起業家を長野県で育てていく。起業文化醸成のための工夫

長野県から世界を目指す起業家・経営者を全力で支援する、創業支援拠点運営事業信州スタートアップステーション(SSS)。
前回の記事では、長野県産業労働部経営・創業支援課の関遼樹さんに、長野県が目指すスタートアップ支援の形について、お話を伺いました。
今回は、長野という土地で起業家の芽を増やし、育てていくための構想や、取り組みについて、お話を伺いました。
<お話を聞いた人>
関遼樹(せき はるき)さん

長野県産業労働部 経営・創業支援課主任。長野県職員、デロイトトーマツベンチャーサポートへの出向を経て、2023年に長野県庁へ復帰。アクセラレーションプログラム、スタートアップ拠点構築事業に従事し、地域イノベーターとして、地域課題解決とビジネスの両立を目指す。
地元中小企業とスタートアップのマッチングで生まれる、新たな潮流
実は私は三年前、スタートアップ支援をする東京の会社に出向していました。そこで運営していたモーニングピッチというイベントがありまして、毎週木曜日の朝7時から、毎週5社のスタートアップが、大企業の社員や役員に向けてピッチをするんです。
――朝七時に人が集まるのですか?
それが集まってくるんです。「始業前のアツい人たちが来る」というコンセプトでしたね。
参加企業と、ピッチをしたスタートアップ企業間につながりが生まれるよう、イベント開催後のフォローアップもしっかり行っていました。こういった活動を行うことで「投資につながった」「協業関係になった」などの結果も出ていました。一種のコミュニティ形成ですね。
この時の経験から、「スタートアップだけにアプローチをしていては、足りない。」という気づきがあり、地元の中小企業と、スタートアップのつながりが生まれるような仕組みを、長野でも作っていこうと考えました。
――長野でこういった活動を広げていく上での工夫はありますか?
まずは、長野の企業に向けて、リーディングカンパニーの事例を見てもらうようにしています。長野の有名企業がスタートアップと連携して、こんな成果が出ています、という事例をイベントで講演してもらうことで、「こんなことをやっているんだ」と、まずは興味を持ってもらう。そして「それならうちでも、できるかもしれない」と自分ごとに置き換えてもらう工夫を行っています。皆さんが知っている企業の実例、となれば、やはり皆さんに響きますね。
その次の段階として、長野県ならではの産業、例えば食品に特化した企業間でマッチングを行うことで、成立の確度を上げていきます。スタートアップが「点」だとすれば、大企業は大きな「面」で、この「点」と「面」をうまくクロスさせていきたいですね。
スタートアップ育成の観点でいくと、実は県外との協業も進めています。昨年度は大阪でイベントを開催したり、本社が長野ではないけれど、拠点が長野にある企業とも話をしたり、様々な角度から、取り組みを行っています。
起業文化を醸成していく上での、2つの課題
―――こういった取り組みの中で、課題に感じていることはありますか?
大きくは二つあります。一つ目は、まだまだ起業が当たり前じゃない、という空気感です。
スタートアップへの資金調達環境も十分とは言えません。堅い言葉で言えば、スタートアップエコシステムの拡充・定着を進めていかないといけません。
―――起業して終わりではなく、そこからずっと続いてくのが経営なので、維持していく難しさはありますね。
もう一つの課題としては人材育成の難しさです。
一般的なこどもの教育過程の中で、「自分で課題設定をして何かをやる」機会って、実はあまり無いと思っています。教科書には既に質問が書かれていますよね。
しかし、ビジネスでは自分で課題設定をしないといけません。自分で創造するために必要な考え方を、高校・大学に至る過程で身に着ける機会があれば、起業人口の裾野はもっと広がっていくのではと考えています。
―――確かに、教科書に書かれたことをただ学習するカリキュラムでは、そこを身に着けるのは難しいと感じています
「課題の設定」と「じゃあそれをどうするか」という思考がセットにならないのが悩ましいところで、我々は、先輩起業家の講演などのセミナーを通して、皆さんが学べる機会を提供するようにしています。知識をまずはインプットして、それをどう応用していくか、という考え方が大切ですね。
セミナーも、多くの方を集めてやる内容もあれば、「資金調達」や「資材の調達」など少人数でしっかり戦略的にやるものもあります。繰り返し見ていただけるように、youtubeで視聴できるようにもしていますよ。
起業をもっと当たり前のものにしていくために、様々なセミナーをこれからも企画していきます。
女性起業家支援の取り組み
女性は、子育てなどで一度ビジネスシーンから離れると、これまで通りの仕事に戻ることに、困難を感じられることも多いかと思います。
起業やご自身の活動に関する悩みを相談したい女性に向けての、女性相談員の窓口も設けています。
特徴的なのは、1:1の相談だけではなく、様々な女性相談員に、横の関係で話を聞けることです。起業は法人化が前提では、決してありません。自分の想いを形にするために、少しだけやってみる、その挑戦を後押しできたらと考えています。女性の利用者も年々増えていますよ。
今年は女性起業家向けの連続講座も企画中なので、楽しみに待っていていただけたらと思います。
競争力のある企業を育てるために。長野県が描くスタートアップ支援の形

長野県から世界を目指す起業家・経営者を全力で支援する、創業支援拠点運営事業信州スタートアップステーション(SSS)。
今回は、長野県産業労働部経営・創業支援課の関遼樹さんに、長野県が目指すスタートアップ支援の形について、お話を伺いました。
<お話を聞いた人>
関遼樹(せき はるき)さん
長野県産業労働部 経営・創業支援課主任。長野県職員、デロイトトーマツベンチャーサポートへの出向を経て、2023年に長野県庁へ復帰。アクセラレーションプログラム、スタートアップ拠点構築事業に従事し、地域イノベーターとして、地域課題解決とビジネスの両立を目指す。
スタートアップが競争力をつけるための「ファンド」
――長野県では様々なスタートアップ支援をされているかと思いますが、これから特に推進していきたい取り組みについて教えてください。

我々が実現したいビジョンは、「競争力のある企業を生み、次世代産業を創出していく」ことです。県が起業家達のチャレンジを後押しするために力を入れているものの一つに「ファンド」があります。「ファンド」による出資とは、簡単に言えば、月々の返済が必要なく、株と引き換えに、企業が資金を調達する仕組みです。
――返済が必要ないのですか!
はい。ただ、やはり株を渡すので、企業として一定の成長を求められる面はあります。やりたいことがあるのに、なかなか金融機関からの融資が付かない方に、知っていただきたい仕組みです。
――利用者はいらっしゃるのですか?
令和4年度からこれまでに20社の利用実績があります。年間数件なので、昨年一年間の創業の件数が約1300件であることを考えれば、ファンドの利用者はごくごく一部という現状です。
やはり一定の資本がないと、やりたいことを実現させたり、大きくしていくことは難しく、スタートアップ企業に競争力をつけてもらうためにも、利用者を増やしていきたいです。
――ファンドを利用するのは、ハードルが高いのではないでしょうか?
ファンドを利用したいと申し出があった場合には、これまで数多くの地方創生ファンドを運営してきたミライドア株式会社(東京都)や、SSSのコーディネーターが支援を行います。まずはご相談いただければと思います。
長野という土地で、ビジネスにしっかりと挑戦できる環境を整えていくことが、我々の大切な役割です。起業のために地方から東京へ出ていくケースは多いですが、逆に、広大なフィールドがあり、競合も少ない長野で起業する方が、起業に適している場合もあります。
実はファンドは県内企業でなくても、長野県内に拠点を設けている企業であれば利用ができて、現在3社のスタートアップがファンドを利用しています。
――ファンドの利用者を増やしていくためには、ある程度ビジネスの土台ができている人を増やしていく必要がありそうですね。
そうですね。ファンドの前段階として、どなたでもSSSの窓口をぜひ利用してもらえたらと思います。SSSの窓口に来てもらえれば、「こういうことをやりたい」「こういう世界を実現したい」というアイデアをコーディネーターと壁打ちしながら、形にしていくことができます。
資金調達の方法としては、融資、補助金、投資などがありますが、ビジネスモデルが合っていれば、ファンドの利用をコーディネーターがサポートをしますので、ぜひ利用していただたらと思います。
競争力のある企業を育てるために、既存企業を巻き込みたい
―――「競争力のある産業を生んでいく」ために他にも取り組まれていることはありますか?
一社だけ業績がバンと伸びても、長野県の産業全体には響かないと思っています。スタートアップの盛り上がりを、局地にとどめないためにも、既存企業をどんどん巻きこんでいきたいと考えています。
県内の既存企業も「新規事業をどう進めていけばいいのだろう」「経営課題にどう向き合えばいいのだろう」という課題に常に悩まされています。そこで、スタートアップと手を取り合うことで、解決の糸口が掴めるかもしれません。
スタートアップは、経験豊富な既存企業の知見やリリースを活用できて、既存企業はスタートアップの新しい目線やアイデアに触れることができる。お互いにメリットを享受できるというわけです。
また、東京ではなく、長野だからこそできることを意識したいです。例えば、長野県は製造業が盛んで、精密加工の高い技術を持った企業がたくさんありますよね。実はそういった企業は、ヘルスケア部門のスタートアップと相性が良い。精密機器の技術は「検査」「小型化」に強いので、スタートアップのアイデアを掛け合わせることで、新たなビジネスの創出が期待されます。
―――社会の高齢化も進んでいきますし、需要が高そうですね。
人体は世界共通なので、市場としては非常に広いと考えています。
また、食や観光も長野の強みなので、日本酒・ワイン・発酵食など、バラエティ豊かな県内企業がたくさんあります。そういった企業と、スタートアップが手を組むことで、これまでに無い面白い取り組みが生まれるのではないかと考えています。
スタートアップと既存企業のマッチング
―――そうなってくると、両者の出会いの場がもっと欲しいですね。
県内企業とスタートアップの接点を増やすためのイベントも開催しています。2024年10月に長野市、2025年2月に諏訪市でオープンイノベーションフォーラムを開催し、合計254社にご参加いただきました。
これからは、既存企業からも、スタートアップへ歩み寄る仕組みを作りたいと考えています。ここで問題となってくるのが、スタートアップと地域の既存企業のスピード感の違いですが、両者の間に入って、コミュニケーションをスムーズに進めるための橋渡しをするのがSSSのコーディネーターです。実はSSSではイベントの開催だけではなく、そのあとのフォローアップにも力を入れているのですよ。
―――具体的にはどのようなことをされているのですか?
例えば、先ほどの信州イノベーションフォーラムの参加者に対してアンケートを実施し、その回答をもとに、起業や金融機関との面談のコーディネートなどを行っています。イベントをやっておしまいではなく、きちんと次に繋げて、結果が出るようにしてます。これからも、既存企業とスタートアップ企業がお互いに歩み寄れるような取り組みをどんどん進めていきます。
令和7年度 NAGANO STARTUP STUDIO キックオフイベント
長野市

今回のイベントでは、連続起業家を招待して、スタートアップのリアルをお話しいただきます!起業/新規事業を推進したい方や資金調達を考えられている方には必見のイベントになります!
【2025年度 キックオフイベント】
第一部 基調講演:地方での起業のメリット・デメリット ~シード期の課題をどう乗り越えるか~
第二部 現地交流会
〇日時:2025年6月26日(木)18:00~21:00
〇会場:FEAT.space2F (長野市東町131)
*会場現地およびオンラインでのハイブリッド開催
〇スケジュール
18:00~ 冒頭挨拶
18:10~ 基調講演
19:00~ 質疑応答
19:15~ NSSのプログラム説明
19:30〜 交流会+個別相談会(事前申し込み制)
~21:00 閉場


SOU-Online 2025年度のご紹介
県内全エリア

3年目となるSOUは、内容をアップデートしてみなさまにお届けいたします。
SOU事業の詳細および、メンターのご紹介をオンラインで行います。
ぜひお気軽にご参加ください!
【開催概要】
日時:5月28日(水)12時〜13時
場所:オンライン
費用:無料
お申込みはこちら
「SSSコーディネーター大集合~R7年度のSSSプログラムのご紹介~」
県内全エリア

R7年度の信州スタートアップステーション(SSS)がスタートしました。今年度で6年目を迎えるSSSでは、コーディネーターの陣容も充実し、多くの起業家支援プログラムを展開する予定です。今年度の盛りだくさんなプログラムとともに、個性豊かなコーディネーターを見て、あなたにとってベストな伴走者を見つけてみてください。
<日時>2025年5月15(木)12:00-13:00
<会場>オンライン(ウェビナー)
<対象者>県内の起業家、起業家予備軍、支援機関等
<内容>SSSの長野・松本に常駐するコーディネーターのご紹介、R7年度SSSのプログラムのご紹介、その他、起業時に活用できる県の補助金のご紹介や、SSSを利用するスペシャルゲスト(起業家)によるSSSを使い倒す方法についてパネルディスカッション形式でお話しさせて頂きます
<登壇者>
(SSS)佐藤崇道、森山祐樹、中川理紗子、田中亮介、久保信也
<タイムスケジュール>
12:00-12:20 SSSコーディネーターの紹介
12:20-12:30 SSSプログラムの紹介
12:30-12:50 SSS活用方法について(パネルディスカッション)
12:50-13:00 Q&A
<申込み> https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_O2PWE4HcSUqv-CDfG-yxeA
ふるさと起業家支援事業補助金 事業者募集!
松本市

1 概要
ふるさと納税を財源にした補助金で、新たに事業を立ち上げようとしている方
が対象です。「クラウドファンディング型ふるさと納税」により寄附金を募り、
経費を除いた金額を補助金として起業家に交付します。
※別途、上乗せ補助あり(設備費のみが対象)
2 対象エリア
安曇・奈川エリア
3 対象事業
地域活性化に資する新規事業
4 補助金
寄附金から経費を除いた金額 + 上乗せ補助(上限100万円)
5 申請期間
令和7年5月15日(木)まで。
6 事業の特徴
・ふるさと納税型で通常のクラウドファンディングより寄附金が集まりやすい
・上乗せ補助がある(設備費限定)
・専門家(経営者)のアドバイスを受けながら事業を実施できる
「創業してみたい」気持ちがあれば大丈夫。相談窓口を利用してみませんか?

4月に新年度を迎えた信州スタートアップステーション(SSS)。
今年度も長野県から世界を目指す起業家・経営者を全力で支援する、創業支援拠点運営事業を進めて参ります。
さて、この創業支援のキーとなる活動の一つである【窓口での創業に関する無料相談】。
コンサルタント、中小企業診断士、会計士等の経験豊富なコーディネータが、相談者の創業・新規事業に関する相談対応を行い、アイデアの事業化を支援しています。

「相談窓口、ちょっと気になっているんだよね」
「私なんかが行ってもいいの?」
と、思っている方もいらっしゃるのでは?
今回は、SSS立ち上げから1200件超の支援実績を有す、創業支援コーディネーター森山祐樹さんに、SSSの相談窓口について、お話を伺いました。
窓口の利用状況からみる、長野県の創業事情
――どのような方が相談に来られているのでしょうか?

件数とすると、年間数百件の相談依頼があります。SSSの活動がスタートしてからずっと、安定して、多くの方に足を運んでいただいていますね。その中から実際に何人もの方たちが、創業されています。
エリアとしては、長野市や松本市の方が多いですが、長野への移住を前提として東京から相談に来られる方もたくさんいらっしゃいますね。移住創業に対する相談ニーズの大きさがうかがえます。
年代でみると、30代が圧倒的に多いです。相談のボリューム層である30代においては、女性の相談数が男性を超えているのも特徴的ですね。
――SSSでは女性の創業支援にも力を入れていますよね
はい。SSSでは、長野で起業している、もしくは起業したいと考えている女性の方々のための支援事業にも力を入れています。
事業アイディアのブラッシュアップなど起業に関する相談をはじめ、仕事と家庭・子育てとのバランスやコミュニケーションの取り方など、幅広く相談をお受けします。女性の支援員も多く在籍していますよ。相談場所は、ニーズに応じて、オフラインまたはオンラインをフレキシブルに選択可能です。
――自分の得意なことや、好きなことで輝けるといいですよね

「やりたい」という気持ちだけで大丈夫。気軽に相談に来てほしい。
―――創業のアイデアやプランが無いと、利用できないのでしょうか?
そんなことはないですよ!
「創業してみたい」という気持ちがあれば大丈夫です。皆さん、ご自身の趣味や得意なこと、興味があること、何かしらあると思うのですが、そういったところから、我々がお話をお伺いして、事業に膨らませるために、壁打ちのディスカッションをしていきます。
特定のものが決まっていない、事業のアイデアになるかわからないけど…という方もたくさんいらっしゃいます。3つくらい、バラバラのアイデアを持ち込まれる方もいらっしゃいますね。そういった方たちと、新しい事業を共に作り上げていくお手伝いをするのが、私達の役目です。
そもそも創業に興味がない、興味があるけどまだ手元に何もない、という方たちに向けて、幅広く相談の裾野を広げ、ご参画していただくことで、創業人口をさらに増やしていきたいと考えています。
長く相談を続けていると、「知り合いが相談に乗ってもらったと聞いて」と、紹介で来てくださる方もいらっしゃいます。旦那さんのあとに、奥さんが、というように、夫婦で利用されたケースもありますね。
―――相談員の方、気さくで話やすい方が多いと感じます
そうですね、我々は創業をもっと身近に感じてもらいたいと思っています。なるべく視野が狭くならないように、できるだけオープンに、広い視点で相談者がアドバイスを受けられるよう心がけています。「とりあえず興味があるから来てみました」、大歓迎ですよ。
―――不安の大きな資金面の話も、相談できますか?
もちろんです。資金についても、金融機関からの融資だけではなく、今はクラウドファンディングなど、様々な選択肢があります。融資についてのリアルなお話なんかもできるかと思います。
セミナーも年間を通して多数企画しているので、ぜひイベント情報はSNSや当サイトからこまめにチェックしてみてください。
相談窓口のスケジュールは以下に掲載しています。
信州スタートアップステーションウーマン(SSSW)の常駐日カレンダー
ご相談の際は、ご希望日時・場所、ご相談内容、お名前、ご住所(市町村まで)、ご希望の相談員(任意)等の情報をFBメッセンジャー ・メール(shinshuss@tohmatsu.co.jp) ・電話(070-4548-2758)よりご連絡ください。信州スタートアップステーションでお待ちしております!
【SSWコラム】自分のビジネスにキャッチコピーを
県内全エリア

昨年の春から、私は大学のキャリアセンターで週に1回、キャリアアドバイザーをしています。そこでは、「やりたい仕事が見つからない」「就活の進め方がわからない」といった進路相談から、模擬面接やエントリーシートの書き方まで、さまざまな相談に対応しています。
面接は、自分自身のプレゼンテーションの場です。自身の強みや経験を簡潔にアピールし、それを志望理由へとつなげることが求められます。その際に必要なのは、一貫性です。借り物の言葉ではなく、自分の内面から出てくる言葉で語ることで、表現が洗練されていなくても、想いは相手に伝わります。
そんな中、ある県内企業のエントリーシートの設問に感銘を受けました。それは、
「あなたのキャッチフレーズをご記入ください。(20文字以内)」
というもの。
一般的なエントリーシートには「自己PR」という項目がありますが、多くの学生(さらには社会人も含め)にとって、自分の強みを言語化するのは難しい作業で、結果として「主体性」「協調性」「計画性」などのビッグワードが並びがちです。これでは「自己PR」といいながら逆に「自分らしさ」が伝わりにくくなってしまいます。
一方、「キャッチフレーズ」ならば、「他と違う自分の個性」を表現しようとする意識が働きます。
良いキャッチフレーズとは?
キャッチフレーズやコピーにはさまざまな定義がありますが、よく挙げられるポイントは以下の通りです。
簡潔であること
言葉とイメージに一貫性があること
感情に訴求すること
意外性があること
(ちなみに、私の本業は広告代理店の企画職です。一応…)
売りたいもの、知ってもらいたいもの(就活の場合は自分自身ですね)には、キャッチフレーズをつくる。これは当たり前のようでいて、実は強力な武器になります。
【ビジネスにおけるキャッチコピーの重要性】
自分で事業を立ち上げる場合、サービスや商品をターゲットとなる多くの人々に知ってもらうためには「伝える」工夫が必要です。チラシを作ったり、SNSを活用したりといった手法(HOW)に意識が向きがちですが、最も大切なのは、そのサービスや商品の強みや個性、想い(WHY)を簡潔に言葉で表現することです。
事業がスタートする前も、始まった後も、「私のサービス・商品はこういうものです」と何百回、何千回と語る機会があります。その言葉が洗練されていればいるほど、相手に伝わりやすくなります。
プロのコピーライターに依頼するのも一つの方法ですが、商品の生みの親である自分自身が考え抜き、言葉を磨いていく過程には多くの気付きがあります。そのプロセスの中で、メンターに相談しながら壁打ちするのもおすすめです。自分では気づかなかった魅力や特徴が見つかるかもしれません。
ぜひ、みなさんも 自分自身のキャッチコピー、そしてビジネスのキャッチコピーを考えてみてください!
第11回 起業セミナー
県内全エリア


起業、第2創業を目指す方を対象に第11回起業セミナーを開催します。松本信用金庫、商工会議所の支援内容、起業時における副業人材の活用事例、起業された方の体験談など様々なケースをご紹介します。起業前から起業後までの安心のバックアップ体制をご提供します。
詳細情報
第12回 起業セミナー【個別相談会あり】
県内全エリア

今回で12回目になりました!松本信用金庫主催、起業セミナーのご案内です!
創業を考えているけど、
・どんな流れで進めればいいのかわからない・・・
・事業がうまくいくか不安・・・
・創業に必要なお金をどうやって用意しよう・・・
など、創業に関する様々なお悩みを解決致します!!
信用金庫、商工会議所、創業支援ファンド、先輩起業家など、
今年度も様々な機関から講師を招き、創業について多方面からの情報を提供致します。
講義後は各講師へ個別に相談して頂ける「個別相談会」の時間も設けておりますので、
ご自身が抱えていらっしゃるお悩みや課題をピンポイントで解決致します。
お申込みは下記申込みフォームまたは、電話、FAX、メールでも受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
【SSWコラム】女性起業家たちの創業後の次のステージへ向けて〜フリーランス女子のコミュニティ Solo Pro+++(ソロプロ)〜
県内全エリア
創業して事業の流れは作れたものの、激動の時代において世の中の流れは常に変化し、求められるものもアップデートされていきます。一人で事業をやっていく覚悟はちゃんとここにあるけれど、「このままで大丈夫か」との不安は常につきまといます。もっと良いサービスにしたい、もっと自分自身をスキルアップさせたいという成長意欲はあるものの、誰に相談すればよいのかわかりません。相談まではいかなくても、最近考えていることを気軽に話せる場がほしいと感じることもあるでしょう。
事業のことや自分自身のことを、一人で考え行動するには限界があります。だからこそ、気軽に話し合いながら、それぞれの経験を共有し、成功事例や失敗事例から学び合える場が求められています。 こうした想いから、女性起業家5人が「Solo Pro+++」(ソロプロ)という、新しい学び合い・支え合い・応援し合えるコミュニティを立ち上げました。
ただ話してスッキリすることもあれば、お互いのビジネスについて真剣にアイデアを出し合うこともあります。目の前の目標に向けて短期的なスケジュールは立てやすいですが、長期的な目標を定め、そこから細かくブレイクダウンして行動に落とし込むのは一人ではなかなか難しいものです。だからこそ、3年後、5年後、10年後のビジョンを描き、それにつながる目標やタスク、スケジュール、戦略、ライフワークそのものを、経験者同士の対話を通じて見つめ、考え、築いていくことができます。
営業的な売り込みを目的としない異業種間の交流だからこそ、新たな知恵が生まれ、思いがけないコラボレーションの可能性も広がっていきます。こうしたつながりが、未来に向けた新たなステージへ進む力となるのです。



詳細情報
Hello!3biz 小商い 体験ワークショップ~好きなことから地域にいい仕事をつくる~
県内全エリア

■全国で広がる「小商い」アクションを体験しませんか?
小商いは、自分の「好き」から始める小さな仕事づくり。自分ならではのアイデア、仕事、趣味、子育ての経験を全部活かして、自分も家族も地域も幸せになる新しい働き方です。
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あなたも好きを活かして仕事をつくってみませんか?
■イベント概要
<日 時> 2025年3月9日(日) 13:00-15:30
<会 場> シソーラス株式会社 長野市鶴賀権堂町2312-1
※会場に駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
<定 員> 20名(先着順)
<参加費> 無料
<対 象> どなた様も参加OK、お子様連れもOKです(申し込みフォームでの注意点をご確認ください)
<申込み> https://forms.gle/NRaz2BAvDo1HKVuX9
■講師紹介
大平香織
Hello! 3biz 小商い代表、国家資格キャリアコンサルタント
新卒から、転職•就職支援事業に携わり、2019年秋に長野への移住をきっかけに地域で自分の仕事をつくるため「月3万円ビジネス」著者藤村先生主宰「自立共生塾」及びわたしごとJAPAN運用トレーニングを受講する。
2021年「Hello!3biz 小商い」を立ち上げ、約30名の小商いをづくりをサポート。
2児(小4,小5)の母。小布施町在住。
■ワークショップ内容
小商いとは?(レクチャー)
体験ワークショップ
卒業生の体験談
交流会(※希望される方と16時まで)
■こんな方におすすめ
いつかは「好き」をしごとにしたい
自分も家族も大切にしたい
特技や趣味を生かして役に立ちたい
応援しあえる仲間が欲しい
地域にいいことをしたい