長野イノベーションベース〜第48回月例会 「強いボードメンバーをつくるー外部採用・内部昇格・後継者育成の『移行期』をどう支えるかー」
県内全エリア

今回の会場は、トイーゴ 3階 会議室 になりますので、ご注意ください。
無料で聴講いただけますので、長野市近郊の方々を中心にぜひお越しください。
現地での参加は、現場の熱量を肌で感じながら講演をご覧いただけるほか、イベント後、登壇者や他の来場者の皆様と交流いただけることも大きな魅力です。
- 日時:2026年2月6日17:00〜
- 会場:長野市生涯学習センター(TOiGO3階学習室)
- 参加費:無料
- 講師:㈱エムクラス 代表取締役 村上しほり氏
(講師プロフィール)
1982年、熊本県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、18年にわたり人材ビジネスに従事。 2014年より国内最大規模のエグゼクティブサーチファーム 株式会社リクルートエグゼクティブエージェント に入社し、経営幹部人材の紹介業に携わる。
2018年、米国 Gallup 社認定ストレングスコーチ資格を取得。 2020年に独立し、日本で初めて「エグゼクティブオンボーディング」を専門とする株式会社エムクラスを設立。
経営者の着任支援や幹部登用に伴う活躍設計プログラムを展開し、特にPEファンド投資先企業における経営幹部の早期活躍支援に取り組んできた。 現在は、人材開発・組織開発プログラムを通じて、チームの成果創出を支援している。
プライベートでは、7歳の女の子・1歳の男の子の2児の母。 人的資本経営に関する情報開示の国際ガイドライン ISO 30414 リードコンサルタント/アセッサー認証 を保有。
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長野県の創業相談窓口「信州スタートアップステーション(SSS)」が
駒ヶ根市/伊那市/飯田市で出張相談会を各地1日ずつの3日間連続で開催します!
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松本道場 アントレプレナーセミナー”発展編”
長野エリア
松本市
諏訪エリア

「松本道場」は、未経験から事業創出を目指す全5回のアントレプレナーセミナーです。
自分のアイデアを形にしたい人を対象に、専門家による講義やAIツール(ChatGPT等)の活用術、ビジネスモデル構築、ピッチ手法を実践的に学びます。
現在は2026年1月〜3月開催の「1期生(発展講座)」を募集中。
同じ志を持つ仲間との繋がりも得られ、最終的にはピッチイベントでの発表を目指す、情熱ある挑戦者を支援するプログラムです。
12月7日(月)、小商い体験講座「SOU-me」の第5回を開催いたしました。
県内全エリア
「好きを形に小さく一歩踏み出す基礎編」のビジネスアイデアセッションをテーマにする5回目の会場は、東御市にあるコワーキングスペース「えべや」さんにて実施いたしました。東御市は女性起業家が元気な街として知られ、商工会も「起業しやすい街」を目指して積極的に取り組まれております。えべやコーディネーター臼井さんの協力の元、東御市の田中商店街を歩いて、起業の先輩である店主のお話を直接お伺いし、その後ビジネスアイデアをみんなで生み出すという盛りだくさんの内容になりました。
⚫︎ワーク1:自分の希望を整理し、ビジネステーマを決める
まずは、これから形にしていく「ビジネステーマ」を考えるセッションです。 ポストイットを使いながら、テーマを整理する時間を取りました。全員が自身のテーマを1枚のシートにまとめ上げました。
⚫︎フィールドワーク:商店街へ!まちの「困りごと」に「好き」を掛け合わせる
知っている街も、初めての街も、「ここでビジネスをするなら?」という観点で歩くとどんな発見があるでしょうか?今回は、商店街で長年事業を営んでいらっしゃり議員も務められている「ナガコシカメラ」の長越さんをお訪ねしお話をお伺いしました。そして100年の古民家をリノベして一棟がしのお宿をオープンされたばかりの「富美屋」のオーナー宮島さんに創業ストーリーをお伺いしました。


⚫︎ワーク2:ミニ「ビジネスアイデア・セッション」の体験
刺激いっぱいで会場に戻った後は、お待ちかねのビジネスアイデアセッションの時間です。
最初に3つのルール(質より量、発言に責任をもたなくてOK、YES, and で答える)を確認してから、グループでスタートしました。
どのチームも、自分のワクワク・やりたいから始まるビジネスアイデアを、仲間の力を借りて更にアイデアを出していきます!どのチームも盛り上がり、あっという間の時間になりました。

⚫︎参加者からの声を一部紹介します
街あるきをして、東御市での起業の先輩方の話を聞き、みなさんからのアイデア出しをしていただき、とても濃い時間でした。
1人で孤独に考えていたことを話す場、聴いてもらえる場がとても刺激になりました。人とつながることの大切さを実感した時間でした。
人とのつながりを再確認しました!やりたいことを形にしようとしている方と話すと元気をもらえるなーと思いました!何かやりたい!1歩ふみだしたいです!
他にも起業したい女性がたくさんいることを知れて、一歩踏み出す元気をもらえました。
街歩き+アイデアセッション、リアルで感じてアイデアを出すことの大切さと楽しさ、発見がありました!

⚫︎次回予告:最終回!「体験型イベントを企画しよう」
次はいよいよ全6回のプログラムの集大成となる最終回は、1/18(日)青木村「道の駅 あおき」内にて実施します!
今回のビジネスアイデア・セッションで生まれた種を元に、具体的にどんな「体験会」を開催するのか。皆さんと一緒にアイデアを形にしていく時間が今からとても楽しみです!
\ 増席にて単発参加も受付中! / 第6回からの単発参加も受付中です。今回のセッションを元に、どんな体験会のアイデアが出るか、皆さんと過ごす時間を楽しみにしております。新しい一歩を一緒に踏み出してみませんか?
起業という選択肢を、「サザンガク」でもっと身近に。松本から広がる挑戦のコミュニティ【後編】

コワーキングスペース・サテライトオフィス・テレワークオフィスの3つの機能を持つ松本市の「サザンガク」。2019年11月のオープン以来、場所にとらわれない働き方や起業家育成の場として、地域に根付いてきました。年間100回以上のイベントを開催し、人と人をつなぎ、新しい挑戦を後押ししています。
信州スタートアップステーション(SSS)や長野県よろず支援拠点の相談拠点としても機能するサザンガクは、起業を考える人たちにとってどんな場所なのか。インタビュー後編では、コミュニティから生まれた具体的な事例や、これから起業を考える人たちへのメッセージを聞きました。
<お話を聞いた人>
阿部航大(あべ・こうた)さん サザンガク施設長
長野県白馬村生まれ。信州大学理学部卒業後、市役所で約12年間環境関係の業務に従事。2023年より松本市役所職員として、一般財団法人松本ものづくり産業支援センターに派遣され、サザンガクの管理・運営全般を担当。
中山拓輝(なかやま・ひろき)さん サザンガクコミュニティマネージャー
長野県岡谷市出身。進学・就職で福井・東京へ。7年前に長野県に戻り、諏訪のホテルで勤務後、2019年にファイナンシャルプランナーとして松本市で独立。約1,000人以上のプランニング実績を持つ。2023年より株式会社ATOMicaに所属し、サザンガクのコミュニティマネージャーに就任。現在も現役ファイナンシャルプランナーとして活動中。
専門家じゃなくても、頼ってもらえる存在に

――インタビュー前半では、サザンガクという施設の機能についてお聞きしました。お二人とも、元々創業支援や起業に関することをされていたわけではないところから、サザンガクの運営に関わるようになったと思うのですが、実際にサザンガクで起業の相談に来る方をサポートしていく中で、何か印象に残っていることはありますか?
阿部さん:そうですね。自分は本当にただの市役所職員なので、全く畑違いの分野から来て、最初は何もわからなかったです。今でも何かご助言ができるような特別な知識はないんですが、だんだん「壁打ちしてもらえますか」という話をいただけるようになってきて。
自分は経営のこともわからないし、スタートアップの事業の進め方の専門的な助言やメンタリングはできないんですが。「でも、とりあえず意見を聞きたいんです」「一市民としての反応を知りたい」と言ってもらえるようになってきたのはうれしいです。自分もこれまでいろんな方を見てきているので、どんな形でも頼っていただけるのはうれしいですね。

中山さん:僕自身は6年前からファイナンシャルプランナーとして個人事業主として独立していて、サザンガクでのコミュニティマネージャーのお仕事も業務委託という形で受けているので、自分自身「自分で事業をする」という経験があります。自分の生き方をどうしていきたいかとか、「アイデアをどうやって形にしていったらいいか」という相談に乗らせていただくことが多いです。
相談業務では、印象に残ったことが多すぎて……(笑)。どれをピックアップするか難しいんですが、例えば、ちょっとした雑談から事業のアイデアが生まれたり、僕らが引き合わせた人たちが、後々想像以上に大きなプロジェクトを動かし始めていたり。僕たちが直接関わらなくても、サザンガクをきっかけに種が芽吹き、その活動が地域全体で大きくなっていくのが、とてもうれしいんです。2年半かけて作ってきた些細なきっかけが、徐々に地域に根付いている実感があります。多くの方から「あのときありがとうございました」という声が聞けることが印象深いですね。
阿部さん:本当にそうですね。活躍されている方々に「元々お知り合いだったんですか?」と尋ねると、「いや、サザンガクのイベントで初めて会ったんです」という返事が返ってくることがよくあって。その繋がりが、僕らの手の届かないところで自発的に生まれているのが、とてもうれしいですよね。
コミュニティから生まれた、思いがけない化学反応

――サザンガクから派生して生まれたイベントや出来事など、特に印象的な具体例があれば教えて下さい。
中山さん:ここ最近でとても面白い動きだなと思っているのは、事業承継を考えている方のコミュニティ「アトツギの学校」に関わらせていただいていることです。
サザンガクがそういう方々とのコミュニティを地域と作ることで、地元の中小企業の課題をサザンガクに集約することができる。これがまずひとつ面白い点です。
それから、「アトツギの学校」では「オブザーバー」という制度を設けていて、いわゆるアトツギではないけれど、アトツギに対していい影響を及ぼすことができる方であれば参加できるんです。ですから、例えば普段サザンガクのコワーキングを利用している東京のスタートアップでバリバリやってきたような方が、そこに入ってトークをしていく中で新しい物事が生まれたりするんですね。僕は、それこそがサザンガクが松本にある意義なんじゃないかと感じています。
阿部さん:生成AIに関することでいうと、サザンガクの近くに「SWEET WORK」というコワーキングスペースがあって、二つを兼用されているエンジニアの方が複数人いらっしゃるんです。その方々を中心に、シビックテックのような文脈で、「ちょっとあったら便利だよね」というサービスを、AIを使って自分たちで作ろうという動きが立ち上がり始めていまして。
それがサザンガクやSWEET WORKで開催するイベントを通じて、30人くらいの人が集まるような動きになっているので、AIがこれだけ発展してきている中で、今後どのように松本で発展していくかがとても楽しみです。
「やってみたい」を気軽に相談できる場所に
――普段接点がなかった人同士が、サザンガクがきっかけで出会い、化学反応が生まれていくというのが面白いですね。ただ人が集まる場があるだけでなく、お二人のようなコーディネーターがいたり、場作りが行われているからこそだと感じます。今後、おふたりが目指していきたいことはありますか。

阿部さん:2人とも結構勢いで進んでしまうタイプなので、3年が経った今ちょっと立ち止まって、現在値と目標値をもう一度見直すというのが必要かなと思っています。
認知度向上と、敷居を下げるというのは、まだまだこれからかなと思うので。もうちょっと、気軽に地域の方に頼っていただけるような場所になっていきたいなと思っています。松本市全体から見たら、本当にまだ一部の属性の方にしか届けられていないので。もっと注目いただけるようにコツコツやっていきたいです。
中山さん:サザンガクを拠点に新規事業が立ち上がりますとか、会社ができますというところは、まだ多くはないです。改めて、創業につなげるにはどういったサポートをしていけばいいのか、そもそもどんな場所を目指して行きたいのかをこれからも話し合っていきたいですね。
――最後に、これから起業を考えている人や、長野で起業してみたいなと思っている方にメッセージをお願いします。

阿部さん:僕個人がお手伝いできる部分はそんなに多くはないんですが、相談に来てくれた方と、普段サザンガクに通っている方や地域で活躍している人とおつなぎしたら面白いことが起きるんじゃないか、という空気はここ数年で醸成できていると思います。
起業に限らず、松本には楽しく暮らしている方はとても多いので、移住や新拠点の設立を含め、「長野県で何かやってみたい」という方は、ぜひ一歩踏み出してきていただければ、いい出会いにつながるはずです。サザンガクでは定期的にさまざまな切り口のイベントを企画しているので、最初の一歩としては入りやすいかもしれません。松本で何かやってみたいという方は、ぜひお気軽に来ていただけたらなと思います。
中山さん:まだまだ世の中では、起業に対するイメージとして、「やりたいことが明確じゃないと人に相談しちゃいけない」というのがあると思っていて。
僕たちが相談に来て欲しいのは、もう少し前の段階にいる人たちなんです。起業家の方々と話していると、たとえば「今の働き方が生きづらい」だったりとか、「世の中に対してこんな課題認識を持っている」とか、「こういうのむかつくんですけど!」という声が、実は事業アイデアになるというのを日々感じます。
なので、サザンガクとしては、まだ「起業」という選択肢が頭になくても、まずは自分の生きづらさや働きにくさ、日々感じているモヤモヤを気軽に相談してもらえるような施設にもしていきたいなと考えています。僕たちだけでなく、アイデアを形にしていくプロがここにはたくさん集まってきているので、「ちょっとだけ興味があるんだけど」「まだうまく話せないかも」という方こそ、ぜひ気軽に相談に来てほしいです。
サザンガクのHP https://33gaku.jp/
起業という選択肢を、「サザンガク」でもっと身近に。松本から広がる挑戦のコミュニティ【前編】

コワーキングスペース・サテライトオフィス・テレワークオフィスの3つの機能を持つ松本市の「サザンガク」。2019年11月のオープン以来、場所にとらわれない働き方や起業家育成の場として、地域に根付いてきました。年間100回以上のイベントを開催し、人と人をつなぎ、新しい挑戦を後押ししています。
信州スタートアップステーション(SSS)や長野県よろず支援拠点の相談拠点としても機能するサザンガクは、起業を考える人たちにとってどんな場所なのか。松本で今、どんな動きが生まれているのか。サザンガク施設長の阿部航大さんと、コミュニティマネージャーを務める中山拓輝さんにお話を聞きました。
<お話を聞いた人>
阿部航大(あべ・こうた)さん サザンガク施設長
長野県白馬村生まれ。信州大学理学部卒業後、市役所で約12年間環境関係の業務に従事。2023年4月より松本市役所職員として、一般財団法人松本ものづくり産業支援センターに派遣され、サザンガクの管理・運営全般を担当。
中山拓輝(なかやま・ひろき)さん サザンガクコミュニティマネージャー
長野県岡谷市出身。進学・就職で福井・東京へ。7年前に長野県に戻り、諏訪のホテルで勤務後、2019年にファイナンシャルプランナーとして松本市で独立。約1,000人以上のプランニング実績を持つ。2023年より株式会社ATOMicaに所属し、サザンガクのコミュニティマネージャーに就任。現在も現役ファイナンシャルプランナーとして活動中。
3つの機能を持つ場所、サザンガク

――まずはお二人の自己紹介をお願いします。
阿部さん:阿部航大と申します。松本市役所の職員でして、今は市役所からの派遣という形で、一般財団法人松本ものづくり産業支援センターに出向しています。2023年からサザンガクの施設長として管理や運営全般を担当しています。
中山さん:株式会社ATOMicaの中山拓輝と申します。2023年から弊社がサザンガクのコミュニティマネジメント業務を受託していまして、僕も阿部さん同様にサザンガクに来て3年目になります。
株式会社ATOMicaは宮崎県発のスタートアップで、全国に60拠点のコワーキングスペースを運営しています。ミッションとしては「頼り頼られる関係性を増やす」、ビジョンが「あらゆる願いに寄り添い、人と人を結び続ける」という形で、都市化で加速していく孤独を課題に感じているスタートアップです。
特に地域は人口が減少していくので、本当に誰かに頼ったりお願い事をするような関係性がどんどん減少している。それによって行動を起こしにくいという社会課題があると考えていて、その解決に取り組んでいます。
――運営に関わっている企業自体がスタートアップなのですね。サザンガクはどんな機能がある施設なのでしょうか。
阿部さん:オープンが2019年11月なので、コロナが始まる少し前なんですが、場所にとらわれない働き方を松本でも広げていくことを目指して立ち上げられました。そのためにデジタル人材の育成と起業家の育成がミッションになっています。そういう方たちのコミュニティをこの場所を使って育て、地域の活性化をしていくこともサザンガクの目指すところです。
中山さん:その上で、サザンガクは主に3つの機能がある施設です。1つ目がコワーキングスペース。1人で仕事をしたい時には「集中ブース」。短時間で打ち合わせをしたい時に便利な「ミニ会議室」や「スクラム会議室」と、その人それぞれに合った活用ができます。

2つ目がサテライトオフィス。インキュベーション施設としての機能も持っており、館内に全部で16の部屋があり様々な企業が入居しています。

3つ目がテレワークオフィス。子育て中の女性を中心に、フレキシブルな働き方ができる雇用の創出と、地域企業の人手不足解消をねらったBPO事業を運営している場所です。
――一般的なコワーキングスペースと、サザンガクの違いは何ですか?

中山さん:この地域のコワーキングは会員制のところが多いんですが、サザンガクはドロップインでの利用も歓迎しています。月額会員の方ももちろんいるんですが、ドロップインの方の割合が比較的多いのが特徴ですね。外に開かれた場所なんです。

阿部さん:また、信州スタートアップステーションと長野県よろず支援拠点の相談窓口にもなっているので、起業や仕事のことで何か相談事があれば、ここに来れば何かしら対応できますよ、というところも特徴です。
信州スタートアップステーションの相談員の方が常駐している日であれば直接その方におつなぎしますし、そうでない日は自分たちがお話をお聞きして、「こんな方が来ました」とおつなぎしています。
そのほかにも、サザンガクのメンバーの中でお力になれる方がいればご相談に乗りますし、サザンガクの起業コミュニティの中で、つなげられそうな方がいればつなげるようにしています。相談員との相談もできるし、いろんな人とのつながりも作れる。そういうハブ的な役割を担っていきたいと思っています。
年間100回以上のイベントで生まれるつながり

――施設としての機能のほかに、ソフト面ではどんな取り組みをされていますか?
阿部さん:コミュニティ形成をしていくために、中山さんと二人三脚でいろいろなイベントを行っています。ざっくばらんな交流会や読書会から、起業に関するセミナーやピッチなど幅広くいろんなことをやっていて、年間で100回を超えるぐらいのイベントを企画しています。
中山さん:松本には信州大学・松本大学がいくつかあるので、学生の活動を応援して、地域コミュニティに学生が触れる接点を作ったり、子どものデジタル人材育成の取り組みも行ったりしています。大人向けにもいろんなツールの使い方の講座や、AIの勉強会も開催しています。座学的に学ぶ機会だけでなく、実践の機会も作っているのが特徴です。
――大人だけでなく、若い世代に向けた取り組みも行っているのですね。子どもや学生さんたちの反応はどうですか?

阿部さん:熱い学生さんは一定数いらっしゃって、サザンガクを知って目を輝かせてくれるような学生さんに会うとやっぱりうれしいですね。「こんな世界があったんだ、もっと早く知りたかった!」と毎週通ってくれる子もいます。
中山さん:僕自身、長野県の岡谷市出身なんですが、進学を機に一度地元を離れていたんです。サザンガクに赴任した時は、「地域でこんなに面白いことをやっている人がたくさんいたんだ!」と驚きました。
阿部さん:サザンガクは、地域の若い世代が東京など都市部に出て行かなくても、いろんなジャンルで活躍している方と触れ合える良い場所だなと思っています。私たちとしても、もっとそんな学生たちを増やしていきたいです。
――松本への移住を考えている方の相談も増えているそうですね。
中山さん:はい。松本が好きで移住されてきた方が、働き場所を探してサザンガクに相談にきてくださる機会も増えています。これまでの経歴や、松本でしてみたいことをお聞きして、「こんな面白い人がいるんです」と、地域の企業の方やプレーヤーの方とおつなぎすることもあります。今後も、サザンガクがそういうハブになっていけたらうれしいです。
松本の起業家育成における新たな動き

――起業家育成の取り組みについて教えてください。
阿部さん:実は、松本市では起業家育成という文脈の取り組みが今まであまりなかったんです。でも、去年ぐらいからようやくサザンガクでも着手できるようになってきて。
まず、起業という選択肢を身近に捉えてもらうために2024年から「Meet Up 33GAKU」というイベントを計11回開催してきました。これは起業家や支援者、投資家をゲストに迎え、トークセッションをしてインプットをした後に、その場で交流会まで行うというスタイルのイベントです。多いときは40人以上集まるような回もあって。少しずつコミュニティらしいものができつつあるな、という手応えを感じました。
もうひとつ、「Startup Weekend Matsumoto」というイベントを去年12月に初開催しました。これはサザンガク独自でやったわけではなく、本当に民間主導というか、いろんな方がボランティアで運営に回ってくださり、いろんな企業の方が「応援するよ」とスポンサーになってくださって形になりました。
第1回を12月に、第2回を7月にやったんですが、本当に大勢の方に集まっていただいて。それが今度は、伊那や上田など県内のさまざまな方向へ波及していっているような動きが作られています。

中山さん:今年度から、株式会社ATOMicaとして松本市スタートアップ推進事業も受託しています。松本市が、「地域特性を生かした新産業の創出」という目標を掲げているので、市民の皆さんに起業をもっと身近な選択肢にすることを目指している取り組みです。若い人たち、地域の人が挑戦できる環境を整えて、インパクトを生み出すスタートアップを育てる。そんなエコシステムの基盤を作っていきたいと考えています。
こちらは主に3つのプログラムを動かしています。1つ目がトークセッションという形で、昨年度「Meet Up 33GAKU」でやっていたような形を引き継いで、起業を経験された方々のインプットのトークセッションを全10回行っています。
2つ目が、スキルアップイベントです。昨年度は、起業志向の方々に向けて、AIツールを使った実践ワーク等を実施しました。たとえば、会話型AI「ChatGPT」を用いてチームごとにビジネスアイデアを具体化した後、デザイン生成AI「GenSpark」で事業の魅力を伝えるLP(ランディングページ)のドラフトを自動生成するスキルを学びました。
3つ目が、「松本道場」で全5回の連続講座の0期生を募集しました。この1月から1期生を開催します。連続講座の最後には、「M-1グランプリ」という形で、起業のアイデアを実際に人に伝えるピッチのイベントを行います。
――実際に利用できる施設があり、さらにソフト面の取り組みやコミュニティも育っているというのは地域に与えるインパクトが期待できそうですね。
阿部さん:行政がこういう拠点施設を持っているからこそ、周りからも動きが見えやすくやれているのかなという感じはしますね。でも、今後はさらに「ちょっと何かやってみたいかも」とか、「アイデアがまだ固まってないけど気になる」というライトな層が参加しやすい、集まりやすいような取り組みをしていきたいなと思っています。
中山さん:スタートアップと言っても、そのモデルを描く人は本当にごく一部だと思うんです。もうちょっと「起業」というあり方を幅広く捉えて、それがビジネスになるかならないかはともかく、個人としての新しい一歩だったり、会社として、組織としての新しい一歩だったりというものを後押ししたいですね。そのために、人と人をつないでいくようなことを、ここでやっていきたいです。
インタビュー後編では、コミュニティから生まれた具体的な事例や、未来の起業家へのメッセージを聞きました。
サザンガクのHP https://33gaku.jp/
【SOUコラム】「無理に決めない」から始まる、私のキャリア
SOU-Nagano DAY6 開催報告

2月22日(日)、SOU-Nagano全6回講座のDAY6「自分の人生とキャリアについて長期視点で考える」を開催しました。ゲストは、株式会社ヒキダシ代表・木下紫乃さん。
木下さんは、ミドルシニア世代の“自分で選ぶ働き方・生き方”を支援し、東京・港区で「昼スナック」を運営。肩書きを外し、本音で語り合える場をつくりながら、そこに集まるリアルな声をもとにセミナーや企業向け研修へと展開されています。まさに「場」から社会を動かしてきた実践者です。
講座で印象的だったのは、「無理やり決めなくていい」という言葉。キャリアは戦略的に設計するものと思いがちですが、木下さんは「自分がやりたいこと」と「世の中の流れ」が重なったところに自然と道が生まれると語ります。振り返ればすべてがつながっている——キャリアとは、後から意味づけしていくものだという視点は、多くの参加者の心を軽くしました。

また、「怒りだけでは人は集まらない。できたことを数え、楽しそうに続けることが大事」という言葉も印象的でした。女性起業家は特に、社会課題への問題意識が強い方も多いですが、そのエネルギーを“持続可能な形”に変えていく姿勢こそが仲間を引き寄せるのだと教えてくださいました。
後半では、「頑張りすぎない」「自分の体の声を聞く」という話にも広がりました。人生は長い。だからこそ、焦らず、自分のペースで。無理をしないことも戦略のひとつ——そんな深い安心感に包まれた最終回となりました。
自分も地域も幸せにする 事業の創り方 全6回講座
県内全エリア

「知」と「実」をつなぐ6日間。
前半3回は、「幸せ」を、感覚ではなくリアルに掴み、事業として実践するための最先端の知見をゲストの皆様にお話いただきました。
後半3回は、多様な起業のあり方を、そしてその背景にある女性としての生き方について女性起業家のリアルに出会える時間です。
理論と実践の両輪から、あなたのビジネスの“軸”を見つける全6回講座です。
開催毎にキャリアや起業について個別相談も受け付けます!
【開催概要】
終了|DAY1:幸せを生み出す計算式|対立を生み出さないことを数学的に知る最初の一歩
9月20日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
終了|DAY2:共生する社会を広げる|争いやお金とは異なる視点から社会を見る方法
10月18日(土)13時〜15時 @シソーラスDXセンター/オンライン
終了|DAY3:幸せを生み出すビジネス|共創を生まないイノベーションを生む視点
11月8日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
終了|DAY4:女性にとっての起業とパートナーとの関係性(仮)
12月6日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
DAY5:女性にとってのキャリアを考える上での「健康」と「起業」(仮)
1月10日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
DAY6:自分の人生とキャリアについて長期視点で考える(仮)
2月7日(土)13時〜15時 @長野県立大学/オンライン
お申し込みは以下のリンクよりお願いします。
※すべての回で託児あり。
みなさまのご参加お待ちしております!
第4回レポート】「好き」を地域に活かす実践へ!仲間とつながる基礎編が上田市「犀の角」でスタート!
長野市
上田市
佐久市
【第4回レポート】「好き」を地域に活かす実践へ!仲間とつながる基礎編が上田市「犀の角」でスタート!
去る11月9日(日)、SOU-me 小商い体験講座は、前半3回の「準備編」を終え、後半の「基礎編」へと突入しました。基礎編の第4回は、上田市の「犀の角」さんを会場に、「仲間とつながろう」をテーマに開催しました。
基礎編のルール
基礎編は「好きを形に小さく一歩踏み出す」ための3回講座です。参加者の皆さんが安心して一歩踏み出すことを応援できるように、以下の行動原則を確認しました 。
何よりもワクワクを大事にする 。
安心して自己表現してみる 。
とりあえずやってみる!(気楽さ) 。
「ある」をみる!(「ない」ではなく)

ワーク1:仕事のメガネを掛け替える
講座の中で、これまでの自分の「仕事観」を振り返り、新しい仕事のメガネを書き換える実験の場を講座でお誘いしました。
新しいメガネとは、このようなメガネです。
「収入が多いもの → 存在価値を実感できるほどいいものへ 。」
「やりたくないことをやるもの → やりたいものをやるものへ 。」
「家庭優先 or 仕事優先 → 家庭も仕事も大切にする考え方へ 。」
まず自分の「仕事観」のメガネに気付き、自分の働き方を応援するメガネに掛け替える提案を行う時間になりました。

ワーク2:つながりを生み出す「でしリスト」大作戦
次は、「でしリスト」とは、「できること」と「してほしいこと」をリスト化し、仲間同士で共有するワークを行いました。このワークでは、「自分が何を持っているか(ある)に気づく」ことと、それを地域のリソースや仲間の繋がりと結びつける時間になります。
犀の角の事例: ゲスト参加された犀の角の荒井舞さんからも、「カフェやスペースの提供」といった「できること」と、「情報発信のアドバイス」といった「してほしいこと」のリストが共有されました。参加者同士で「できること」と「してほしいこと」の交換も何組もあり、とても盛り上がりました!

【参加者の声】
第4回「仲間とつながろう」のワークを通じて、参加者の皆様から感想をご紹介します。
「仕事を複数持つとは、パートで収入を得ながら時間を割いてやっていた活動が、自分で生み出した仕事や、つながりの中でいただけた仕事を複数もつということなんだろうと理解しました。私もそこを目指していきたいと思います。」
「今回は、仕事の意味を深く考えることができ、自分の力を信じることが、周囲の力にもつながると実感できました。」
「初めて参加しましたが、眼鏡の話だったり、どれも心に響くお話ばかりで貴重な時間でした。」
「地域の方とつながって、助けあう循環が生まれている様子を見て、素敵な場だと同時に、自分の住む千曲市で、自分の周りの人たちとつながっていくには、と考えさせられました。」

次回予告:12/7(日)東御市へ!
基礎編の次回、第5回は12月7日(日)に東御市へ会場を移し、「ビジネスアイデアを生み出そう」をテーマに開催されます。引き続き、単発参加も受け付けています。
詳細リンク https://shinki-shinshu.jp/archive/6339/
FOOD TECH Meetup 2025~信州から挑む食の未来~
県内全エリア
長野県の豊かな自然や特色ある食文化を次世代につなぎ、地域課題をチャンスに変えていく鍵となるフードテックに、県内外で取り組む行政、金融機関、スタートアップ企業などが登壇するイベントを開催します。
フードテックに関心のある方、スタートアップとの協業を通じてビジネスを模索している方のご参加をお待ちしております。
○日時 令和7年12月19日(金) 17時30分~19時30分
○場所 信州スタートアップステーションnagano(長野市鶴賀権堂町2312-1)
※現地参加(50名)・オンライン参加のハイブリッド形式
○参加費 1,500円(税込) ※現地支払
発酵バレーNAGANOから、長野県の発酵食品を使った試食提供があります
第12回 起業セミナー【個別相談会あり】
大町エリア
松本エリア
木曽エリア

今回で12回目になりました!松本信用金庫主催、起業セミナーのご案内です!
創業を考えているけど、
・どんな流れで進めればいいのかわからない・・・
・事業がうまくいくか不安・・・
・創業に必要なお金をどうやって用意しよう・・・
など、創業に関する様々なお悩みを解決致します!!
信用金庫、商工会議所、創業支援ファンド、先輩起業家など、
今年度も様々な機関から講師を招き、創業について多方面からの情報を提供致します。
講義後は各講師へ個別に相談して頂ける「個別相談会」の時間も設けておりますので、
ご自身が抱えていらっしゃるお悩みや課題をピンポイントで解決致します。
お申込みは下記申込みフォームまたは、電話、FAX、メールでも受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
信州ベンチャーコンテスト2025~あなたが創る!信州の未来!~
県内全エリア
高校生、大学生、ベンチャー企業等が、信州を元気にする新たなビジネスプランを発表します。観覧者が投票するオーディエンス賞もございますので、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
また、発表テーマの事業化等をサポートいただける支援者の登録、ご参加もお願いします。
概要
書類選考を通過した9組(高校生部門、アイデア部門、起業部門各3組)が、ビジネスプランを発表し、起業家、学識経験者等で構成する審査委員会がグランプリ等を決定します。
また、登壇者以外のプランは「ポスターセッション」で発表します。
日時
2025年12月7日(日曜日)12時~17時
場所
信州大学オープンベンチャー・イノベーションセンター
(長野県上田市踏入2-16-24)
申込方法
公式ホームページから登録してください。
当日はオンライン配信(YouTube Live、申込不要)も行います。
(現地観覧者申込(定員100名)、支援者登録(10事業者程度)、参加費無料)