環境があるといいます。
「特に、ふるさと納税みたいなチャンスを活用して極端に大きくなった会社って実はたくさんあって。例えば徳島県には創業初年度に売り上げ10億、2年目30億みたいな会社もあります。実はチャンスの種というのは今地方にすごくたくさんあるんじゃないかと」
また、コスト面では都市部と比較して人件費や家賃を抑えられ、初期投資を小さくできるメリットがあります。地域課題への取り組みについても、地域の問題解決に取り組むことで応援されやすい環境があると語りました。
「どこを掘っても地域は問題だらけだから、その地域の問題解決を頑張ろうとすると、みんなから応援されやすいみたいな環境がある。さらに、キーマンとすぐに繋がれることも強みです。ネットワーク構築のしやすさも地方の良さだなと感じます」
一方で、地方企業特有の課題についても率直に語られました。最も重要な課題として挙げられたのは顧客の獲得。次に地方特有の市場の小ささが問題となります。
「顧客獲得に関しては課題があるなというのは、自分で事業をやっていても感じます。シンプルに人が少ないとか、販路がないとか、どの属性にターゲットを定めるんだとか、さらにどう広げるんだとか。従来に地方になかったような文脈で集客するなど、工夫をする必要があると思います」
ただし、これには両面性があり、競争が少ないという利点もあると説明されました。
また、特に強調されたのがキャズム理論の重要性でした。新商品・サービスがイノベーター(2.5%)、アーリーアダプター(13.5%)から一般顧客(アーリーマジョリティー)に移行する際に現れる「深くて大きな溝」について詳しく説明されました。
特に地方では、都市部なら成立するニッチなビジネスも、興味関心を引く人の絶対数が少ないがゆえに成立しないケースが多いため、時間と資金を考慮に入れた事業計画が不可欠だと強調されました。
「nice to have(あったらいい)」と「must have(ないと困る)」の違い
さらに篠原氏は、「実は支出管理が事業計画の7割だと個人的には思っています」と続けます。予測が難しい売り上げに対し、支出はコントロールできるという観点から、家賃、人件費、在庫など管理可能な項目をしっかり計画することの重要性が説明されました。
特に注目すべきは固定費で、「固定費がゼロだったらいつまでも継続できる」という視点から、「死なない事業計画」を作ることが強調されました。
その上で篠原氏は、長年の経営経験から、事業計画でよく見られる典型的な失敗パターンについて説明しました。最初に挙げられるのが過大な売上予測です。根拠のない楽観的な見込みで初期段階での過大評価をしてしまうケースについて語りました。
「ピカピカキラキラのオフィスや、人件費を過剰に取り過ぎるなど、固定費を最初からかけすぎてしまうのは逆効果。多くの場合で、初期顧客からメインストリームに移るまでに資金ショートを多くの場合で起こしてしまいます。創業初期の経営者が陥りやすい落とし穴として、キャッシュフロー管理の失敗も挙げられます」
続いて篠原氏は、よく見落とされがちな市場調査の重要性について、自身の経験を踏まえて警鐘を鳴らしました。
「仮説を作ってコンセプトを作った段階で『絶対に行ける!』と熱が上がってしまい、気づくと、ちゃんとした市場調査もしないうちにプロダクトを作って売り始めてしまうみたいなことが起きやすい。やっぱり熱を持って作るサービスやプロダクトというのは目線が偏っていて、とてもじゃないけど客観的ではなく、自分にしかわからない理論で組み立てられてることがあります」
そこで、ニーズを見極める重要なポイントとして「nice to have(あったらいい)」と「must have(ないと困る)」の違いを理解することの重要性が実例を交えて語られました。
「『あったらいいよね』から、お友達相手にプロダクトを作りました、『いいね』と言ってくれたから始めました、それで全然売れないということがすごくよくあると。結局、そこに痛みが生じていて、『ないと困る』から、お金払ってもでも解決したいことなら、確かに入っていけるんだけども、『あったらいいよね』は基本売れないし、友達の評価は全く当てにならない」
「勝てる場所で戦う」地方企業のポジショニング戦略
地方でのビジネス展開について、篠原氏は「勝てる場所で戦う」ことの重要性を強調しました。
まず、先行者がいることのメリットについて説明しました。一見すると競合がいることは不利に思えますが、むしろ市場の存在証明になると語ります。
次に、メインストリームの横にあるニッチ市場への着目と、セグメントやコンテンツを絞った戦略の有効性について詳しく説明されました。
「僕自身が地方で起業して思うのは、地方での創業は、先行している成功者がいる上で、ニッチかつ独自性のある領域がいいなと思ってます。メインストリームの横に、セグメントやコンテンツが絞られてる世界があると。例えば、メインストリームであるゴルフの、左利き用だとか女性専用、大きいサイズのゴルフウェア。メインストリームの横に流れているニッチで独自性を発揮して圧倒的に勝つ」
セミナーの最後は、「言われた通りやるのは難しいが、言われた通りやったら成功することがたくさんある。スマホの時代は情報がコモディティになったため、行動で差をつけましょう」というメッセージで締めくくられました。
今後の創業セミナーでは、アイデア出しと市場分析、事業計画書作成、事業計画のブラッシュアップを行っていきます。
長野での創業を考えている方や、創業して間もない方、中小企業等で新規事業をご担当されている方はぜひご参加下さい。
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