スタートアップの成功を支える人材確保術
県内全エリア
●概要
長野県内で活躍する先輩起業家にご登壇いただきます。県内でどのようにして優秀な人材を確保し、そして成長に繋げているのか、具体的な方法やコツ等を実体験に基づきお話しいただきます。また、県の人材ニーズに関わる相談拠点とその活用方法を紹介します。人材確保に悩む起業家や経営者の皆様のご参加をお待ちしております!
●対象
起業家、これから起業を考えている方、人材確保に悩む経営者、創業支援機関 など
●スケジュール
12:00-12:20 :先輩起業家事業紹介
12:20-12:45 :対談(テーマ:ベンチャー企業の人材確保)
12:45-12:50 :プロフェッショナル人材戦略拠点のご紹介
12:50-13:00 :Q&A
●登壇企業名 / 登壇者役職指名
ICS-net株式会社 / 代表取締役CEO 小池祥悟 氏
株式会社XAXA / 代表取締役 平田沙織 氏
■お申込みはこちらから
https://zoom.us/webinar/register/WN_xupOKzNsQwOuQ8CQL-U0bA#/registration
【イベント開催】Shinshu Startup Meet up day in 関西
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長野県内のスタートアップと関西のスタートアップ・大企業・フリーランスの交流イベントを開催します。当日は、具体的な人材獲得ニーズ等を持った長野県内スタートアップがピッチいたします。自然豊かな長野県での仕事や、スタートアップとの連携にご関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。
【日時】2024年11月22日(金)18:00~20:30(17:30開場)
【場所】ナレッジサロン(大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪北館7)
【登壇企業名 /登壇者役職氏名】
▶︎ 株式会社地元カンパニー/代表取締役 児玉光史 氏
▶︎ mui Lab株式会社/CTO 久保⽥拓也 氏
▶︎ 株式会社戸隠/取締役支配人 戸谷利志明 氏
▶︎ VFR株式会社/代表取締役社長 蓬田和平 氏
〇プログラム
17:30 | 開場 |
18:00~19:30 | イベント開始・開会・長野県の支援紹介・ピッチ・閉会 |
19:30~20:30 | 交流会 ※同会場にて実施 |
詳細リンク
”起業家魂を信州から世界へ”信州ベンチャーサミット
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長野県では、創業しやすい環境づくりを推進するため、起業家が自身の事業構想を発表する信州ベンチャーサミットを毎年開催しています。
多くの皆様の御参加をお待ちしております。
2025年1月15日(水)までに下記URLの登録ページからお申込みください
https://tohmatsu.smartseminar.jp/public/seminar/view/54600
【日時】2025年1月16日(木)13:00~18:00(12:30受付開始)
【場所】長野市芸術館 リサイタルホール(B2階)(長野市大字鶴賀緑町1613番地)
【定員】290名(先着順、参加は無料)
※駐車場(有料)には限りがありますので、できるだけ公共交通機関をご利用ください
〇プログラム
13:00 | 開会・主催者スピーチ |
13:15 | 基調講演① 長野県 県政参与 千本 倖生 氏「AI時代における戦略的マネジメントフィロソフィー」 |
14:20 | 基調講演② 株式会社 KURABITO STAY 代表取締役社長 田澤 麻里香 氏「SAKEの佐久を世界に!世界初の酒蔵ホテル®の挑戦」 |
15:00 | 起業家ピッチ |
17:05 | 起業家ピッチ表彰式 |
17:30 | 交流会(18:00閉会) |
〇起業家ピッチプレゼンターの募集
◆応募資格
長野県内に拠点・事業所を有す又は県内で事業を展開する(予定含む)起業家
◆人 数
9名
◆応募方法
電子メールでエントリーシートを提出(詳細は別添のチラシをご参照ください)
提出先: tvs-nagano@tohmatsu.co.jp
◆応募締切
2024年11月30日(土曜日) 24時必着
◆選考方法
書類選考による
◆結果通知
2024年12月9日(月曜日)※予定
◆表彰内容
以下の賞を表彰予定
賞 | 表彰内容 |
信州ベンチャーサミット グランプリ | 総合的に評価が高いこと |
ソーシャル・イノベーション賞 | 地域課題に密着し、大きな社会変革をもたらすこと |
インパクト・テクノロジー賞 | 技術に強みを持ち、市場に対して大きなインパクトを与えること |
マーケティング・ストラテジー賞 | 優れた競争戦略を持ち、高い事業成長が見込めること |
ビジョナリー賞 | 多くの人に共感を得られるビジョンを持つこと |
信州アクセラレーションプログラムの支援対象企業を募集します!!(2024年度下期)
飯山エリア
長野エリア
大町エリア
松本エリア
木曽エリア
飯田エリア
伊那エリア
諏訪エリア
上田エリア
佐久エリア
長野県では、次世代産業を担う企業の創出を図るため、創業後間もない企業や第二創業期の企業を対象に短期間のアクセラレーションプログラム(集中的伴走支援)を行います。
短期間で大きな成長を望む起業家の皆様、是非ともご応募ください!!
■支援内容
支援対象企業に対し、以下の支援プログラムを提供します。
・ 月2~3回程度、面談支援/研修など(オンライン含む)
・ 月1回程度の外部メンターによるメンタリング(企業・VC・メディア・
専門家・先輩起業家・その他創業支援機関)
・ 成果報告会でのプレゼンテーション及びマッチング機会の提供
■応募資格
(1)創業者・経営者ご自身が起業家であること。
(2)長野県内に本社または主要な拠点を置く企業等であること。
(3)創業後概ね5年以内であること。
(第二創業や既存企業の新規事業も対象)
(4)有望なアイデアや戦略、またはアイデアの種を持つこと。
https://www.pref.nagano.lg.jp/…/sogyo/acceleration.html
■募集期間
令和6年11月7日 (木) 締切り
※11月中に書類審査及び面談審査を実施し、支援対象企業等を決定します。
■応募方法
長野県公式HPの応募書類をダウンロードの上、下記の信州スタートアップステーション運営事務局メールアドレスまで必要書類を提出ください。お問い合わせ等は、メール・Facebookでご連絡ください。
有限責任監査法人トーマツ 長野事務所
メール:shinshuss@tohmatsu.co.jp
徐々に社会に出ていく、働きはじめについて
県内全エリア
こんにちは!SSSWのコーディネーターをしている九里です◎
長野県の女性の創業・起業支援(Shinshu Startup Station Women:SSSW)は、
2023年度から始まり、個別相談員/メンターとしても2年目となります。
合同会社キキという会社を共同創業者と数人のスタッフと営んでいます。
個人と社会、こうありたいと思う日常を自らの手でつくりだすことが出来るよう仕組みや場所を整える会社として、#暮らし #学び #はたらくをテーマに、長野県内にて、さまざまな事業をおこなっています。
私たちは学生起業ということもあり、若い世代の「起業」「プロジェクト」の相談を受けることもありますし、これからキャリアを積んでいく若者、そこと繋がっていきたい地域の企業や個人からご相談を受けることが多くあります。
今回はそんな相談の一つとして、ずっと関わっていた矢野叶羽さんからお話をお聞きし、新しいキャリアの作り方だなと感じたので、皆さんにお伝えするコラムをと。
・
矢野さんは、長野県立大学グローバルマネジメント学部4年生。
長野市を拠点に高大生・若者向けの「まなび対話コーディネーター」として場づくりの仕事をしています。
そんな彼女に、大学生と活動、働くことについてお話を聞いてみました。
まずは、最近お金という対価をもらいながら活動するようになっての感想を聞いてみました。
「働いているなあと感じます。お金をもらっていることも、もらってないことも、自然とお仕事と言うようになりました。バイトとも感覚が違います。」
「働いているというようになったのは、私に頼まれているという責任をもつ感覚になったから。」
とお話をしてくれました。「活動」から、「働く」に徐々にシフトをしている感覚のようです。
生き方・働き方を考えた時に、「自分のできる、やりたいことで働いていけるってかっこいいと感じていたこと」、「自分の住むまちで働きたいと思ったこと」と考えた時に、大学を卒業して、すぐにぽんっと社会にでてフリーランスや事業主として生きる自信はなかったから、徐々に社会というものに仕事をする人として出てみたんです、と図を交えながらお話をしてくれました。
社会に出ること/働くことは、学校で学んでいるときと途轍もなく乖離があると感じている人も多いはずです。
でも、そんなに大きく飛ばなくても、徐々に社会に出ていくことで、自分の目指したい姿に近づいていけるのではないか、と矢野さんのお話を聞いていて感じました。
もっともっと自然に「働くこと」に溶け込む選択肢を作ることで、社会全体で若い人たちや、これからもっと働きたい方々を包み込み、一緒に社会を作っていけるかもしれません。
デジタルリテラシー人材育成研修 キックオフセミナー
県内全エリア
長野県産業振興機構では、県内ものづくり企業が抱える生産性向上や人材不足等の課題を解決するため、デジタル知識を活用して実際の企業の現場で課題の解決策を提示・実行できる人材を育成するための研修を開催します。デジタルツール等を活用して課題解決力の強化を目指すものづくり企業、支援機関、IT企業の皆様のご参加をお待ちしております。
3daysスタートアップ予備校
長野市
アイデアがなくても大丈夫!
サービス企画から開発まで、スタートアップを体験できる短期プログラム開催!
「起業やスタートアップに興味はあるけど、何をしたらいいのかわからない」
「どうせ起業するなら、好きなことで起業したい」
「アイデアはあるけど、この先どのように検証や事業を進めていけばいいかわからない…」
これから起業をしたいと思っている方向けに、
起業家向けゼロイチ支援を行なっているスタートアップスタジオ「Studio ENTRE」と「NAGANO STARTUP STUDIO」共催で短期間でサービス開発を体験できるプログラムを開催します。
ただ作るだけではなく「自分のやりたい分野」で「ユーザーが求めるサービスをつくる」点にとにかくこだわりカリキュラムを作成しました。これまで複数のスタートアップを輩出してきたスタートアップスタジオが、本気で皆さんのサービス開発をサポートします。
3日間でサービスの構想から検証までを行い、12月上旬のピッチイベントで最終発表会を行う予定です。
当日は審査員からの事業フィードバックも予定しており、良いと思った事業にはスタートアップスタジオからの事業化サポートを受けることができるかもしれません!
(12月のイベント詳細は追ってご連絡いたします)
「社会を変えたい!」「起業に挑戦したい!」と熱い志を持つ起業家からのご参加お待ちしております!!
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こんな方におすすめです
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・新しいサービスを立ち上げたい方!
・アイディアはないがサービス開発に興味がある方
・学生のうちに、会社員のうちに、スタートアップをやりたい方
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開催概要
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・第一部:2024年10月8,9,10(※全日19:00-21:00 現地開催予定です)
・最終発表会:2024年12月上旬
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開催内容
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1日目:【金融、経営、キャリアについて】キャリアとスタートアップ、ビジネスモデル/サービス設計について
2日目:【ITについて】仮説検証・事業の始め方
3日目:【マーケ、プロダクト開発について】ノーコードサービスを触ってみる
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プログラムメンター
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中村 ひろき氏
Studio ENTRE株式会社 プロデューサー
一般社団法人スタートアップスタジオ協会 理事
1993年生まれ。
大学在学中からレーベル運営やバンド活動など、音楽についての幅広い活動を展開すると同時に、ス
タートアップにてプロダクト開発に関わる。大学卒業後、DMM.comに入社し新規事業の担当として複
数のエンタメプロダクト/サービスの立ち上げを行う。その後、ブロックチェーンスタートアップにて事業開
発を担当し、現在はエンターテインメント領域のスタートアップスタジオStudio ENTREの事業プロ
デューサー。得意領域はXR/AI/ブロックチェーンなどの先端技術を活用したプロダクト開発。
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主催・共催
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NAGANO STARTUP STUDIO:https://nagasta.jp/
Studio ENTRE株式会社:https://entre.studio
デジタルリテラシー人材育成研修 キックオフセミナー
飯山エリア
長野エリア
大町エリア
松本エリア
木曽エリア
飯田エリア
伊那エリア
諏訪エリア
上田エリア
佐久エリア
長野県産業振興機構では、県内ものづくり企業が抱える生産性向上や人材不足等の課題を解決するため、デジタル知識を活用して実際の企業の現場で課題の解決策を提示・実行できる人材を育成するため研修を開催します。
研修に先立ち「デジタル化の進め方やデジタル化人材」をテーマにキックオフセミナーを開催しますので、研修にご興味がある方やスキルアップを図りたい方はぜひご参加ください。
【7/19-21】WE-Nagano Global Conference
県内全エリア
女性的な視点から創造する「良い企業」「良い地域」
WE-Nagano(Women Entrepreneurs Nagano)は、
すべての人が「わたし」を創造的に生きることを応援する長野県立大学発のプロジェクトです。
すべての人が起業家精神を持ち、一人一人がイノベーションを生み出す「わたし」として、グローバルな視座と女性的な視点から地域について考え、国籍・性別・世代・分野などを超えて、共に未来をつくっていく3日間のグローバル・カンフェレンスを開催します。
1・2日目は、仏教・アート・ビジネス・アカデミアの多彩な分野のスピーカーによるセッション。
3日目は、2日間のセッションを通じて生まれてきた気持ちをアートを通じて表現し、未来に繋げていくワークショップの実施。
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◾️開催日・場所
7月19日(金) 長野市芸術館 アクトスペース( 鶴賀緑町番地1613)
7月20-21日(土) 長野県立大学(長野市三輪8-49-7):
◾️お申し込み
https://we-nagano-01.peatix.com/
(一部、先着順/有料セッションがございますので、お申し込みをお願いします)
WE-Nagano HP:https://we-nagano.com/
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信州・創業入門ゼミin中信
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新規事業を成功に導くために必要な心構えや基礎知識を学び、様々な困難を乗り越えるための2日間の入門講座。専門家講師のもと、ディスカッションを重視したゼミナール形式の講義運営が特徴です。自分なりの事業計画書を書いた先はお近くの商工会・商工会議所の経営指導員が伴走して、計画の実行や各種支援施策の活用をサポートいたします。
創業をもっと身近に。コーディネーターに聞く、「信州スタートアップステーションnagano」でできること<後編>
県内全エリア
長野県を「日本一創業しやすい県」にすることを目指して設立された創業支援拠点「信州スタートアップステーション」(SSS)。インタビュー前編では、SSS主任コーディネーターの森山祐樹(もりやまゆうき)さんに、SSSの創業支援の活動や、具体的な活用の仕方を聞きました。
後編では、「まだ形になっていないアイディアの段階でも、気軽に相談に来てください」と呼びかける森山さんに、実際の相談事例を聞いていきます。
<お話を聞いた人>
信州スタートアップステーション主任コーデイネーター 森山祐樹(もりやまゆうき)さん
令和2〜6年度のSSS主任コーディネーターとして県内に豊富なネットワークを持つ。これまで担当した創業相談は延べ1,000件以上と、幅広い業種に精通。
創業の芽を潰さない。否定ではなく前向きな提案を
ーー「創業」とは、具体的なアイディアがある人たちが事業を立ち上げることだと思っていました。SSSでは、「創業」の選択肢がない状態も、創業初期段階と考えているのですね。
そうなんです。これまでの県内の主な「創業支援」では、創業の決意を固めている段階の層しか支援が出来ていませんでした。しかし、それだけでは「創業する人」の数は増えていかないですよね。
そこでSSSでは、「創業したい」という思いのある方や、創業に向けて準備している方だけでなく、そもそも「創業する」という選択肢を知らない層や、アイディアはあるけれど具体的なビジネスのイメージが固まっていないという層までサポートしています。
ーー実際に、どんな方が創業の相談に来るのでしょうか。
学生さんから、会社員として働きながら創業を考えている方、子育てが落ち着いた主婦の方、また、定年退職後に新しく事業を始めようとする方など、年代や職歴を問わずいろいろな方が相談にいらっしゃいます。
「何かやりたい」という思いがある人から、既に創業済みである程度成長しており、これから更に成長していきたいという人まで、創業のステージも様々です。
ほかの支援機関に事業計画を持ち込み、「こんな計画ではうまくいかない」と否定されたという方がSSSに相談にくることもよくあります。
ーー人から否定されたアイディアや事業計画でも、SSSに持ち込んでいいのですか?
もちろんです。創業するということは、まだこの世にないビジネスを生み出すということを多分に含むケースがあります。そういう場合、既存のビジネスの枠にあてはめられ、「そんなの無理だよ」と言われて創業を諦めてしまった方がいるかもしれません。
ですが、私たちは、人に迷惑をかけなければ創業する内容というのは基本的に自由だと考えています。もちろん、本人の向かいたい方向と事業の内容がずれている場合には、「方向転換をしてみましょうか」と助言をすることはありますよ。でも、やりたいことをわざわざ否定する理由はどこにもない。SSSでは、常に「一緒に何ができるかを前向きに検討していく」姿勢でいます。
社会課題に対する気付きや思いも、創業の一歩になる
株式会社コンタクトの運営する、眼科に特化した求人プラットフォーム「コンタクトキャリア」
ーー個別相談から実際に創業に至った事例を教えてください。
たとえば、2022年に創業した株式会社コンタクトの代表・依田龍之介(よだりゅうのすけ)さんは、大学院生の頃にSSSに相談にやってきた方です。
依田さんは、大学で医療技術について学んでおり、目の検査の専門家に必要な視能訓練士の国家資格を取得していました。
学びを深める中で、視能訓練士は眼科の仕事に欠かせない存在でありながらも慢性的に人が足りていないことや、医療機関から出ている求人情報の情報が不足しているという課題を感じた依田さんは、視能訓練士の認知度を上げ、待遇を改善するためのビジネスをしたいとのことでご相談にいらっしゃいました。
ーー「社会の課題を解決するために何ができるか」という思いが、創業の一歩になったのですね。
依田さんは、「視能訓練士は価値のある仕事だと発信したい。そしてその待遇を改善したい」という思いから、事業の方向性を固めていました。
まずは個別面談を通し、具体的にどんな事業をしていけばその思いが実現できるのかを一緒に考えていくとともに、どのようなモデルでユーザーを獲得し収益を上げていくのかを検討していきました。それに加え、その事業の実現のために必要な資金量と調達手段についてもご相談しました。
その後、2022年の6月には視能訓練士の働き方などの記事を配信するサイト「Contactメディア」を立ち上げ、その後、眼科に特化した求人プラットフォーム、「Contactキャリア」をスタートさせました。
ーー創業に至るまでは、どんな課題がありましたか?
「目の専門家に特化した就活支援」は、あまり一般的でないサービスだったこともあり、当初見積もった事業資金規模(必要資金規模)に対し、既存の金融機関から十分な融資を受けるのが難しい状況でもありました。
そのため、依田さんの場合は、融資だけでなく、信州スタートアップ・承継支援ファンド(信州SSファンド)の投資と組み合わせて資金調達を行いました。
スモールビジネス?スタートアップ?両方の選択肢を示せることがSSSの強み
依田さんは、信州スタートアップ承継支援ファンド第一号に
ーー事業内容の深堀りだけではなく、資金調達の仕方についてもサポートしてもらえるのですね。
SSSでは、県内の金融機関や商工団体と連携している他に、スタートアップ向けのファンドとも連携しているため、スモールビジネスとスタートアップビジネス、両方の選択肢を示した上で、起業家の可能性を広げることが可能です。
ーースモールビジネスとスタートアップビジネスの違いはなんですか?
スモールビジネスとは、小規模の事業からはじまり、得た利益を次の投資に回すことで時間をかけて成長していくビジネスのことです。一方、 スタートアップ企業は第三者の資金も活用しながら短期的に急成長するビジネスであることが多い、スモールビジネスとは成長速度やリスクの度合いが異なります。
例えば、同じコーヒースタンドでも、創業者が「長野駅前で一店舗だけ経営したい」と考えているのであればそのリスクは小さく、スモールビジネスと言えるかもしれませんが、「●●な価値を提供するため、世界中に同時に多店舗展開したい」と考えていたら後者はリスクの度合いが前者よりも格段に大きく、スタートアップビジネスと言えるかもしれません。
「自分はスモールビジネスでいい」と思っていた人が、創業後に方向転換しスタートアップビジネスに向かっていくこともありますし、逆に、世界を目指すつもりが、いざ創業してみたら「やっぱり身の丈にあった経営をしていきたい」と意識が変わる人もいます。
ーーSSSでは、どちらを目指す場合でも柔軟に対応できると。
スモールビジネス、スタートアップビジネス、どちらが良い悪いということはありません。どちらの特徴も把握した上で、様々な選択肢を起業家自身が持てることが重要であると考えています。そのため、SSSではアイディアにおいても資金においても、起業家の選択肢の幅を広がるお手伝いをさせて頂いてます。
なお、資金さえ調達できれば新規創業がうまくいくわけではありません。当初の資金調達が順調であった企業でも、その後はなかなかビジネスが軌道に乗らなかったため、SSSでは継続的な支援を行うケースもあります。
創業に向いているのは「へこたれない人」。失敗を乗り越える前向きさが事業を成功へ導く
「SSS Nagano」で個別相談に応じる森山さん
ーー継続的な支援というのは?
定期的に相談の時間を設けて、例えば「狙っているターゲットは合っているのか?」、「どんなアプローチをしたらうまくいくのか?」等を一緒に考えたりもします。新しいアプローチがうまくいかなかった場合は、「何がだめだったんだろう?」、「じゃあ次はどうする?」とまた次の手を練っていきます。
ーー「創業したら終わり」ではなく、創業後も継続的に事業のブラッシュアップを続けていく。
ブラッシュアップを経て、事業が軌道に乗ってから急成長を遂げた方もいらっしゃいます。
現在も、さらに事業を成長させていくために、定期的に個別相談を続ける企業さんもいらっしゃいます。前述の依田さんも、SSSのセミナーに登壇いただくなど、今度は先輩起業家としてSSSに関わってくれています。
ーー長年創業支援をしている森山さんから見て、創業する上でどういう人がうまくいくと思いますか?
やっぱり、へこたれない人ですね。創業するということは、成功する可能性と同じくらい、失敗する可能性もあります。ただ、私たちは、創業する上で失敗は当然だと思っています。そこからまた挑戦すれば、あとは伸びていくだけですから。
ですが、ただやみくもにやり直すだけでは成功にはつながりません。どこがだめだったのか、どうしてだめだったのかを分析し、修正した上で、何度もトライできる前向きさが必要です。
そして、「次はどうしたらうまくいくのか」を一緒に考えるのも私たちコーディネーターの仕事です。へこたれずに何度でも相談に来て、SSSのことをたくさん使い倒して下さいね。
起業・創業に関する相談窓口の設置
飯山エリア
野沢温泉村では、起業・創業に関する相談窓口を設置しています。ビジネスモデルの構築、マーケティング、財務、資金調達、許認可取得等、創業に関することをお気軽にご相談ください。野沢温泉村は、創業支援等事業計画認定自治体になりました。特定創業支援等事業を受講すると、登記費用の軽減や、創業関連保証の優遇措置が受けられます。
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